プレスリリース
<自転車の安全利用促進委員会レポート> 鹿児島県教育委員会主催 「令和8年度自転車通学許可校等担当者研修会」にて 『自転車通学指導セミナー』を7月24日(金)に開催
鹿児島県の教職員約32名が参加
自転車の正しい利用方法や安全安心な自転車の選び方、メンテナンスの重要性を啓発する自転車の安全利用促進委員会と一般社団法人自転車協会は、2026年7月24日(金)に鹿児島県教育委員会主催の「令和8年度自転車通学許可校等担当者研修会」(鹿児島県運転技能向上センター)において、『自転車通学指導セミナー』を実施しました。鹿児島県内の自転車通学、または日常の自転車乗車を認めている小・中・義務教育・高等・特別支援学校の教職員、約30名が参加されました。
鹿児島県では、2024年の中学生・高校生の自転車事故件数は比較的少ないものの、高校生の第一当事者割合は全国ワースト23位となっています。当委員会の調査では、前年度より減少したものの、依然として高校生が加害者となる事故が発生している状況がうかがえます。本講演では、鹿児島県の中学生・高校生に自転車事故が多い要因について考えるとともに、ヘルメット着用の努力義務化を踏まえ、ヘルメット着用の意義や重要性について説明するとともに、他都道府県における自転車通学指導の好事例を紹介しました。
講師を務めた遠藤まさ子(自転車の安全利用促進委員会メンバー/自転車ジャーナリスト)は、令和8年4月より施行された16歳以上を対象とする「青切符制度」について紹介しました。「並走運転」や「ながらスマホ運転」など、高校生にも身近な違反行為と反則金、その危険性を説明し、交通ルールをしっかり守ることの重要性を強調しました。
また、中学校や高校への進学を機に初めて自転車通学を始める生徒の中には、ヒヤリハットを経験したことがないケースも多く、危険予知能力を養うための指導が必要であると説明しました。さらに、生徒が加害者となる事故について、「交通ルールを教えるだけではなく、なぜそのルールが必要なのかまで伝えていくことが重要です。特に、自分が加害者になってしまう事故はイメージしづらいため、実際の事例などリアルな情報を伝えることで、事故の重大さを理解してもらうことにつながります」と解説しました。
さらに、自転車自体の安全性について、「安全基準を満たしたBAAマーク付き自転車を選ぶことや、日頃から適切なメンテナンスを行うことは、快適性だけでなく安全性にも直結し、事故の未然防止につながります」と説明しました。
講演後には、鹿児島県交通安全協会指導員による自転車運転の実技研修も実施されました。交通ルールや自転車車体の安全性について改めて理解を深めるとともに、教職員の皆様にとって、自転車通学の安全指導について改めて考える機会となりました。
【参加した教職員の感想】
・自転車利用に関する法律的な観点について非常に分かりやすく、今後の指導に活かしていきたいと思いました。
・季節や時期に応じた指導のポイントを、年間を通して取り入れていきたいと思いました。

当日の様子1

当日の様子2
■参考資料
≪講師略歴≫
遠藤 まさ子
自転車の安全利用促進委員会メンバー/自転車ジャーナリスト
自転車業界新聞の記者や自転車専門誌の編集などを経てフリーランスへ転向。自転車・育児用品を中心に取材を行い各誌に寄稿。自転車の中でも子ども乗せ自転車、幼児車、電動アシスト自転車を得意とし、各種メディアで自転車の利活用、安全指導等解説を行う。

遠藤 まさ子
≪自転車の安全利用促進委員会≫
自転車の安全利用促進委員会とは、一般社団法人自転車協会の協力を受け、安全安心な自転車利用のための啓発活動を行う団体です。自転車の利用者の方々に快適な自転車生活を送って頂くため、購入時に知っておくべき自転車の選び方から購入後のメンテナンス、正しいルール・マナーなどの情報発信を行っています。また、活動の一環として教職員や学生を対象とした、自転車通学指導セミナーも全国で開催しています。
≪BAAマーク≫
BAAマークは、一般社団法人自転車協会が定める自転車安全基準に適合した自転車に貼られています。自転車安全基準には全部で約90項目の検査項目があり、ブレーキ制動性能、フレーム・駆動部の強度、ライトの光度、リフレクターの反射性能などの検査に合格する必要があります。

BAAマーク

BAAマーク2