プレスリリース
Omen44、20年間のニューヨーク生活を刻んだアルバム 『u.s.』10月13日待望リリース
アメリカの現実、その先にある希望と愛 ――移民として見つめ続けた“U.S.”から“us”へのメッセージ
NY在住約20年の日本人ラッパー・Omen44が、2026年10月13日(火)にニューアルバム『u.s.』をリリースしました。移民の視点でアメリカの現実を描き、“U.S.”から“us=私たち”へ希望と愛を届ける集大成です。
帰国子女としてアメリカから日本へ戻った少年は、ヒップホップと出会い、その魅力に深くのめり込んでいった。やがて自らマイクを握り、日本語でラップを始めたOmen44。しかし、ヒップホップへの探究心は、彼をそのルーツの地であるニューヨークへと向かわせる。
渡米後、現地で彼を支えたのは幼なじみだった。9月8日に先行リリースされたシングル「I Need Love」のカバー写真にも登場する、その幼なじみの助けを借りながら、Omen44のニューヨークでのサバイバルが始まった。リリックをすべて英語へと切り替え、ヒップホップを生み育ててきた黒人コミュニティの中へ飛び込む。長い年月をかけて彼らとの関係を築き、自らの居場所を作っていった。
しかし、その生活は決して順風満帆なものではなかった。ニューヨークで目の当たりにしたのは、華やかな“アメリカンドリーム”の裏側に存在する深刻な経済格差だった。自身も金銭的に困窮し、時にはドラッグディーラーとして危ない橋を渡ることも厭わなかった。アジア人として差別にも遭った。かつてアメリカ=“U.S.”を象徴していたはずの「豊かさ」。しかし、そこで彼が直面したのは、そのイメージとはかけ離れた巨大な社会システムの現実だった。
Omen44の約20年間にわたるニューヨーク生活の集大成となるアルバム『u.s.』には、そんなアメリカのリアルと、移民だからこそ見える景色が刻み込まれている。だが、『u.s.』はネガティブな作品ではない。社会の矛盾や分断を見つめながら、それでも人間はどこに希望を見出し、どう愛を持って生きていくのか。アルバム“u.s.”は、アメリカ(=U.S.)で生きてきたOmen44から、“us=私たち”へ向けられたメッセージである。

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■リンカーンの向こう側に見える「システム」
アルバムカバーに描かれているのは、アメリカ第16代大統領エイブラハム・リンカーンを彷彿とさせる人物。しかし、その顔の一部は剥がれ落ち、内部から冷徹な機械のパーツやコードが露出する。人間と機械が融合したサイボーグのような姿は、巨大なシステムの中で生きる現代社会を象徴している。それはAIやテクノロジーそのものを否定するための表現ではない。
急速にテクノロジーが進化する時代だからこそ、それを人間がどう使い、どのような未来を作っていくのか。テクノロジーをより良い世界のために生かしてほしいというOmen44の願いが込められている。
■ヒップホップのルーツへの敬意
ヒップホップを、その文化的ルーツとは異なるバックグラウンドを持つ者が表現するとき、「文化への敬意」は避けて通ることのできないテーマでもある。
1970年代のニューヨーク、特にブロンクスの黒人コミュニティから形成されていったヒップホップ。その背景には、貧困、差別、暴力、社会から周縁化された人々の現実があり、DJ、MC、ダンス、グラフィティなどを通じて、自らの存在や置かれた状況を表現する文化へと発展していった。彼らは痛みを感じながらも希望を忘れなかった。
『u.s.』は、そうしたヒップホップの歴史と精神に敬意を払ったトリビュート作品でもある。ヒップホップ要素を作品やMVの中に取り込みながら、リリックにもアメリカ黒人の歴史を刻んでいる。ニューヨークのブラック・コミュニティの中で長年活動してきたOmen44は、その重要性を十分に理解しているからだ。
社会の問題に声を上げること、その文化を生み出したオリジネーターへの敬意を忘れないこと。このアルバムは、移民として、日本人、つまり他人種としてのヒップホップを正しく体現した作品と言えるだろう。
Omen44だからこそ語ることのできるリアリティと、ヒップホップへの深いリスペクト、そして分断された時代を生きる“私たち=us”への希望と愛を刻んだ、まさに彼の集大成のアルバムとなっている。

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■リリース情報
アーティスト名: Omen44
タイトル : u.s.
発売日 : 2026年10月13日(火)
形態 : デジタル配信/レコード(年末販売予定)
レーベル : The Plug International
配信URL : https://linkco.re/gsccUc4p?lang=ja
収録曲 : 10曲
■Omen44 プロフィール
幼少期から11歳までをアメリカはテキサス州で過ごし、日本に帰国。多感な時期にヒップホップと出会い、自らもラップを始める。神戸を拠点とし活動するなか、DJ KRUSHに影響を受け、トリップホップの聖地、イギリスを訪れる。
後に、これらの経験がOmen44の制作活動に加味されていくのだが、ヒップホップのオリジネーターであるアメリカ黒人のカルチャーを追求するため、19歳で単身アメリカへ戻り、NYへ。ヒップホップの現場 ― 黒人コミュニティーと真剣に向き合うため、リリックは全て英語で統一、また彼らと深い関わりがある5パーセンターズの一員となる。
地道な活動が認められ、Smif-n-Wessun、Sadat X、Craig G、Camp Loなどとの共作、Large Professor、Marley Marlから楽曲提供を受けるなど、世界的に知られるアーティスト達からも信頼を集めている。
一方、黎明期の日本語ラップシーンに大きな影響を与えたレジェンドBuddha BrandファミリーやMEGA-G、元BAD HOPのYzerrともリンク。さらには、日本人とローカルアーティストをつなぐイベント、能登半島地震の被災者への募金活動など、日本とNYの架け橋として積極的に双方のコミュニティーに貢献している。

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