報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年3月17日 10:00
    森と暮らす株式会社

    新潟・小国の豪雪山村に 超没入型田舎宿「縁和」(Entowa/えんとわ)が生まれます。

    「生きていていい」と思える旅へ。

     ▲ 朝の光の中、2m超の雪に埋もれた田園と遠景の里山
    ▲ 朝の光の中、2m超の雪に埋もれた田園と遠景の里山

    都市で暮らす人々は、いつからか疲れている。評価・効率・成果——常に何かを証明し続ける生活の中で、「ただ生きていていい」という感覚が薄れていく。
    新潟県長岡市小国地域。三方を山に抱かれた豪雪の山村。人口減少と高齢化が進むこの町で、一軒の空き家が目を覚まそうとしている。


    森と暮らす株式会社は、小国の未来を描く構想「ONE OGUNI 構想」から生まれた。その構想を地域の現場で推進してきたおぐに未来デザイン研究所(ミラデ)の事業執行会社として、2025年8月に設立されたばかりの会社である。その事業は、「空き家活用」「移住促進・定着」「起業家育成・支援」「地域内外連携」「暮らしのエネルギー」という5つの柱が互いに絡み合うプラットフォーム構造になっている。どれか一つが動けば、他の四つも連動して動き出す——そういう設計だ。


    そのプラットフォームの最初の歯車として動き出したのが、空き家活用事業である。現在、空き家を「壊さず、活かす」ための独自スキームを開発・展開している。通常、空き家を解体すれば300万円前後の費用がかかる。このスキームでは、その半額程度を引き取り費用の目安として家主に負担いただくことで、森と暮らす株式会社が名義ごと空き家を引き取り、リノベーションして地域に還元する。家主は「解体より安く、壊さずに家の未来と想いを託せる」。それがこの仕組み「空き家継承スキーム」の核心である。

    空き家継承スキーム
    空き家継承スキーム

    複数の空き家をこの形で取得し、地域全体を分散型宿泊施設(民泊村)として再生する計画で、今年度は6棟の取得を目標に掲げている。


    そのうちの1棟を特別な宿として——江戸時代から続く家系の昭和36年築・旧今井邸を再生し、1日1組限定の超没入型田舎宿「縁和(えんとわ)」を開業するためのクラウドファンディングを、現在CAMPFIREにて実施中です。
    https://camp-fire.jp/projects/896542/view(2026年4月末まで)


    プロジェクト概要 Project Overview

    クラウドファンディングの概要
    クラウドファンディングの概要

    「縁和(えんとわ)」とは何か What is ENTOWA?

    「縁和(えんとわ)」は、観光宿ではない。山間農家の暮らしを丸ごと体験する、「体感する思想」の場所である。1日1組限定という徹底した没入環境の中で、収穫・調理・雪堀・薪割りを通じて、都市では失われた感覚を取り戻す旅を提供する。

    宿の名「縁和」(えんとわ)には、自然・人・暮らしの「縁」が結ばれ、「和」が生まれるという意味が込められている。

    ▲旧今井邸(小栗山集落)—縁和の舞台となる空き家。
    ▲旧今井邸(小栗山集落)—縁和の舞台となる空き家。
    ▲蚕部屋の丸太梁—幾重にも渡る梁に、         家の記憶が 刻まれている。
    ▲蚕部屋の丸太梁—幾重にも渡る梁に、         家の記憶が 刻まれている。
    ▲ キリサワベースでのミラデ(おぐに未来デザイン研究所)会議。                        移住者と地元有志が円座を組み、夜遅くまで小国の未来を語り合う。
    ▲ キリサワベースでのミラデ(おぐに未来デザイン研究所)会議。                        移住者と地元有志が円座を組み、夜遅くまで小国の未来を語り合う。

    体験の骨格:
    ● 雪堀・薪割り・農作業——自然と身体が対話する労働
    ● 囲炉裏・焚き火——火を囲む原初的な時間
    ● 地域食材を収穫から調理まで一貫体験
    ● 地元の人々との交流——生存から生まれた共同体との接触
    ● 森の静寂——思考が内側へ向かう時間


    「縁和(えんとわ)」が生まれた思想的背景 Philosophical Foundation

    縁和(えんとわ)の誕生は、偶然ではない。小国町を舞台にした長い対話から育った「森と暮らす哲学」という思想体系が、この宿の根底に流れている。

    都市では人は常に「役に立つから存在していい」という状態に置かれる。しかし森は、成功しても失敗しても、何者でなくても、同じ空気を与える。雪も、火も、土も、存在を条件付きで評価しない。
    この体験が人の内側で何を起こすか。小国の土地構造——豪雪・森・身体労働・共同体——が、それを自然に実現する。訪問者は気づけば、理由のわからない涙とともに「生きていていい」という感覚を取り戻す。「縁和(えんとわ)」はこの思想の「入口」である。宿に泊まることで、客は思想を頭で学ぶのではなく、身体で理解する。これは観光の再定義である。


    移住者が経営者になるモデル Sustainable Regional Economy

    「縁和(えんとわ)」が体現するのは、宿泊体験だけではない。地方の根本課題——「移住者が定着できる経済基盤がない」という問題への、具体的な解答でもある。
    仕組みの骨格:
     ・空き家を「解体でも放棄でもない第三の選択肢」で活用
     ・移住者が宿の運営経験を積み、段階的に経営者へと成長
     ・地域内で生まれた収益が人材育成と次の空き家活用に還流
     ・持続可能な地域経済モデルとして、小国から全国へ展開

    背景には、小国の深刻な現実がある。数年前、出生数はわずか2人まで落ち込んだ(現在は10人)。人口減少・高齢化・空き家の増加——この課題に「ビジネスベース」で取り組む意志が、このプロジェクトを他の地域活動と分けるものである。

     ▲ キリサワベースのウッドデッキから望む小国の秋。山と田園が広がる、穏やかな時間が流れる場所。
    ▲ キリサワベースのウッドデッキから望む小国の秋。山と田園が広がる、穏やかな時間が流れる場所。

    ONE OGUNI PROJECT という大きな構想 The Vision

    「縁和(えんとわ)」は、より大きな構想「ONE OGUNI PROJECT」の中核事業のひとつである。ONE OGUNI PROJECTとは——小国という町全体をひとつの「思想の場所」として再定義し、地域のあらゆる主体が連携して持続可能な地域経済を実現する長期ビジョンである。
    ビジョンの三層構造:
     ・生活(リアル)——豪雪・農業・共同体という地方のリアルが思想の土台
     ・思想(哲学)——「森と暮らす哲学」による存在肯定の体験設計
     ・物語(ブランド)——小国という固有の舞台が世界に語りうる物語になる
    「縁和(えんとわ)」の開業は、このビジョンが「思想」から「実装」へと踏み出す最初の一歩である。

    ▲企画立案ワークショップ(キリサワベース)
    ▲企画立案ワークショップ(キリサワベース)
    ▲地域の夏まつりに参加するミラデメンバー。       地域に根ざした活動の広がりを示す。
    ▲地域の夏まつりに参加するミラデメンバー。       地域に根ざした活動の広がりを示す。

    ラウドファンディング詳細 Crowdfunding Details

    クラウドファンディングの詳細
    クラウドファンディングの詳細

    ▶ リターンには、
     ・小説文による裏側の面白エピソード
     ・おぐにの玉手箱 小国の5集落の山育お米食べ比べセット
     ・職業見学体験プラン 地方での暮らし実体験+宿泊・飲食クーポン
     ・プレオープンツアー 店舗のこだわりやエピソードを建築家青柳氏による解説付きツアー
     ・会社代表と巡る小国ツアー モリクラ社長陣が解説する特有の文化や歴史背景を知る体験ツアー
     など、詳細はCAMPFIREページにてご確認ください。


    会社・組織概要 About

    ■ 森と暮らす株式会社
    新潟県長岡市小国町を拠点に設立。空き家活用・移住促進・地域ブランディングを柱に、ONE OGUNI PROJECTを推進。山口育英奨学会の支援を受け、持続可能な地域経済モデルの構築に取り組む。


    ■ おぐに未来デザイン研究所(ミラデ)
    2023年10月設立。「わくわくドキドキする未来をデザインする」をコンセプトに、移住者と地元有志が集い、地域のシンクタンクとして活動。ONE OGUNI PROJECTの母体組織。
    https://www.kirisawabase.site/mirade


    ■ 山口育英奨学会
    明治期に小国の経済を立て直した山口権三郎の遺志を継ぐ公益財団法人。地域への奨学金・助成活動を継続しており、本プロジェクトの設立支援・後ろ盾として協力。
    https://yamaguchi-esf.or.jp/


    ▲ 山口育英奨学会との連携が決まった夜、町内唯一のスナックに集まったミラデメンバー。「難所をひとつ越えた」——喜びと覚悟が入り混じる一夜。
    ▲ 山口育英奨学会との連携が決まった夜、町内唯一のスナックに集まったミラデメンバー。「難所をひとつ越えた」——喜びと覚悟が入り混じる一夜。

    本プレスリリースに関するお問い合わせ・取材申し込みは下記までお願いいたします。

    森と暮らす株式会社 広報担当(KIRISAWA:BASE内)堀江謙仁
    〒949-5212 新潟県長岡市小国町桐沢2014番地1
    TEL:080-3547-9466  E-mail:horiekent@kiss-cafe.jp