報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年10月16日 10:00
    KYOTO Leather株式会社

    京都の伝統技法を施したレザーの羽織がパリへ  KYOTO Leather、ショーで全8ルックを披露

    ~京友禅・箔・藍染・墨流しで表現する「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」~

    KYOTO Leather株式会社(本社:京都市東山区、代表取締役:田尻敏寛)は、2026年10月7日、パリ・ファッションウィークに併せて開催された「Flying Solo Runway Show」(会場:Hotel Le Marois)にて、コレクション「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」を発表いたしました。着物の羽織に着想を得たレザーの羽織を中心に、友禅・箔・藍染・墨流しといった京都の伝統技法を施したレザーウェアとバッグを組み合わせ、全8ルックを披露いたしました。


    龍文様の白い羽織。雲文様の縁取りが襟元から裾へと続く。合わせたのは、レザーに和紙を施したバッグ

    龍文様の白い羽織。雲文様の縁取りが襟元から裾へと続く。合わせたのは、レザーに和紙を施したバッグ


    ■シャンゼリゼ通りにほど近い、歴史ある館で

    会場のHotel Le Marois(オテル・ル・マロワ)は、金の装飾と大理石の暖炉が残る歴史ある建物です。そのサロンで、多くの観客に迎えられながらショーを開催いたしました。



    ■コンセプト「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」

    京都の伝統技法を施したレザーを、旅の途中にいる身体が纏う。ジム・ジャームッシュやヴィム・ヴェンダースの映画に流れる「間」や余白、不在の気配をスタイリングに映し、古典を携えて現代の都市を歩く人物像を描きました。

    コレクションは「継承」と「移動」の二つの章で構成しています。丈の長い羽織で始まり、軽やかなジャケットとミニスカートへ移り、最後は大判のレザーで身を包む。旅立ちと帰還を思わせる流れです。すべてのルックに共通する白足袋と厚底の草履は、旅をし続ける身体の象徴です。レザー製の厚底草履も、すべて日本国内で製作したKYOTO Leatherのオリジナルです。


    Chapter 1|継承 ― 羽織

    着物の羽織に着想を得た、丈の長いレザーの羽織が主役です。京友禅をはじめとする加工を施したレザーで、グリーン、ブルー、龍文様の白、ブラックの4着を仕立て上げました。白いTシャツにロングスカートやワイドパンツを合わせて余白を大きくとり、ボックス型やボストン型のバッグを旅の道具として添えています。古典の衣を、現代の日常の装いへと翻訳する章です。

    なかでも、染色作家・伊砂正幸氏の作品をもとにしたグリーンの一着は、緑から青へと移ろう色彩をレザーの上に映し出しています。この羽織は、2026年11月7日・8日に京都迎賓館で開催される内閣府「JAPAN SUI COLLECTION」にも出展いたします。


    ブラックの羽織に、トワル・ド・ジュイ調のスカーフとワイドパンツ

    ブラックの羽織に、トワル・ド・ジュイ調のスカーフとワイドパンツ


    Chapter 2|移動 ― ジャケットとスカート

    箔・藍染・墨流しを施したレザージャケットに、ミニスカートやプリーツスカートを合わせました。斜めがけのポシェットを添え、都市を軽やかに移動する身体を描きました。肩に掛け、腕に携える大判のレザー「レザーラッピング」は、Chapter 1のロングシルエットと呼応し、トランクや風呂敷のように記憶を包むものとして登場します。伝統技法を街へと連れ出す、旅立ちの章です。


    藍染のレザージャケットにプリーツスカート。肩には大判のレザーラッピング

    藍染のレザージャケットにプリーツスカート。肩には大判のレザーラッピング


    ■いのちを余すことなく生かすレザー

    KYOTO Leatherは、日々の食卓を支える食肉加工の過程で生じる牛皮を活用した革に、京都の伝統工芸の技を宿らせてきました。加工に刻まれた時間を「過去の記憶」として纏う。それが、コレクションの題「纏う記憶」に込めた考えです。



    ■代表コメント

    「京都の職人たちが受け継いできた友禅や箔、藍染、墨流しの技を、レザーという素材に託す。私たちはデザイナーというより、職人の技と素材のあいだに立つ“翻訳者”でありたいと考えてきました。京都を皮切りに、東京、そしてパリと、これまで手掛けてきたアイテムを披露してまいりました。パリの歴史ある館を羽織やジャケットが歩く姿を目にし、京都で生まれたものづくりが国境を越えて伝わっていく、確かな手応えを感じています。この経験を、11月に南青山で開設予定のサロンへとつなげ、日本の手仕事の価値を世界へ届けてまいります。」



    ■今後の展開

    ●2026年11月:東京・南青山に KYOTO Leather Salon をオープン予定



    ■出展概要

    イベント  : Flying Solo Runway Show

            (パリ・ファッションウィークに併せて開催)

    日程    : 2026年10月7日

    会場    : Hotel Le Marois(フランス・パリ)

    コレクション: 「旅をし続ける美 ─ 纏う記憶」全8ルック

            (Chapter 1 継承/Chapter 2 移動)