プレスリリース
E-Grant・タマチャンショップ・x3dの3社が共同で、LLMO領域の実証研究を開始
〜生成AI時代の検索行動とCRM活用を接続する新たなマーケティング支援モデルを構築〜

EC通販CRMツール「うちでのこづち」をはじめとし、総合CRM支援サービスを提供する株式会社E-Grant(東京都品川区 代表取締役:北川 健太郎、向 徹 以下:E-Grant)、オンラインストアを中心に自然派食品ストア「タマチャンショップ」を運営する有限会社九南サービス(本社:宮崎県都城市、代表取締役社長:田中 耕太郎 以下:九南サービス)、人間中心のAIの社会・企業実装を支援し、AI人材育成・AI開発推進支援を行う x3d株式会社(本社:東京都港区、よみ:クロスサード株式会社、代表取締役:武石 幸之助、以:x3d)、の3社は、生成AI時代に対応した通販企業向けの新たなマーケティング支援スキームとして、「LLMO対策」と「CRM活用」を一気通貫で支援する共同実証研究プロジェクトを開始しました。
背景と目的
検索体験が従来のキーワード検索から、生成AIによる自然言語ベースの文脈理解型検索(SGE等)へとシフトする中、企業は「指名検索に頼らない新しい集客導線」への適応を迫られています。

このような文脈で台頭してきたのが、LLMO(Low-Lift Marketing Optimization)です。これは、UGC・レビュー・QA・記事・生成AIコンテンツなどを活用し、低コスト・低工数で非指名キーワードからの流入を実現する新たなマーケティング戦略です。
一方で、LLMO領域で獲得した顧客に対して、LTV最大化に向けたCRMをどう設計するかは、業界的にも確立された知見が乏しいのが現状です。
そこで3社は、「生成AI × 流入最適化 × LTV設計」という視点から、LLMO領域におけるデータ取得・可視化・施策連携のナレッジ化を共同で進めることを決定しました。
プロジェクト概要
今回の実証研究では、以下の体制で支援を実施しています:
【E-Grant】
- クエリ別流入顧客のLTV計測と可視化
- LTVスコアに基づいたCRMセグメント設計、メール・LINE等の施策設計・配信・改善
【九南サービス】
- 企業横断でのデータ設計とPoC環境の提供
- 統合的なLTV評価基盤の開発・整備
【x3d】
- 非指名クエリの構造化、レビュー/記事の自動生成、生成AIによる検索導線の最適化
- LLMO領域での検索体験デザインと集客の支援
3社はこの連携を通じて、集客とCRMを分断させない「一気通貫型のLTVマーケティング」を目指します。
今後の展望
本研究で得られた知見やナレッジは、汎用的な施策テンプレートやダッシュボード設計として整備され、順次他社への実装や提供も視野に入れています。
また、生成AI活用が前提となる新たな購買導線設計と、それに対応するCRM構造の再設計というテーマに対し、業界横断で活用できる知見として継続的に発信・共有してまいります。
用語補足
※LLMO(Low-Lift Marketing Optimization):
検索エンジンやレビュー、生成AIなどの自然言語コンテンツを活用し、低工数・低コストで非指名ワードからの流入を最大化するマーケティング戦略。
本件に関するお問い合わせ先
■株式会社E-Grant
https://www.e-grant.co.jp/
marketing@e-grant.net