プレスリリース
Nuvoton Gerda(TM) ICとQt for MCUs、 外付けメモリ不要で低コストかつリッチな ユーザーインターフェースを実現
車載および家電向けHMIソリューションにおいて、外付けメモリを必要とせず、 豊かなグラフィックスと滑らかな操作性を実現するとともに、 システムコストと開発負担の低減に貢献
日本 京都府 / フィンランド エスポー、 - ヌヴォトン テクノロジージャパン株式会社(NTCJ)( https://www.nuvoton.co.jp/ )とQt Group(Nasdaq Helsinki: QTCOM)( https://www.qt.io/ja-jp )は本日、外付けメモリなしでリッチなGUI(Graphical User Interface)を実現するHMI(Human Machine Interface)コントローラープラットフォーム「Gerda(TM)」が、Qt for MCUsのサポート対象ハードウェアに加わったことを共同で発表しました。この組み合わせにより、自動車や二輪車のインストルメントクラスターやHUD(Head-Up Display)から家電の表示パネルまで、量産市場で求められるコスト要件を満たしながら、豊かなグラフィックス、滑らかなアニメーション、反応のよいタッチ操作を実現します。

Nuvoton Gerda(TM) IC と Qt for MCUsで動作する、車載インストルメントクラスター(左)と家電向け洗濯機UI(右)のデモ
Qt for MCUsが備える豊富なコンポーネントライブラリ、高度なグラフィックスエンジン、柔軟な開発環境により、開発者は視覚的に豊かで直感的なHMIを効率よく開発できます。Gerda(TM)上でQt for MCUsを動作させることにより、高解像度グラフィックス、滑らかなアニメーション、反応のよいタッチ操作を外付けメモリ不要で実現し、優れたユーザー体験を提供します。この特長は、SDV(Software-Defined Vehicles)の普及に伴いユーザー体験への要求が高まる中で、メモリコストの抑制やOTA(Over-The-Air)アップデート機能への対応が求められる現在、ますます重要になっています。
1.メモリ効率を最大化し、システムコストを低減
Gerda(TM)は大容量の内蔵RAMに加え、ディスプレイ・通信・制御向けのインターフェースを豊富に備えており、外付けメモリを必要としないスタンドアロンのHMIシステムを構成できます。さらに、Qt for MCUsの高度なグラフィックス最適化技術とGerda(TM)のテクスチャ圧縮機能を組み合わせることで、GUIのメモリ使用量を削減します。その結果、部品点数の削減とシステム全体のコスト低減を実現し、特に量産製品において大きなメリットを提供します。
2.OTAによる柔軟で安全なGUIアップデート
SDVの普及に伴い、コネクテッド家電や二輪車においても、OTAによる機能追加やGUI更新が標準的な機能となりつつあります。Qt for MCUsの開発環境とGerda(TM)のセキュリティ機能により、安全かつ効率的なアップデートが可能となり、製品出荷後も長期にわたって、インターフェースの変更や機能の追加に対応できます。
3.デザインから量産までを加速
Qt for MCUsの統合開発環境、すぐに使えるGUIコンポーネント、直感的な言語であるQML、シミュレーション、エージェンティックAIスキルにより、デザインチームとソフトウェアチームの連携がスムーズになり、設計から実装、検証までのワークフローが効率化します。Gerda(TM)と組み合わせることでGUI開発の複雑さが軽減され、信頼性の高いアプリケーションをより短期間・低コストで開発できます。
「ユーザー体験の質は、今日の製品を差別化するうえで重要な要素となっています。Gerda(TM)とQt for MCUsの組み合わせにより、性能、メモリ効率、システムコストのバランスを保ちながら、優れたグラフィカルユーザー体験を実現できます。」
― 金久保 圭秀 ヌヴォトン テクノロジージャパン株式会社
バッテリー・オートモーティブビジネスグループ ビジネスグループ長
「これまで、マイコンの選択は、使って楽しいインターフェースか、製品が負担できるシステムコストかの二者択一でした。そのトレードオフをなくすことが、私たちの目指してきたことです。Nuvotonとの協業により、ユーザーがすでに期待しているレベルのインターフェースを、量産向けの価格帯のハードウェアで実現できるようになります。」
― ミケーレ・ロッシ Qt Group Qt MCUs プロダクトマネジメント ディレクター
提供開始と展示
Qt for MCUsのNuvoton Gerda(TM)ファミリーへの対応は、本日より提供しています。Nuvotonは、2026年11月10日~13日にドイツ・ミュンヘンのメッセ・ミュンヘン(Trade Fair Center Messe Munchen)で開催されるelectronica 2026のB5ホール(ブース番号 360)にて、Gerda(TM) ハードウェア上で動作するQtベースのインターフェースを実機でデモンストレーションします。
【Nuvotonについて】
ヌヴォトン テクノロジージャパン株式会社(NTCJ)は、2020年にNuvotonグループに加わりました。グローバルな半導体専業メーカーとして、創業以来60年以上にわたり培ってきた技術と多様な製品、そしてそれらを最適に組み合わせたソリューションを提供しています。お客さまやパートナーとの関係を大切にし、期待を超える付加価値をお届けすることで、社会や産業、人々の暮らしにおけるさまざまな課題を解決するグローバルソリューションカンパニーとして事業を展開しています。詳細は https://www.nuvoton.co.jp/en/ をご覧ください。
【Qt Groupについて】
Qt Group(Nasdaq Helsinki:QTCOM)はグローバルなソフトウェア企業です。産業界のリーダーと150万人を超える世界中の開発者が信頼を置き、ユーザーに愛されるアプリケーションやスマートデバイスを作成しています。UIデザインから、ソフトウェア開発、組込みシステムの最適化、そして品質管理まで、製品開発サイクル全体を通してお客様の生産性向上を支援します。Qt Groupのお客様は70以上の業界で180か国以上に広がっています。Qt Groupの従業員数は約1100名、2025年の売り上げは2億1630万ユーロでした。
公式ホームページ: https://www.qt.io/ja-jp/