報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年10月13日 11:30
    株式会社プチリアン

    「ワンちゃんも家族の一員」 ミツカンが専門家とドッグフードを開発した理由とは  新ペットフードブランド「わんこのほんと」 ローンチ発表会のレポートを公開

    株式会社プチリアン(所在地:東京都中央区、代表:菊池智子)は、2026年10月5日に東京都江東区のHOT DOG TOWN Ariakeで開催された、ミツカンの新ペットフードブランド「わんこのほんと」のローンチ発表会を取材しました。

    開発に携わった3者のトークや商品紹介を通じて、ペットフード開発の背景と、おいしさ・健康へのこだわりを紹介します。


    ブランド公式ストア:Amazon「わんこのほんと」公式ストア

    https://www.amazon.co.jp/stores/page/D9231E04-6525-4434-B2DB-4EAF4315273E


    ~ 新ペットフードブランド「わんこのほんと」ローンチ発表会レポート ~

    ~ 新ペットフードブランド「わんこのほんと」ローンチ発表会レポート ~


    ワンちゃんのしーくんとティップくんも登場しました。


    ワンちゃんのしーくんとティップくんも登場しました

    ワンちゃんのしーくんとティップくんも登場しました


    お酢やぽん酢、鍋つゆでおなじみのミツカンが、なぜワンちゃんのごはんをつくるのか。その出発点にあったのは、「ワンちゃんも家族の一員」という思いです。3者の話から、新ブランドに込めた思いと、味づくりの工夫をたどります。



    ■開催概要

    イベント名:新ペットフードブランド「わんこのほんと」ローンチ発表会

    日時   :2026年10月5日(月)14:00~15:00

    会場   :HOT DOG TOWN Ariake

          (東京都江東区有明・livedoor URBAN SPORTS PARK内)

    登壇者  :○石垣浩司氏

           (株式会社Mizkan 執行役員 CINO)

          ○菰方順子氏

           (ベストアメニティ株式会社 アニマル・ワン事業部 代表取締役社長)

          ○栃尾巧氏

           (株式会社BIOSIS Lab. 代表取締役社長 兼 藤田医科大学教授)

    内容   :開発背景や商品に込めた思い、

          愛犬の食・健康に関するトークセッション、

          新商品の紹介・香り体験、ワンちゃんによる実食・撮影


    お酢やぽん酢、鍋つゆでおなじみのミツカンが、なぜワンちゃんのごはんをつくるのか。その出発点にあったのは、「ワンちゃんも家族の一員」という思いです

    お酢やぽん酢、鍋つゆでおなじみのミツカンが、なぜワンちゃんのごはんをつくるのか。その出発点にあったのは、「ワンちゃんも家族の一員」という思いです


    ■ワンちゃんのごはんも「家族のごはん」

    「なんでミツカンがペットフードなのかっていうこと、結構疑問だと思うんですけど」

    石垣さんの話は、多くの人が感じそうな疑問から始まりました。

    家族においしさや健康、食べる楽しさを届けてきたミツカン。社内では、ワンちゃんと暮らす家庭にとっての「家族」を考えた時、その思いをワンちゃんにまで届けられているのか、という議論があったそうです。

    人と同じ家で暮らし、家族同然に過ごすワンちゃんたち。そのごはんにも向き合うことが、これからの家族の食卓に向き合うことになる。そんな考えから、ペットフードへの参入を決めました。

    「ワンちゃんは家族と一緒っていう考え方がスタートラインに立ってました」

    石垣さんのこの言葉を聞くと、意外に感じたミツカンの挑戦が、身近な話に思えてきます。


    石垣さん「ワンちゃんは家族と一緒っていう考え方がスタートラインに立ってました」

    石垣さん「ワンちゃんは家族と一緒っていう考え方がスタートラインに立ってました」


    配布資料によると、2025年の国内の犬・猫の飼育頭数は合計約1,567万頭。2026年4月1日時点の15歳未満の子どもの数、1,329万人を上回ります。

    家族の形が変わる中で、人の食品づくりで培った技術や考え方を、ワンちゃんのごはんにも活かそうとしたのです。

    ミツカンの強みとして「220年余」の歴史、「発酵・醸造」の技術、「だし」が紹介されました。家族の食卓で積み重ねてきたものが、ワンちゃんの一皿につながっています。


    ミツカンの強みとして「220年余」の歴史、「発酵・醸造」の技術、「だし」が紹介されました。家族の食卓で積み重ねてきたものが、ワンちゃんの一皿につながっています

    ミツカンの強みとして「220年余」の歴史、「発酵・醸造」の技術、「だし」が紹介されました。家族の食卓で積み重ねてきたものが、ワンちゃんの一皿につながっています


    登壇した菰方さんも、自宅で3匹のワンちゃんと暮らす愛犬家。週末には息子さんのワンちゃん2匹も加わり、5匹で「わちゃわちゃ過ごしてます」と話していました。司会が「幼稚園みたいですね」と返す場面もあり、家族としてのワンちゃんの存在が、登壇者の日常からも伝わってきました。


    菰方さんも、自宅で3匹のワンちゃんと暮らす愛犬家。週末には息子さんのワンちゃん2匹も加わり、5匹で「わちゃわちゃ過ごしてます」

    菰方さんも、自宅で3匹のワンちゃんと暮らす愛犬家。週末には息子さんのワンちゃん2匹も加わり、5匹で「わちゃわちゃ過ごしてます」


    ■何をめざすブランドなの?「ワンちゃんが主語」の、こころとからだにおいしいごはん

    ワンちゃんを家族として考えるなら、どんなごはんを届けるのか。「わんこのほんと」が掲げるのは、「こころとからだにおいしいごはん」です。

    開発の中心に置いたのは、食べる本人であるワンちゃん。飼い主がよさそうだと思うだけでなく、ワンちゃん自身は何を好み、どんな状態で暮らしているのかを考えたといいます。


    栃尾さんが示したのは、「主語を『ヒト』から『動物』へ」という考え方。「その子自身が快く生きている」ことを中心に、食を考えるという提案です。


    栃尾さんが示したのは、「主語を『ヒト』から『動物』へ」という考え方

    栃尾さんが示したのは、「主語を『ヒト』から『動物』へ」という考え方


    栃尾さんは、人の思いでつくられた商品やサービスが多い中、ワンちゃんを主語にしたものづくりに関心を持ったと説明しました。ごはんを入口に、ワンちゃんと人がともに暮らす社会を考える。その発想にひかれ、研究面から開発に加わったそうです。

    ワンちゃん自身が毎日を心地よく過ごし、家族と楽しみを分かち合う。その幸せが、ワンちゃんと暮らしていない人も含めた社会へ広がっていく。そんなブランドのめざす姿も紹介されました。


    栃尾さんは、人の思いでつくられた商品やサービスが多い中、ワンちゃんを主語にしたものづくりに関心を持ったと説明しました

    栃尾さんは、人の思いでつくられた商品やサービスが多い中、ワンちゃんを主語にしたものづくりに関心を持ったと説明しました


    ミツカンにとって、ペットフードづくりは初めての分野。石垣さんは「実はめちゃめちゃ素人」と率直に話しました。だからこそ、人向けの商品を開発する時と同じように、ワンちゃんがおいしいと感じるものや、暮らしの中で抱える困りごとから調べていきました。

    その思いを形にするために、ミツカンの味づくりに、BIOSIS Lab.の腸内環境研究、アニマル・ワンのペットフード開発・製造の知見を組み合わせています。


    菰方さんが語った言葉も印象的でした。

    「ワンちゃんが自分で財布を持って買いに行けるわけじゃない」


    菰方さんが語った言葉も印象的でした。 「ワンちゃんが自分で財布を持って買いに行けるわけじゃない」

    菰方さんが語った言葉も印象的でした。 「ワンちゃんが自分で財布を持って買いに行けるわけじゃない」


    人は日によって食事を変えますが、ワンちゃんは毎日同じフードを食べることが多く、そのごはんから体がつくられていく。だから、飼い主にはフードを選び抜いてほしい。ワンちゃんを主語にするという考えは、私たちが毎日のごはんを選ぶ時にもつながる話でした。



    ■なぜおいしいの?「だしの香り」と「動物行動学」で、ワンちゃんの好みを探る

    ワンちゃんにとってのおいしさを、どう確かめるのでしょうか。ここで登場するのが、ミツカンらしい「だしの香り」と、ワンちゃんの行動を読み解く「動物行動学」です。

    会場では、開発中の嗜好性試験の映像が紹介されました。並べられたフードをワンちゃんが食べ比べる様子に合わせて、石垣さんが説明。どちらを先に食べるのか、どんな食べ方をするのかを、動物行動学の専門家と一緒に観察してきたそうです。


    「だしの香り」と「動物行動学」で、ワンちゃんの好みを探る

    「だしの香り」と「動物行動学」で、ワンちゃんの好みを探る


    ワンちゃんの反応から好みを探り、好まれたフードにどんな香りの成分が含まれるのかを分析。その結果を商品設計に戻していきます。

    開発では、かつお節やまぐろ節など複数の魚節を使って、ワンちゃんの好みを調べました。専用の分析装置GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)で香りの成分も分析し、ワンちゃんが好む香りや苦手な香りを調べて、素材選びに活かしています。人が「おいしそう」と感じる香りを、そのままワンちゃんに当てはめたわけではないのです。


    専用の分析装置GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)で香りの成分も分析し、ワンちゃんが好む香りや苦手な香りを調べて、素材選びに活かしています

    専用の分析装置GC-MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)で香りの成分も分析し、ワンちゃんが好む香りや苦手な香りを調べて、素材選びに活かしています


    会場では記者にもドライフードとあんかけのサンプルが配られ、「ぜひ香りを嗅いでみてください」と案内されました。


    会場では記者にもドライフードとあんかけのサンプルが配られ、「ぜひ香りを嗅いでみてください」と案内されました

    会場では記者にもドライフードとあんかけのサンプルが配られ、「ぜひ香りを嗅いでみてください」と案内されました


    質疑応答では、「香りもすごくすごく良かった」と話す記者から、触った感じの違いについても質問が。菰方さんは、香料を使わず、選び抜いたかつお節を使っていることや、表面をオイルでコーティングしていないことを説明しました。


    食感にも工夫があります。大麦と玄米を中心に雑穀を使い、大麦を入れることでサクサクした食感を出しているそうです。


    ワンちゃんのごはんを楽しくする提案として紹介されたのが、「だし香るあんかけ 牛だし/鶏だし仕立て」。いつものフードにかけて香りを変える、ワンちゃんのための「味変」です。


    ジュレ状のあんかけがフードにどのくらい広がるか、食べる時にひげにつきにくいか。栃尾さんによると、そんなところまで研究しているといいます。香りを変える楽しさと、ワンちゃんが食べやすい形の両方を考えた商品です。


    ジュレ状のあんかけがフードにどのくらい広がるか、食べる時にひげにつきにくいか。そんなところまで研究しているそうです

    ジュレ状のあんかけがフードにどのくらい広がるか、食べる時にひげにつきにくいか。そんなところまで研究しているそうです


    しーくんとティップくんの実食撮影の時間も設けられました。開発の話を聞き、記者自身も香りを確かめた後で、今度はワンちゃんたちが食べる番。食べる本人を中心に据えたブランドらしいプログラムです。


    しーくんとティップくんの実食撮影の時間も設けられました

    しーくんとティップくんの実食撮影の時間も設けられました


    ■なぜ心までケアするの?鍵になるのは「腸と脳のつながり」

    おいしさへの工夫とともに、もう一つ気になったのが「こころ」の健康です。ごはんと心には、どんな関係があるのでしょうか。

    栃尾さんが紹介したのは、腸と脳が互いに影響し合う「腸脳相関」という考え方。人だけでなく、ワンちゃんでも腸内環境と行動との関係について研究が進んでいるそうです。腸と脳、心や行動のつながりを図で紹介。不安や攻撃性が強いワンちゃんでは、腸内細菌のバランスに違いがあることがわかってきたと説明されました。


    栃尾さんが紹介したのは、腸と脳が互いに影響し合う「腸脳相関」という考え方

    栃尾さんが紹介したのは、腸と脳が互いに影響し合う「腸脳相関」という考え方


    研究の一例として紹介されたのが、攻撃行動の既往があるワンちゃんに、発酵性食物繊維のケストースを60日間与えた検証です。腸内細菌の構成がおだやかなワンちゃんに近づき、知らないワンちゃんや人への攻撃性スコアも低下したと報告されています。

    ※この研究は小規模な探索的研究で、因果関係は今後の検証課題です。


    動物における行動検証

    動物における行動検証


    ■しっぽを追ってクルクル。そのしぐさに、ストレスが隠れていることも

    自分のしっぽを追いかけて、クルクル回るワンちゃん。かわいらしく見えるこのしぐさは「尾追い行動」と呼ばれ、不安やストレスが背景にある場合もあります。しぐさの見た目だけでは、ワンちゃんの気持ちはわからないのです。

    発表会でも、菰方さんが、かわいらしく見える行動にも別の意味があることに触れ、栃尾さんが人が愛らしいと感じる行動でも、ストレスが原因である可能性があると説明しました。


    栃尾さんが人が愛らしいと感じる行動でも、ストレスが原因である可能性があると説明しました

    栃尾さんが人が愛らしいと感じる行動でも、ストレスが原因である可能性があると説明しました


    石垣さんも、人と暮らすワンちゃんが、飼い主といつも一緒にいられるわけではなく、ストレスを抱えることがあると知ったと話しました。

    ワンちゃんを家族として迎える中で、そうした負担に毎日のごはんから向き合えないか。そんな考えから、栃尾さんと健康面の設計を進めたそうです。

    ドライフードには「ケストース」「アガロオリゴ糖」「乳酸菌」を配合。毎日のごはんを通じて腸内フローラを整え、ワンちゃんの体と心の健康を支えることをめざしています。ブランドでは、この考え方を「ほんとの腸活」と呼んでいます。


    栃尾さんは、ワンちゃんと人との関係について、「飼う」から「共に生きる」という言葉を使う社会になってほしいとも語っていました。ミツカンがワンちゃんのごはんをつくる。その背景には、ワンちゃんが家族の一員として、心地よく暮らすためのごはんを考える視点がありました。


    栃尾さんは、ワンちゃんと人との関係について、「飼う」から「共に生きる」という言葉を使う社会になってほしいとも語っていました

    栃尾さんは、ワンちゃんと人との関係について、「飼う」から「共に生きる」という言葉を使う社会になってほしいとも語っていました


    「わんこのほんと 小型犬・成犬期用」は、1歳以上からシニアまでの小型犬を対象とした犬用総合栄養食。1kg・税込6,100円で、10月5日からAmazonのブランド公式ストアで販売されています。「だし香るあんかけ 牛だし/鶏だし仕立て」は10月21日発売予定で、20g入り各4本、計8本・税込1,590円です。

    ブランド公式ストア: https://www.amazon.co.jp/stores/%E3%82%8F%E3%82%93%E3%81%93%E3%81%AE%E3%81%BB%E3%82%93%E3%81%A8/page/D9231E04-6525-4434-B2DB-4EAF4315273E


    「わんこのほんと 小型犬・成犬期用」は、1歳以上からシニアまでの小型犬を対象とした犬用総合栄養食

    「わんこのほんと 小型犬・成犬期用」は、1歳以上からシニアまでの小型犬を対象とした犬用総合栄養食


    なぜミツカンがドッグフードをつくるのか。発表会で聞いた話は、「家族のごはんだから」という考えにつながっていました。だしの研究にも、食べる楽しさにも、腸から心の健康を支える設計にも、その思いが込められています。毎日の「ごはんだよ」が、ワンちゃんにとっても楽しみな時間になる。そんな一皿を届けようとする新ブランドです。


    なぜミツカンが専門家とドッグフードをつくるのか。発表会で聞いた話は、「家族のごはんだから」という考えにつながっていました

    なぜミツカンが専門家とドッグフードをつくるのか。発表会で聞いた話は、「家族のごはんだから」という考えにつながっていました