プレスリリース
AI活用が組織に定着しない課題に着目 パーソル総研、「AX推進力診断」を開始
【2026年8月26日(水)12:00~13:00 関連ウェビナー開催】
株式会社パーソル総合研究所(東京都江東区、代表取締役社長:岩田 亮、以下パーソル総研)が展開するリスキリング支援サービス『Reskilling Camp』は、2026年7月31日(金)に提供を開始した社員一人ひとりのAI活用状況を可視化する『AIパフォーマンス診断』に続き、組織のAI活用状況を可視化する『AX推進力診断』の無料トライアル提供と、診断結果をもとに組織へのAI活用の展開・定着を支援する『AI×組織変革プログラム』の提供を開始したことを本日お知らせします。
従来のAI診断が個人のスキルや活用状況を測ることを主な対象としていたのに対し、『AX推進力診断』は、組織としてAI活用を推進し成果につなげる力を可視化する組織診断サービスです。AI導入後の「活用が一部の担当者にとどまる」「全社的な成果につながらない」といった課題に対し、組織全体のボトルネックや優先的に強化すべき領域を明らかにし、『AI×組織変革プログラム』を通じて改善から定着までを支援します。
また、本サービスの提供開始を記念し、当社シンクタンク本部と『Reskilling Camp』による合同ウェビナーを2026年8月26日(水)に開催します。

8つの原則によるセルフ診断からスコア化・可視化を経て、改善・展開アクションにつなげる『AX推進力診断』
■背景:生成AI活用の現状把握と組織への定着支援が求められている
生成AIの導入自体は広く進んだ一方で、組織全体の成果につながっていないという声が多く聞かれます。当社のシンクタンク本部が2026年7月22日(水)に発表した『AI環境における人材とマネジメントに関する定量調査』(全国の正規雇用者3,300名対象)でも、正規雇用者の生成AI業務利用率が54.3%に達する一方で、タスクレベルの部分最適が全体最適につながっていない実態が示されています。
組織における生成AI活用の課題を整理すると、その要因はツール自体ではなく、活用を支える基盤に存在するケースが少なくありません。
・PoC(実証実験)を実施しても、本格導入や組織展開に至らない
・リスク管理の難しさから活用範囲が限定的になる
・生成AIの活用に関するガバナンスやルールが実務で十分に活用されていない
・活用人材が特定の担当者に偏り、組織全体へ浸透しない
・生成AIの出力品質や信頼性の確保に課題がある
しかし、これらの課題は目に見えにくく、どこにボトルネックがあるのかを把握できないまま施策が進められるケースも少なくありません。また、課題が明らかになった場合でも、改善施策の実行や組織への定着まで一貫して推進することが難しいという課題もあります。
こうした課題を踏まえ『Reskilling Camp』では、企業のAI活用の現在地を組織横断で可視化し、優先的に取り組むべき課題を明らかにする『AX推進力診断』を開発しました。あわせて、診断結果をもとに組織全体へのAI活用の展開・定着を支援する『AI×組織変革プログラム』の提供を開始しました。
■『AX推進力診断』について
本診断は、企業における生成AI活用の現状を可視化し、成果創出に向けた課題や改善の方向性を明らかにする組織診断サービスです。AI活用の成果創出と定着に必要な「8つの原則」に基づき、「全社」「事業部・本部」「部・課」単位で組織の実践状況を測定します(所要時間約18~20分、全56問)。
診断結果は、以下4つの観点から確認でき、AI活用が組織成果に繋がらない要因や優先課題を明らかにします。
・AX推進力指数:組織全体としての生成AI活用推進力
・価値創出力:生成AIを事業成果や業務改革につなげる力
・信頼基盤力:リスク管理やガバナンス、データ品質を支える力
・組織浸透力:生成AI活用を組織に定着させる力
【本診断の4つの特長】
1.個人ではなく組織の状態を可視化: 生成AI活用の課題を個人スキルではなく、組織の仕組みや運用の観点から把握できます。
2.優先的に取り組むべき課題を特定: 実践度だけでなく重要度もあわせて測定し、自社にとって優先的に改善すべき領域を明らかにします。
3.制度と運用のギャップを把握: ルールや体制の整備状況だけでなく、それらが実際に活用され成果につながっているかを可視化します。
4.組織内の認識差を可視化: 経営層・推進部門・現場など複数の立場から回答することで、生成AI活用に対する認識のギャップを把握できます。
■測定の枠組み:PMIが示す「8つの原則」
『AX推進力診断』は、PMIが2026年6月に発行した国際標準『The Standard for AI in Portfolio, Program, and Project Management』で示された「8つの原則」を測定軸として採用しています。
同標準は、AIを「活用する組織」と「開発する組織」の双方を対象に、責任あるAI活用のための原則と実践領域を示したものです。本診断では、この8つの原則に基づき、組織のAI活用推進力を多面的に評価します。

AI活用を成功に導く8つの原則(PMI『The Standard for AI in Portfolio, Program, and Project Management』にもとづき当社作成)
■AI×組織変革プログラムについて
『AI×組織変革プログラム』は、『AX推進力診断』の結果をもとに、企業におけるAI活用の定着と成果創出を支援する実践型プログラムです。生成AIの活用では、課題が明らかになっても具体的な改善施策につながらなかったり、一部の担当者だけの取り組みにとどまったりするケースが少なくありません。
本プログラムでは、診断によって特定された課題に応じて、戦略策定、ガバナンス整備、人材育成、業務変革などの施策を組み合わせながら、組織全体でのAI活用推進を支援します。また、経営層から現場まで、それぞれの役割に応じた学習・実践プログラムを提供することで、AI活用を一過性の取り組みで終わらせず、組織への定着と継続的な改善につなげます。
本プログラムは、「診断による現状把握」「改善施策の実行」「組織への定着」「再診断による効果検証」のサイクルを通じて、企業のAI活用を継続的に支援することを特長としています。

診断を起点に、4つのフェーズ・5つの階層・3つの役割別トラックを同時に動かす「AI×組織変革プログラム」の全体像
【本プログラムの特長】
1.診断結果に基づき優先課題へアプローチ: 診断によって明らかになった課題に応じて、必要な施策を選択しながら取り組みを進めます。
2.経営層から現場まで組織全体を支援: 経営層、推進部門、管理職、現場担当者など、それぞれの役割に応じた学習・実践機会を提供します。
3.戦略・ガバナンス・人材育成・業務変革を一体的に推進: AI活用に必要な戦略策定、リスク管理、人材育成、業務変革の取り組みを組み合わせ、組織全体の変革を支援します。
4.再診断による定着確認と継続的な改善: 施策実施後に再診断を行い、改善状況や定着度を確認しながら次のアクションにつなげます。
【4つのフェーズ】診断から定着までを一本の流れにする
「0 診断(現状把握・ギャップ特定)」で現在地を確定したうえで、「1 方向づけ(方針・政策・体制を定義)」「2 基盤整備(ルール・データ・施策を整備)」「3 実践・展開(業務変革・PoCを推進)」と進め、「4 定着・再診断(定着確認・次の打ち手へ)」で次のサイクルにつなぎます。各階層がそれぞれの立場でチェンジマネジメントを実践することが、変革を止めないための条件です。
■無料トライアルのお申込み
『AX推進力診断』の無料トライアルをご希望の方は下記よりお申込みください。
< https://www.reskillingcamp.jp/useful/assessment-ax >
■調査レポート・本診断 公開記念 合同ウェビナーのご案内
2026年8月26日(水)12:00より、調査を手掛けたシンクタンク本部と『Reskilling Camp』による合同ウェビナーを開催します。
本ウェビナーでは「メタ・スキルで見抜く」/「アニマル・スピリットと立体思考を育てる」の2部構成で、調査結果の解説や実践ツールの紹介、トークセッションを通じて、AI時代に求められる人材育成のあり方を考察します。
【ウェビナー概要】
タイトル : AIを使うほど人が育たない
──「アンチ・スキリング」が御社でも始まっていませんか?
──利用率54%でも生産性が上がらない理由と、
成果3.6倍を分けるAIハイパフォーマーの見抜き方・育て方
主催 : 株式会社パーソル総合研究所
(シンクタンク本部/Reskilling Camp)
開催日時 : 2026年8月26日(水)12:00~13:00
形式 : オンライン配信(Zoomウェビナー)
※参加費無料・事前申込制・途中入退室可
お申し込み: https://www.reskillingcamp.jp/media/event260826
【プログラム】
【第一部】「メタ・スキルで見抜く」
・シンクタンク本部による調査結果解説
(AIハイパフォーマーを分ける「メタ・スキル」と思考のクセ)
・『AIパフォーマンス診断』の紹介
・トークセッション・質疑応答
【第二部】「アニマル・スピリットと立体思考を育てる」
・AIを使い続けても人が育たない“アンチ・スキリング”の実態と育成アプローチの解説
・プロダクト開発責任者 原田 一樹による「AIハイパフォーマー人材の育成プログラム」の紹介
・トークセッション・質疑応答
【登壇者】
・パーソル総合研究所 シンクタンク本部 主席研究員 小林 祐児
・「Reskilling Camp」プロダクト開発責任者 原田 一樹
■注記
※「合同ウェビナー」の名称・内容は予定であり、変更となる場合があります。
※『AX推進力診断』は、PMI『The Standard for AI in Portfolio, Program, and Project Management』(2026年6月発行)が示す8つの原則を測定の枠組みとして参照し、設問・解説は株式会社パーソル総合研究所が独自に作成したものです。PMIによる監修・認定を受けたものではありません。
※「AI×組織変革プログラム」の構成・名称は予定であり、変更となる場合があります。
※「PMI」「CPMAI」は各権利者の商標または登録商標です。
■株式会社パーソル総合研究所について
< https://rc.persol-group.co.jp/ >
パーソル総合研究所は、パーソルグループのシンクタンク・コンサルティングファームとして、調査・研究、組織人事コンサルティング、人材開発・教育支援などを行っています。経営・人事の課題解決に資するよう、データに基づいた実証的な提言・ソリューションを提供し、人と組織の成長をサポートしています。
■リスキリング支援サービス『Reskilling Camp』について
< https://www.reskillingcamp.jp/ >
『Reskilling Camp』は、パーソルグループのノウハウを活かし、各社のニーズに合わせた柔軟なカリキュラム設計とコーチによる学習伴走を通じて、企業のデジタル人材育成・組織変革を支援するリスキリング支援サービスです。