プレスリリース
名古屋大学発スタートアップFAIと共同開発契約を締結 ~多目的トポロジー最適化で鋳鉄設計の高度化・競争力強化へ~

ファイ×アイシン高丘
アイシン高丘株式会社(本社:愛知県豊田市、以下「アイシン高丘」)は、名古屋大学発スタートアップである株式会社FAI(以下「FAI」)と、多目的トポロジー最適化技術を活用した鋳鉄製品の高付加価値化を目的とした共同開発契約を締結いたしました。本共同開発では、FAIが有する先進的な最適化技術と、当社の鋳造ノウハウを融合し、軽さ・強さ・静かさなど複数の性能をバランスよく満たす革新的な鋳鉄製品の実現を目指します。
■背景
自動車業界をはじめとする製造業では、電動化の進展や環境規制の強化に伴い、部品に対して「軽さ」と「強さ」、「静かさ」といった複数の性能を高いレベルで満足することが求められています。一方、従来の設計手法ではこれらの性能をバランス良く満たすために多くの試行錯誤が必要であり、開発期間やコストの増加が課題となっていました。こうした中、複数の性能を同時に満たす最適な形状を導き出す「多目的トポロジー最適化」は、設計の効率化と高度化を実現する先進技術として注目されています。
■本共同開発の意義と狙い
アイシン高丘は、鋳鉄のリーディングカンパニーとして培った技術と、名古屋大学発スタートアップFAIの先進的な最適化技術を融合し、AIおよびサロゲートモデル(シミュレーション結果を高速に予測する技術)を活用することで、従来の設計手法では実現が困難だった複数の性能の同時最適化に挑戦します。本取り組みを通じて、お客様に対する設計提案力の強化を図るとともに、外部パートナーとの連携を積極的に進め、従来の鋳造メーカーの枠を超えた価値創出を目指します。
■今後の展開
今後は試作・評価を通じて技術の高度化を加速し、量産適用を見据えた開発を推進してまいります。さらに、本技術を他製品へ展開することで、鋳鉄製品の軽量化・高性能化を実現し、省資源化や環境負荷低減に貢献するとともに、より良い製品を迅速に社会へ提供してまいります。

共同研究の概要
■アイシン高丘株式会社について
アイシン高丘株式会社は、アイシングループ中核企業として、自動車用鋳鉄部品を中心に鋳造・機械加工事業を展開しています。世界最大級の鋳造技術と国内外に広がる生産ネットワークを強みに、高品質なモノづくりを追求するとともに、カーボンニュートラル実現に向けた環境技術や新たなエネルギー活用にも積極的に取り組んでいます。
【会社概要】
所在地: 愛知県豊田市高丘新町天王1番地
代表者: 代表取締役社長 奥田 誠