プレスリリース
【東海三県の学校向け・費用無料】 ハラスメントを正しく学ぶ体験型出前授業 「おもいやりリレー」相談受付開始
~小・中・高校、特別支援学校を対象に、 「気づく・聴く・伝える・相談する・つなぐ」力を育む~
一般社団法人愛知ハラスメント未然防止センターは、東海三県(愛知県・岐阜県・三重県)の小学校・中学校・高等学校・特別支援学校を対象に、ハラスメント未然防止について学ぶ体験型の出前授業・職場体験の相談受付を2026年8月27日(木)より開始いたしました。
当法人は、名古屋市の「ナゴヤキャリアタイムサポーター」登録団体ですが、名古屋市内に限らず、これまでも愛知県内の学校や教育関係者から広く相談をいただいております。

出前授業案内(1)
●授業のテーマは、
「それってハラスメント?」
●合言葉は、
「気づく・聴く・伝える・相談する・つなぐ
みんなでつなぐ『おもいやりリレー』」
●「何でもハラスメント」にならないために学ぶ
「ハラスメントという言葉を教えると、子どもたちが何でもハラスメントと言うようになり、指導や人間関係が難しくなるのではないか」という声があります。
この懸念こそ、ハラスメントについて正しく学ぶ必要がある理由の一つです。
本授業や体験の目的は、不快に感じた出来事のすべてをハラスメントと呼んだり、誰かをすぐに「ハラスメント行為者」と決めつけたりすることではありません。
子どもたちと一緒に、
- 適切な注意や指導
- 意見や価値観の違い
- コミュニケーション上の行き違い
- 配慮や改善を必要とする言動
- ハラスメントになり得る言動
について、事実や状況に沿って考えます。
厚生労働省も、客観的に見て必要かつ相当な範囲で行われる適正な業務指示や指導は、職場のパワーハラスメントには該当しないと示しています。
だからこそ、言葉だけを知るのではなく、その意味と考え方を学ぶことが重要です。
●「相談すること」と「相手を決めつけること」は別
相談した時点で、相手が「悪い人」や「ハラスメント行為者」と決まるわけではありません。
相談は、相手を処罰してもらうためだけのものではなく、
- 何が起きたのかを整理する
- 自分と相手の安全を確認する
- 誤解や行き違いがないかを考える
- 必要な支援や環境調整につなげる
- 同じ問題を繰り返さない方法を探す
ための入口です。
「嫌だったら何でもハラスメント」でも、「悪気がなければ問題ない」でもありません。
自分の違和感を無視せず、同時に自分の感じ方だけで相手を決めつけず、何が起きたのか、どのような関係や状況だったのか、ほかの伝え方はなかったかを丁寧に考えます。
●集団の中で、安心して力を発揮するために
学級、部活動、委員会、学校行事、そして将来の職場では、考え方や感じ方、得意なことの異なる人たちが、同じ空間と時間の中で目的を共有します。
その集団がよりよい集団力動を発揮するために必要なのは、誰かが我慢して周囲に合わせることではありません。
一人ひとりが安心して意見や違和感を伝え、互いの違いと境界を尊重し、困ったときには相談できる関係をつくることです。
一方で、自分の思いだけを主張し、意見の違いや必要な注意まですべてハラスメントと捉えてしまっても、協力関係は築けません。
よりよい集団とは、全員が同じ意見になる集団ではありません。
違いがあっても人格を傷つけずに伝え合い、必要なときには助けを求め、問題が起きたときには一緒に解決方法を探せる集団です。
●体験型授業「おもいやりリレー」
当法人では、自分と相手の双方を大切にする一連の行動を「おもいやりリレー」と呼びます。
おもいやりリレーとは、自分が我慢して相手に合わせることではありません。自分も相手も大切にし、違いを言葉で確かめ、嫌なことには意思を伝え、困ったときには相談し、安心を次の人へつないでいくことです。
授業では、クイズ、カード、架空の事例、ミニロールプレイ、ワークシートなどを使い、次の行動を体験します。
- 相手の話を決めつけずに聴く
- 自分の考えや違和感を適切に伝える
- 相手の「嫌だ」という気持ちや境界を尊重する
- 必要な注意を、人格を傷つけずに伝える
- 困ったときは一人で抱え込まず相談する
- 相談を受けたときは、必要な人へつなぐ
一方的に正解を教えるのではなく、参加者の意見を聴き、異なる考え方を整理しながら、一緒に気づきを見つける授業です。
●発達段階に合わせた出前授業
☆小学校低学年
「ハラスメントってなあに?」
自分も友達も大切にする言葉や行動について、イラストやクイズを使って考えます。
☆小学校高学年
「それってハラスメント?困っている人に気づいたら」
友達やクラスメイトが困っていることに気づいたときの声のかけ方、自分が嫌だと感じたときの伝え方、相談できる大人について考えます。
☆中学生
「ハラスメントのない未来をつくるために」
ハラスメントになり得る言動と、意見の違いや適切な注意との違いを考え、相手の人格を傷つけない伝え方を体験します。
☆高校生
「社会に出る前に考える、安心して働ける環境」
アルバイトや将来の職場を想定し、適切な指導との違い、相手との境界、困ったときの相談方法について考えます。
若者だけに職場環境を変える責任を負わせず、企業や組織に求められる取り組みについても学びます。
●45分授業の一例
1. 授業の目的を確認
「何でもハラスメントではない」という前提を説明します。
2. クイズ
身近な架空事例から、意見の違い、適切な注意、配慮が必要な言動を考えます。
3. ミニロールプレイ
同じ内容でも、伝え方によって受け止め方がどのように変わるかを体験します。
4. 質問・振り返り
嫌なことがあったときや、自分だけでは判断できないときの相談方法を確認します。
5. まとめ
「気づく・聴く・伝える・相談する・つなぐ」を振り返ります。
授業時間と内容は、対象学年や学校の目的に合わせて調整します。
●講師の仕事を体験する「職場体験」
職場体験では、児童・生徒がハラスメント未然防止を伝える講師の仕事を体験します。
☆小学校高学年
ハラスメントカルタやクイズを使い、自分と相手を大切にする行動を伝える講師体験をします。
☆中学生
PowerPointやワークシートを使って、クイズの進行やミニ研修に挑戦します。
参加者の意見を聴き、価値観の違いを整理しながら、一緒に気づきを探すファシリテーターの役割を体験します。
☆高校生
世代や立場の異なる人が安心して協力できる環境について考え、課題と提案をまとめます。
●児童・生徒が安心して参加するための配慮
授業では、次の点を大切にします。
- 被害、いじめ、家庭事情などの個人的な経験を発表させません。
- 実在する児童・生徒を「行為者」「被害者」と決めつけません。
- 架空の事例、クイズ、カード、ワークシートを中心に進めます。
- 発言や参加を強制しません。
- 一つの考え方を正解として押し付けません。
- 相談希望が生じた場合の対応を、事前に学校と確認します。
- 学校名、写真、感想などは、学校の了承なく公表しません。
- 発達段階やコミュニケーション方法に合わせて内容を調整します。
●教職員の準備負担に配慮
教材、スライド、ワークシート、進行案は当法人が準備します。印刷だけはお願いする場合があります。
学校には、対象学年、人数、授業時間、教育上の目的、児童・生徒への配慮事項などを伺い、事前の打ち合わせにご協力いただきます。
キャリア教育、人権教育、道徳、総合的な学習・探究の時間、職場体験など、学校の目的に合わせて内容を調整します。
●講師料・交通費を含めて無料
本事業は社会貢献活動として、愛知県内の学校については、講師料と交通費を含めて無料で実施します。
企業・法人向けのハラスメント研修、管理職支援、相談体制づくり、ハラスメント行為者の学び直し支援などから得られる収益の一部を、学校向け活動に活用します。
大人の職場で得た学びを、子どもたちの未来へつなぎます。
また、学校に無料で提供することを理由に、教職員研修の実施や有料サービスの購入を条件とすることもありません。
ただし、年間の予算と日程の範囲で実施するため、申込み状況によって実施時期や内容を相談させていただく場合があります。ご理解の程、何卒よろしくお願いいたします。
皆さまのご相談を心よりお待ちしております。
■法人概要
法人名 : 一般社団法人愛知ハラスメント未然防止センター
代表者 : 代表理事 津賀 貴代
所在地 : 愛知県
設立 : 2022年7月
事業内容 : ハラスメント未然防止普及活動、被害者カウンセリング、
行為者行動変容カウンセリング
Mail : aichiharashien3.3@gmail.com
ホームページ: https://aichiharashien.com/contact
出前授業・職場体験についての相談は、一般社団法人愛知ハラスメント未然防止センターのホームページからお願いいたします。
【お問い合わせ】
一般社団法人愛知ハラスメント未然防止センター
https://aichiharashien.com/contact
実施を前提としない相談のみも可能です。可能な範囲で、学校名、対象学年、予定人数、希望内容、希望時期、学校で大切にしたい教育上の目的などをお知らせくださいませ。