プレスリリース
「あなたは集中力が高い人ですか?」実は"集中力"は測定できる? 脳レボ代表・川谷潤太が教える、自分の集中状態を知る方法

「あなたは集中力がない」
もし、誰かからそう言われたら、あなたはどう思うでしょうか。
そもそも、「集中力が高い」「集中力が低い」というのは、何を基準に判断しているのでしょうか。
周囲の人と比べているだけなのか、それとも、集中力には客観的な指標があるのか。
実は、集中力については、脳の状態や課題への取り組み方などから、その状態を測定・評価するためのさまざまな方法があります。
株式会社脳レボ代表の川谷潤太は、これまで企業や学校、スポーツの現場などで「集中力」をテーマに指導を行ってきました。
今回は、川谷氏が過去のコラムで紹介した「集中力の測定方法」について、一般の方にも分かりやすく紹介します。
「ずっと頑張る」だけでは、集中力は続かない
川谷氏自身も、仕事の中で集中力の変化を実感することがあるといいます。
新しい仕事に挑戦するときには、事務所にこもってパソコンと向き合う時間が増える。
しかし、同じ場所で、同じ作業を長時間繰り返していると、どうしても集中が途切れやすくなる。
そこで川谷氏が取り入れているのが、「集中力カード」や「ボール積み」などを使った短時間のリフレッシュです。
一度仕事から意識を切り替えることで、新しい発想が生まれたり、ミスを減らしたりすることにつながるといいます。
つまり、集中力を高めるために重要なのは、単純に「もっと頑張る」ことだけではありません。
自分の集中状態に気づき、意識的に切り替えることも重要です。
では、その「集中状態」は、実際に測ることができるのでしょうか。
スポーツ選手からの素朴な疑問「自分の集中力って、本当に低いんですか?」
あるスポーツ選手から、川谷氏のもとにこんな相談が寄せられました。
「自分は集中力が低いと周りからよく言われます。でも、それは周りの基準ですよね。本当のところ、自分の集中力が高いのか低いのか分かりません。集中力って測定できるんですか?」
これは、スポーツ選手に限った疑問ではありません。
仕事中に集中できない人。
勉強していてもすぐスマートフォンを見てしまう人。
会議中に話を聞き続けることが難しい人。
「集中力がない」と悩んでいる人は、決して少なくありません。
しかし、「集中力がない」という評価だけで、自分の能力を決めつけてしまうのは早いかもしれません。
そこで今回は、集中力を知るための方法を2つ紹介します。
方法1:脳波から集中状態を調べる
集中力を測定する方法の一つとして挙げられるのが、脳波の測定です。
脳波とは、脳の神経細胞の活動に伴って生じる電気的な変化を記録したもの。
脳波にはさまざまな周波数帯があり、リラックスや覚醒、注意などの状態によって、その活動の現れ方が変化します。
そのため、脳波を測定することで、課題に取り組んでいるときの脳の状態を客観的に捉える手がかりになります。
専用の機器を使えば、研究・医療などで用いられる本格的な測定もできますが、近年は比較的簡便に脳波を測定できる機器もあります。
ただし、ここで注意したいのは、「この脳波が出た=集中している」と単純に判断できるわけではないということ。
実際の脳波の分析では、周波数だけでなく、電位や測定条件など、さまざまな要素を考慮する必要があります。
つまり、脳波は集中状態を客観的に考えるための一つの手がかりなのです。
方法2:「カード集中法」で自分の集中状態をチェック
もう一つ、川谷氏が紹介しているのが「カード集中法」です。
これは脳波測定のような機器を使う方法ではなく、より手軽に取り組める方法です。
「カード集中法」では、カードを一定時間見つめた後に生じる「残像」が、どの程度続くのかを一つの目安として確認します。
どれくらい残像を維持できるのか。
その時間を測定することで、自分自身の集中状態を振り返るきっかけにできます。
川谷氏によれば、長時間残像を維持できる人もいれば、短時間で消えてしまう人もいます。
もちろん、こうした方法だけで「集中力」という能力全体を正確に評価できるわけではありません。
しかし、普段は意識することのない自分の「集中状態」を、数字という分かりやすい形で確認できることには意味があります。
「集中力がない」のではなく、自分の状態を知らないだけかもしれない
「自分は集中力がない」
そう思っている人は、一度立ち止まって考えてみる必要があります。
本当に集中力そのものが低いのでしょうか。
それとも、
睡眠不足だった
同じ作業を長時間続けていた
周囲に気が散るものがあった
緊張していた
疲労が蓄積していた
興味の持てない作業だった
など、集中しにくい状態になっていただけなのかもしれません。
集中力は、いつでも一定ではありません。
だからこそ、「自分は集中力がない」と決めつけるのではなく、自分がどんなときに集中でき、どんなときに集中できなくなるのかを知ることが重要です。
集中力を知ることは、自分の能力を知ること
仕事でも、勉強でも、スポーツでも、能力を発揮するためには「集中」が重要な役割を果たします。
しかし、集中力は目に見えにくいものです。
「今日は集中できた」
「今日は全然集中できなかった」
という感覚だけで判断するのではなく、何らかの方法で自分の状態を確認してみる。
そうすることで、「自分はどんな環境なら集中しやすいのか」「どんなときに集中が途切れるのか」といった、自分自身の特徴が見えてくる可能性があります。
そして、集中できる条件が分かれば、その環境を意識的につくることもできます。
集中力を高める第一歩は、自分の集中状態を知ることなのかもしれません。
次回は「集中状態チェック表」を紹介
今回は、集中力を知る方法として、
①脳波による測定
②カード集中法
の2つを紹介しました。
では、機器もカードも使わず、もっと身近な方法で「自分が今、集中できている状態なのか」をチェックするにはどうすればいいのでしょうか。
別で、川谷氏が紹介する3つ目の方法、「集中状態チェック表」について解説します。
「最近、集中力が落ちてきた気がする」
「仕事や勉強に集中できない」
「本番で力を発揮できない」
そんな方は、ぜひ次チェックしてみてください。
株式会社脳レボについて
株式会社脳レボは、「潜在脳力」をテーマに、企業・学校・スポーツチームなどを対象とした講演、研修、教育活動を行っています。
代表の川谷潤太は、集中力、モチベーション、チームワーク、意識改革、リーダーシップなどをテーマに、人が持つ能力をより発揮しやすくするための考え方や方法を発信しています。
日常生活や仕事、スポーツなど、さまざまな場面で「もっと自分の力を発揮したい」と考える人に向けて、脳の使い方という視点から情報を提供しています。
監修者:川谷 潤太(かわたに じゅんた)
株式会社脳レボ 代表取締役
https://nourevo.co.jp/
大手学習塾にて最年少校長、全国塾講師No.1を獲得。その後、高校でスポーツメンタル指導を行い、多くの部活を地区優勝や世界一へ導く。2019年に株式会社脳レボを創設。脳科学や大脳生理学、バイオフィードバック工学をベースとした実践的手法で、オリンピック選手から企業、教育現場まで幅広く指導。9年間で1,600回以上の講演や研修を行い、受講者は15万名を突破している。