プレスリリース
台風で被災した八丈島の「ヘゴの森遊歩道」と「光るキノコの森」を再生|学びの場へ転換するプロジェクト始動

NPO法人八丈島観光レクリエーション研究会(所在地:東京都八丈島八丈町中之郷2749、代表者:山下倫子)は、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」において「八丈島の森を未来へつなぐ ヘゴと光るキノコの再生プロジェクト」を実施しています。2025年10月に直撃した台風22号・23号により甚大な被害を受けた「ヘゴの森遊歩道」と「光るキノコの森」を、単なる復旧ではなく、森の回復過程そのものを学びの場として再生する取り組みです。目標金額4,000,000円を掲げ、2月20日までの支援を募っています。
台風被害からの学びの場へ―八丈島の自然観光資源を次世代につなぐ挑戦
2025年10月、八丈島を直撃した台風22号・23号は、島の豊かな自然環境に甚大な被害をもたらしました。
特に「ヘゴの森遊歩道」では、無数の風倒木が登山道や遊歩道を覆い、尾根道の崩落や土砂流入により、多くのヘゴが埋没しました。同様に「光るキノコの森」でも、ビロウヤシの倒壊や散水用灌水装置の破損などが発生し、観光スポットとしての機能は大きく損なわれています。
これらのフィールドは、単なる観光地にとどまらず、子どもたちの自然体験の場や、研究者による調査・教育のフィールドとしても重要な役割を担ってきました。
NPO法人八丈島観光レクリエーション研究会は、「このままでは八丈島ならではの森の景観と、観光・教育・研究の場が長期的に失われてしまう」という強い危機感を抱いています。
現在、自然フィールドの復旧は十分に進んでおらず、島の重要な観光資源が著しく損なわれた状況が続いています。その影響は、地元ガイドの仕事の減少など、地域経済や人材にも及んでいます。
近年、自然災害による観光資源の喪失は全国的な課題となっており、気候変動の影響も相まって、復旧の難しさは一層増しています。一方で、災害後の生態系の回復過程を学びの機会として活用する「レジリエンス・ツーリズム」という新たな観光の形も注目されています。
本プロジェクトは、こうした時代背景を踏まえ、台風被害を「森の歴史の一部」として捉え直し、安全確保と復旧を両立させながら、森が回復していく過程そのものを体験できるフィールドとして再整備する取り組みです。
森の再生と学びを両立する独自のアプローチ
本プロジェクトの特長は、単に元の姿に戻すのではなく、被害の痕跡を学びの要素として取り入れる点にあります。
被災環境を学びの場へ転換
倒木や崩れた斜面も安全を確保しながら一部残し、森林の自然回復力や遷移を観察できる「生きた教材」として活用します。通常は取り除かれる倒木も、森の生態系における役割を学ぶための重要な要素として再定義されます。観光・教育・研究の融合フィールド
観光客、教育旅行の生徒、研究者が同じフィールドを共有し、それぞれの視点から森の再生を見守り、学び、記録できる環境を構築します。特に子どもたちに向けた「災害後の森の回復力」を体感するプログラムは、環境教育の新たな形を提示します。持続可能な復旧アプローチ
クラウドファンディングで集まった資金は、ヘゴの森における大量倒木の撤去や土砂崩れ箇所の補強工事、光るキノコの森でのビロウ倒木の撤去と植栽、夜間観察エリアの整備など、安全で持続的な利用を可能にするインフラ整備に活用されます。特に光るキノコの生育環境を整えるための灌水装置は、島の貴重な観光資源を守るために不可欠な設備です。
プロジェクト概要
- クラウドファンディング名: 八丈島の森を未来へつなぐ ヘゴと光るキノコの再生プロジェクト
- 実施期間: 2026年1月8日〜2026年2月20日
- 目標金額: 4,000,000円
- URL: https://camp-fire.jp/projects/909029/view
主なリターン内容
・ヘゴの森再生ツアー参加権
台風被害を受けた「ヘゴの森遊歩道」を実際に歩きながら、植物の回復力や森の遷移について、ガイドとともに学ぶ体験型ツアーです。災害から立ち上がる森の姿を、現地で体感していただきます。
・富士箱根伊豆国立公園ガイドツアー参加権
八丈島は富士箱根伊豆国立公園の一部です。同じ公園エリアに属する箱根や富士・青木ヶ原樹海などで実施されるガイドツアーにご参加いただけます。
・Hachijojima手拭い・八丈島型天然砥石などのオリジナルグッズ
光るキノコやヘゴをモチーフにした、注染染めの「Hachijojima手拭い」や、八丈島の天然石から切り出した島の形の天然砥石など、島の自然や文化をデザインに落とし込んだオリジナルグッズをご用意しています。
・八丈島の乳製品セット
同じく台風被害を受けた「八丈島乳業」の乳製品セットです。島の恵みとともに、復興への想いをお届けします。
会社概要
- 法人名: NPO法人八丈島観光レクリエーション研究会
- 代表者: 山下 倫子
- 所在地: 東京都八丈島八丈町中之郷2749
- 設立: 2005年11月
- 事業内容:
- 自然利用ならびに自然保護事業
- 八丈島及び周辺地域の観光資源の発掘、整備、提案事業
- 八丈島の自然体験活動と観光コンテンツの構築
- 発光キノコの供給とPR事業
- ヘゴの森遊歩道の運営と管理
- 八丈サイエンスクラブの運営
- URL: https://hachijo.org/