報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年10月6日 13:45
    TAKUMA YAMAZAKI DESIGN 合同会社

    英Dezeenが選ぶ 「SaloneSatellite 2026 注目の若手デザイナー10組」に 選出された山崎タクマ、ニューヨークで2度目の個展 「Industrial Artistry 2」開催へ

    アーティスト、デザイナー、そして「物質調律家(Matter Tuner)」として活動する山崎タクマが、2026年10月8日(木)~9日(金)、ニューヨークのThe Loftで個展「Industrial Artistry 2」を開催します。


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    本展で提示されるのは、自らの身体を家具の一部として存在させる《Bio-Vide / Becoming Object》、目に見えない生命とのつながりをデジタル上に立ち上げる《Invisible Connections / Display 1996》、癌患者の心拍から植物の形態を生成しシルクスクリーンの道具の中に収めた《PromPlant(R) HeartBeat》などの新作に加え、歴代の過去作品も並びます。


    山崎はキヤノン株式会社で一眼レフカメラ、コンパクトデジタルカメラ、レンズなどのボディデザインなどを手掛けた経験から、工業デザイン的な高精度・緻密な調整技術と自身の思想・哲学を融合したモノづくりを物質調律と称して表現の探究をしてきました。生命とモノの距離、身体、微生物、心拍、工業製品、デジタル技術という異なる対象を横断しながら、人間がどこから生命性を感じ、どこからモノとして知覚・認識するのかを問い直します。



    ■自ら「モノになる」ことで、モノの側から世界を見る試み

    【Bio-Vide / Becoming Object】


    「Bio-Vide」は、山崎が2014年から継続する研究・制作プロジェクトです。生物学的な生死の区分ではなく、「有生性(Animacy)」という知覚の側から、生命とモノの境界を探ってきました。


    2026年4月、ミラノのSaloneSatelliteで発表した《Bio-Vide / Becoming Object》では、長年の探究のなかで欠けていた「モノ自身の視点」を得るため、モノについて考えるのではなく、自らがモノになるという方法を選びました。


    山崎は、自身が開発した落ち葉を再構成した板材による椅子に座り、落ち葉で構成された仮面を装着した状態で、ミラノサローネの会期中合計約43時間にわたり空間の中へ静的な“モノ”として自身を配置しました。人間が家具を使用するという通常の関係を反転させ、身体と家具、生命と物質の境界そのものを作品化しています。


    同作は世界的な大手メディアでも注目され、山崎は英国発のデザインメディアDezeenによる「Ten young designers and studios to watch from Salone Satellite 2026」の10組の一つに選出されました。


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    ■見えない命の連鎖を、幼少期の記憶から現在に接続する

    【Invisible Connections / Display 1996】


    《Invisible Connections》は、2023年から続くシリーズです。


    私の命は、自分が直接出会うことのない微生物を含む、多くの生命とのつながりによって支えられている。山崎は、そうした肉眼では捉えにくい生命との関係に意識を向け、デジタル技術を用いて独自の微生物の姿を生成・デザインしてきました。


    新作《Display 1996》は、その出力先の一つとして、幼少期に初めて「デジタル上の生命」を所有した記憶を起点に、1996年に登場した初代「たまごっち」の外装をオマージュした小型ディスプレイを制作。その内部に、今回山崎が生成・デザインしたオリジナルのデジタル微生物(IC-001, IC-002, IC-003)が保存されます。


    幼少期に体験したものが時間を経て工業デザイン開発思想・哲学と接続し再構成された、山崎の記憶を語る上で重要な位置付けの作品。


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    ■心拍から、植物の姿を生成する

    【PromPlant(R) HeartBeat】


    《PromPlant(R) HeartBeat》は、人間の心拍音を生成の起点として植物の形態を生み出すシリーズです。山崎は、自身の心臓の音から植物の像を生成し、その像を作品として提示してきました。


    今回展示する新作《PromPlant(R) HeartBeat_Fumi Hashimoto_2026》では、がんとともに生きる一人の人物から提供された心拍を用いて制作されました。山崎自身の心拍から生まれた植物の像を並置することで、異なる身体から生まれる差異を鑑賞者に問いかけます。


    作品は、シルクスクリーン印刷に用いられる道具を額縁として転用し展示されます。身体から生まれた刹那の音と、工業的な複製技術を象徴として用いた道具が、一つの作品の中で重なります。


    山崎は、モノを人間に一方的に使用される受動的な存在としてではなく、生命との接続や時間の蓄積によって、意味や存在性を変え続けるものとして捉えます。


    人間、植物、微生物、工業製品、デジタルデータ。一見異なる存在のあいだにある関係を、身体、素材、工業技術、デジタルテクノロジーを横断しながら作品へと変換する「Industrial Artistry」は、生命とモノの境界を、見る側自身の知覚・記憶へと引き戻す試みでもあります。


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    ■開催概要

    展覧会名        :Industrial Artistry 2

    作家          :山崎タクマ / Takuma Yamazaki

    会期          :2026年10月8日(木)~9日(金)

    会場          :The Loft

    所在地         :532 West 25th Street, 2nd Floor,

                 New York, NY 10001

    オープニングレセプション:2026年10月8日(木)18:00~20:00

    主催・掲載       :AGI Fine Art

    ※通常開場時間11:00~18:00



    ■プロフィール

    【山崎タクマ / Takuma Yamazaki】

    1990年北海道生まれ。物質調律家、アーティスト、デザイナー。多摩美術大学プロダクトデザイン専攻を次席で卒業後、キヤノン株式会社に入社。2019年にTAKUMA YAMAZAKI DESIGN 合同会社を設立し、2021年に独立。緻密な工業デザイン開発技術を基盤としながら、「生命とモノの距離」をテーマに、素材、身体、デジタル技術を横断した作品制作を行う。自身の活動を「物質調律家(Matter Tuner)」と位置づけている。20代より国内外の大規模なデザインアワードを複数受賞。2026年、SaloneSatelliteに《Bio-Vide / Becoming Object》を出展し、Dezeenによる注目すべき若手デザイナー10組の一つに選出。


    公式サイト: https://www.takumayamazaki.com/