プレスリリース
エアコンの効いた部屋で、 窓ぎわだけ“2ランク上”の熱中症リスク。 ― 熱中症搬送は過去最多の10万人超、約4割は「住居」で発生。 「室内快適性シミュレーション」無料版・有料版 提供中 ―
無料Webアプリで“見える化”――同じ部屋に潜む“見えない約6℃差”
※ 見出しの「2ランク上」「約6℃差」は特定条件下の計算例(推定値)です。計算条件は末尾の注記に記載しています。
ZEB株式会社(本社:岡山県岡山市、代表取締役:山口 卓勇、以下「当社」)は、窓まわり(ペリメーター部)の熱中症リスクと温熱快適性をブラウザ上で計算し、数値とヒートマップで“見える化”するWebアプリ「室内快適性シミュレーション」(無料版・有料版<月額11,000円・税込>)を提供しています。昨夏の熱中症による救急搬送は10万510人と統計開始以来の最多を更新し、発生場所の最多は屋外ではなく「住居」(約4割)でした(総務省消防庁)。今夏も全国的な高温が見込まれるなか、“エアコンをつけていても起こる”室内の熱中症リスク対策の第一歩として、本アプリの活用を提案します。
■ 本リリースのポイント
(1) 熱中症による救急搬送は昨夏(2025年5~9月)10万510人で過去最多。
発生場所の約4割は屋外ではなく「住居」(総務省消防庁)。今夏も全国的な高温見込み(気象庁3か月予報)。
(2) 空調で室内奥が推定WBGT(熱中症の危険度指標。表示は計算条件に基づく推定値=参考値) 23.5℃「注意」でも、窓からの放射熱で窓ぎわは29.3℃「厳重警戒」――同じ部屋の中で約6℃差、リスク区分は2ランク上(当社計算例:東京・8月・西向きの窓)。
(3) この“見えないリスク”を、無料・登録不要・インストール不要のWebアプリがその場でヒートマップ化。ガラス・ひさし・内窓など暑さ対策の効果比較も(有料版)。

事例図1_窓ぎわの見えない温度差_室内快適性シミュレーション
■ 背景:熱中症の約4割は“家の中”で起きている
総務省消防庁によると、2025年(5~9月)の熱中症による救急搬送人員は10万510人と、調査開始(2008年)以来の最多を更新しました。発生場所は「住居」が約4割で最多、搬送された人の約57%が65歳以上です。熱中症は“炎天下の屋外”だけでなく、むしろ家の中でこそ多く起きています。加えて気象庁の3か月予報(2026年6月23日発表)では、7~9月の平均気温は東日本・西日本・沖縄奄美で平年より高く、北日本でも平年並みか高い見通しで、特に7~8月は厳しい暑さが見込まれます。室内の暑さ対策は、これまで以上に「命を守る備え」になっています。
出典
(1) 熱中症の救急搬送データ
総務省消防庁「令和7年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況」(令和7年10月29日公表)
PDF本体 : https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/items/r7/heatstroke_nenpou_r7.pdf
報道資料ページ: https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01shoubo01_02001124.html
一次資料での該当数値:5月から9月までの全国の累計は100,510人で、調査を開始した平成20年(2008年)以降で最多。年齢区分別では高齢者(満65歳以上)が57,433人(57.1%)で最多。発生場所別では住居が38,292人(38.1%)で最多、次いで道路19,773人(19.7%)。
(2) 気象庁の3か月予報
気象庁「3か月予報」(2026年6月23日発表/対象期間 7~9月)
解説資料 : https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/kaisetsu/?region=010000&term=P3M
季節予報トップ: https://www.jma.go.jp/bosai/season/
該当内容:向こう3か月(7~9月)の平均気温は、北日本で「平年並みか高い」、東日本・西日本・沖縄奄美で「高い」見込み。7月と8月は全国的に平年より高く、東日本・西日本では「高い」確率が60%。 https://tenki.jp
■ 盲点は窓からの“放射熱”――「室温28℃以下だから安心」ではない
温熱環境は「気温・湿度・気流・放射(輻射)・着衣量・代謝量」の6要素で決まります。しかし日常の対策では室温ばかりが注目され、窓ガラスや差し込む日射からの“放射熱”は見過ごされがちです。広く知られる「室温28℃以下なら安心」という室内向けの簡易目安は、もともと“日射のない室内”が前提で、窓からの日射は考慮されていません[1]。実際、窓越しの日射を受けると皮膚温が2~3℃上昇することが報告されています[2]。また、窓からの日射は在室者が受ける放射熱(平均放射温度)を高め、体感温度(作用温度)を押し上げる要因になることが、シミュレーション研究で示されています[3]。この“上乗せ”はエアコンの設定温度や室温計の表示には現れません。リモコンや温度計の数字だけでは、窓ぎわの危険は見えないのです。

事例図1まとめ_室内快適性シミュレーション
この“見えない温度上昇”を、専門ソフトなしに誰でも確かめられるようにしたのが本アプリです。
■ 無料・登録不要。ブラウザだけで、窓ぎわのリスクをその場でチェック
無料版は、地域・方位・窓とガラスの仕様・ひさしなどを選ぶだけで、推定WBGT(熱中症の危険度指標。表示は計算条件に基づく推定値=参考値)とSET*(体感温度の指標)を窓からの距離ごとに計算し、色分けヒートマップで表示します。インストール・会員登録・個人情報の入力は一切不要。PC・タブレットのブラウザだけで動きます。たとえば次のような“窓ぎわ”のチェックにご活用いただけます。
・高齢のご家族が日中を過ごす部屋や、ベッド・ソファの周辺
・西日の強い子ども部屋・寝室・在宅ワークのデスクまわり
・オフィスの窓際席、店舗のレジ・待合スペース
・学校・保育施設・福祉施設の窓側(窓際の座席配置の見直しに)
■ 「どの対策が、何℃効くか」まで比較できる(有料版)
有料版(月額11,000円・税込)は全国835地点の日射データと、国立研究開発法人建築研究所が公開する窓性能データ(BECC 非住宅・H30)をもとに当社で整理した156のガラス仕様に対応し、内窓(二重窓)・ガラス仕様の変更(Low-E複層 日射遮蔽型等)・内付日よけ(ブラインド/カーテン)・ひさし・縦ルーバーといった対策を切り替えると、ヒートマップと数値が即座に更新されます。「どの対策で、窓ぎわが何℃下がり、リスク区分がどう変わるか」を、購入や工事の前にその場で見比べられます。開口部エディタでは窓・ひさし・ルーバーを壁面に自由配置でき、西日対策の形状検討にも活用できます。冬の窓ぎわの冷え(冷放射・コールドドラフト)も評価でき、一年を通じて使えます。ご利用は1契約につき1アカウント。会員ページからいつでも解約できます(当期末まで利用可・期間途中の日割り返金なし)。

事例図2_日射侵入範囲の面特定_室内快適性シミュレーション
【対策効果の計算例】同じ窓(東京・8月 14:30/西向き/単板ガラス・金属サッシ)に内窓(Low-E複層 日射遮蔽型)を1つ加えると、窓ぎわの推定WBGTは28.2℃「厳重警戒」→24.9℃「注意」へ約3.3℃低下し、リスク区分が2ランク改善します(ガラス室内側の表面温度も37.5℃→30.8℃)。

事例図3_計算画面の前後比較_室内快適性シミュレーション
■ 無料版・有料版の主な違い
※有料版は「月額11,000円・税込」です
<料金・登録>
無料版:無料/登録・個人情報の入力不要
有料版:月額11,000円(税込)/会員登録制・自動更新/
1契約につき登録ユーザー1名(1アカウント)/
いつでも解約可(当期末まで利用可・日割返金なし)
<計算地点>
無料版:主要7都市(札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・那覇)
有料版:全国835地点(NEDO METPV-20)
<ガラス>
無料版:代表4種
有料版:窓性能仕様(156種)(国立研究開発法人建築研究所 BECC 非住宅・H30をもとに当社整理)+
メーカー製品+U値・η値の直接入力
<対策の検討>
無料版:標準的な窓形状・ひさし
有料版:内窓(二重窓)・ガラス仕様の変更(Low-E複層 日射遮蔽型等)・
内付日よけ・ひさし・縦ルーバー・開口部エディタ(自由配置)
<評価条件>
無料版:季節内の月選択のみ
有料版:月・時刻・日射条件(晴天/平均/無日射)を自由に設定
<出力・保存>
無料版:画面表示のみ
有料版:CSV/PNG出力、条件の保存・読込
無料版(登録不要・すぐに利用可):
https://www.zeb.co.jp/apps/perimeter-heat-comfort-simple/
有料版(月額11,000円・税込/クレジットカード決済・毎月自動更新・いつでも解約可):
https://www.zeb.co.jp/apps/perimeter-heat-comfort-paid/
有料版サービス特約 : https://www.zeb.co.jp/apps/terms/perimeter-heat-comfort-paid/
特定商取引法に基づく表記: https://www.zeb.co.jp/apps/terms/perimeter-heat-comfort-tokushoho/
■ 算定の信頼性と個人情報への配慮
表示するWBGT・SET*は、ISO 7243やASHRAE 55など国際的に確立された公開の指標・計算モデルに基づきます(独自基準ではありません)。日射データはNEDO「METPV-20」(全国835地点)、ガラス物性は国立研究開発法人建築研究所の公開データ(BECC 非住宅・H30)を使用。計算は当社サーバーで行い結果のみを返送し、氏名・住所などの個人情報の入力は不要です。表示するWBGTは計算条件に基づく推定値(参考値)であり、JIS B 7922に適合するWBGT指数計による実測を代替するものではありません。また、本アプリは法令上の判断や措置の要否を代替・判定するものではありません。職場等における暑熱環境の評価・作業管理(WBGT値の把握を含む)は、関係法令および厚生労働省の指針・通達に従って実施してください。計算条件を外部の第三者サービスへ送信することはなく、不正利用防止等のためのアクセス記録は原則1年以内に削除します(計算条件に個人情報・機密情報は入力しないでください)。
■ 会社概要
会社名 : ZEB株式会社(英文表記:ZEB Inc.)
代表者 : 代表取締役 山口 卓勇
所在地 : 〒700-0904 岡山県岡山市北区柳町2-11-20 ダイトクビル8階北
事業内容: ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化コンサルティング・
設計支援、省エネ適合性判定・BELS評価・BEI計算、
コミッショニング(Cx)、室内環境・省エネWebアプリの開発・提供/
ZEBプランナー(SII登録)
一級建築士事務所(岡山県知事登録 第14802号)
ISMS(ISO/IEC 27001)認証取得
URL : https://www.zeb.co.jp/
■ 注記・出典
※ 本リリースの計算例は定常・ピーク時の簡易評価に基づく参考値です(条件:東京・8月 14:30/西向き/単板ガラス・金属サッシ/RC造・屋上階/窓面積率51.4%/外気温度40℃・室内空気温度27℃・相対湿度60%設定)。条件により結果は変動し、設計実務の精算計算(動的熱負荷計算)に代わるものではありません。
※ WBGT・SET*の区分は一般的な指針値であり、着衣量・代謝量・暑熱順化・個人差等により実際のリスクは変動します。
※ 図2は図1と窓構成が異なる個別開口の計算例です。
※ 「対策効果の計算例」は図1と開口条件が異なります(窓面積率51.4%・ひさしなし/内窓=公式DB「Low-E複層 日射遮蔽型」)。
※ 本アプリのWBGTは推定値(参考値)であり、JIS B 7922適合のWBGT指数計による実測を代替しません。本アプリは法令上の判断を代替するものではなく、暑熱環境の評価・作業管理は関係法令および厚生労働省の指針・通達に従ってください。
※ 有料版の利用は1契約につき登録ユーザー1名(1アカウント)です。
出典
・総務省消防庁「令和7年(5月~9月)の熱中症による救急搬送状況」(2025年10月・確定値)
・気象庁「3か月予報」(2026年6月23日発表:7~9月の平均気温は東日本・西日本・沖縄奄美で「平年より高い」、北日本で「平年並みか高い」)
・[1]日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」Ver.4(2022):室内用暑さ指数(簡易推定)の適用条件は“日射のない室内”
・[2]Building Simulation(2024)・Building and Environment(2024):窓越しの日射で皮膚温が最大約2~3℃上昇
・[3]He et al., Building and Environment 187(2021)107421:大開口を有する建物を対象とした数値シミュレーション研究。窓からの日射が在室者の平均放射温度を高め、作用温度(体感温度)に影響することを示している(実測研究ではありません)
・日射データ:NEDO「METPV-20 日射量データベース」
・ガラス物性:国立研究開発法人建築研究所が公開する窓性能データ(BECC 非住宅・H30)をもとに当社にて156仕様を整理。
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