報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年9月14日 11:45
    環境スペース株式会社

    「賃貸マンションOEM防音設計施工パッケージ」を 9月10日より提供開始

    建築費の上昇と人手不足で、マンション開発のコスト・施工負担が 増大する課題に対応。建物本体は自社施工のまま、 防音の設計・施工・性能確認まで専門会社に一括委託。

    音響・防音の設計施工および計量証明事業を手がける環境スペース株式会社(代表取締役:嶺島 伸治、本社:東京都渋谷区)は、マンション開発会社、不動産会社、ゼネコン・マンション施工会社向けに、「賃貸マンションOEM防音設計施工パッケージ」を2026年9月10日から提供開始します。


    東日本橋防音実証施設内観

    東日本橋防音実証施設内観


    建物本体は発注者側の既存の設計・施工体制を活用し、防音に専門性が必要な要件定義・防音設計・防音施工・性能保証・完成後測定・リーシング協力を環境スペースが担当します。通常建築と防音工事の工事区分を設計段階から整理し、完成後の解体・やり直しや工程の重複、過剰な材料・施工を抑える分業方式です。



    【建設技能労働者は全国で1.0%不足 建築コスト上昇と担い手不足が続く】

    マンション開発を取り巻く環境では、資材価格や労務費などを含む建築コストの上昇と、施工を担う人材の確保が課題となっています。国土交通省は、建設工事にかかる費用の変動を示す「建設工事費デフレーター」を毎月公表しており、2026年4月分から2020年度平均=100とする新基準に改定しています。

    また、国土交通省「建設労働需給調査(2026年6月調査)」では、型わく工、左官、とび工、鉄筋工、電工、配管工の主要8職種の労働者は全国で1.0%の不足。前月の1.2%不足から0.2ポイント改善したものの、北陸と沖縄を除く地域では不足となっています。

    建築コストと人材確保の両面で負担が続く中、マンション開発では、自社が持つ設計・施工体制を残しながら、専門性が必要な工程をどのように補完するかが課題の一つとなっています。


    *出典:国土交通省「建設工事費デフレーター」/「建設労働需給調査結果(令和8年6月分調査)」



    【防音部分を外部委託できる設計施工パッケージを9月10日から提供開始】

    環境スペースは、防音・防振・音響に関する調査、設計、施工、性能測定を手がけ、これまでに累計4,600件超の施工実績があります。

    防音マンションの開発では、建築本体を施工する体制を持つ事業者であっても、防音部分では、必要な遮音性能の設定や建物構造に応じた仕様の判断、完成後の性能確認など、専門的な対応が必要になります。環境スペースにはこれまで、建築本体は自社で施工できる一方で、防音部分の設計や仕様判断、完成後の性能不足への対応、入居募集時の性能説明などに課題を感じる事業者から相談が寄せられてきました。


    こうした課題を踏まえ、建物本体は発注者側の施工体制を活用し、防音に必要な要件定義・防音設計・防音施工・性能保証・完成後測定・リーシング協力までの専門工程を環境スペースへ委託できる「賃貸マンションOEM防音設計施工パッケージ」を9月10日から提供開始します。

    複数戸・一棟単位のマンション開発を想定し、これまでの施工・測定データをもとに、設計段階から工事区分や納まり、必要性能を整理します。これにより、マンション開発会社や建設会社は、建物本体まで外部へ一括発注することなく、自社の施工体制を維持したまま、防音に必要な専門工程を組み込んだマンション開発が可能になります。



    【サービス詳細】

    「賃貸マンションOEM防音設計施工パッケージ」では、用途・使用楽器・生活条件をもとに、周波数帯ごとの遮音性能値やNC値等の目標を設定。累計4,600件超の施工・測定実績をもとに、建物の構造や用途に応じた防音仕様を設計します。

    施工時は、建築本体を発注者側の施工体制が担い、環境スペースが防音区画を担当します。複数戸・一棟開発を前提とした一定の戸数・仕様条件では、防音区画の施工費を一室あたり300万円以下とすることを目安としています。※戸数、建物構造、要求性能、施工条件等により異なります。


    東日本橋防音実証施設体験風景・フルート&チェロ

    東日本橋防音実証施設体験風景・フルート&チェロ


    施工前に合意した目標遮音性能については独自の性能保証を行い、万が一未達の場合は必要な手直しを実施するという他社にはないサービスを強みとしています。完成後はJIS等に定められた測定・評価方法に基づき周波数帯ごとの遮音性能を実測し、計量証明事業者として測定結果を交付します。また、使用可能な楽器・時間帯等の生活ルール策定や、17,000人以上のメールマガジン読者への賃貸募集情報の発信にも協力します。

    あわせて、本パッケージの基準仕様を実装した「東日本橋防音実証施設」を一般公開します。100dBを超える音を再生できる測定用スピーカー等を備え、これまでにデベロッパーやゼネコンの設計担当者等200名以上が来場しています。


    *所在地:東京都中央区東日本橋2丁目28-8 ヴェルドミール柳橋301号室。見学は予約制です。


    東日本橋防音実証施設外観&既存防音集合住宅外観

    東日本橋防音実証施設外観&既存防音集合住宅外観

    測定結果報告書一例

    測定結果報告書一例

    計量証明事業登録書

    計量証明事業登録書


    【今後の展開】

    建築コストの上昇や担い手不足が続く中、マンション開発では、既存の設計・施工体制を活用しながら専門工程を補完する方法も選択肢となります。

    環境スペースでは今後、マンション開発会社や建設会社との案件で、建物本体は発注者側が担い、防音に必要な専門工程を環境スペースが担当する方式を展開する予定です。東日本橋防音実証施設で得られる設計・施工・測定データも今後の案件へ反映していきます。



    【会社概要】

    名称   : 環境スペース株式会社

    所在地  : 〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南1-1-9 岩徳ビル9F

    代表者  : 代表取締役 嶺島 伸治

    公式サイト: https://www.soundzone.jp/

    専用サイト: https://www.soundzone.jp/apartment-oem/