報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年11月25日 10:00
    一般社団法人One Life

    愛知県岡崎市に「国際子ども発達支援センター」を設立 - 11月10日よりクラウドファンディングを開始

    ”多文化共生”が根づくまちづくりへ

    一般社団法人One Life(本社:愛知県名古屋市名東区牧の里1丁目1316)は、増え続ける外国籍児童の支援ニーズに応えるため、「国際子ども発達支援センター」の開設と、多文化共生を実現する新プロジェクトを始動します。
    この取り組みの第一歩として、センターに導入する発達支援型遊具の整備を目的としたクラウドファンディングを開始し、2025年11月10日から12月25日まで「READYFOR」にて実施いたします。

    「国際子ども発達支援センター」は愛知県岡崎市に2026年5月に開設予定です。同センターは、海外にルーツを持つ子どもたちが安心して学び・遊び・成長できる多文化共生の拠点として機能し、言葉や文化の壁を越えた支援を提供します。

    外国籍住民増加に伴う新たなニーズ

    愛知県には全国で2番目に多い約32万人の外国籍住民が暮らしており、その数は県全体の約4.3%を占め、過去最多を更新しています。特にブラジル、ベトナム、フィリピン、中国などの国々から多くの方が移住し、多文化共生が日常の一部となっています。
    ※出典:愛知県公式統計より (https://www.pref.aichi.jp/soshiki/tabunka/gaikokuzinjuminsu-2024-6.html)

    愛知県岡崎市には15,211人の外国籍住民が暮らしていますが、海外にルーツを持つ子どもたちが安心して学び、遊び、支援を受けられる「発達支援の拠点」は現在存在していません。言葉や文化の違いにより、家庭が孤立し、学校や地域とのつながりを失うケースも少なくなく、必要な支援が届かず、将来の進学や就労にも影響が及ぶ現実があります。
    ※出典:愛知県岡崎市統計より http://webhp.city.okazaki.lg.jp/tokei-portal/toukei_search.asp?kensaku=1&jouken=%90l%8C%FBhttps://share.google/fDeuOV9maqG5DRSeY
    https://share.google/FUIcoJ3dyn3GqsFcB

    このプロジェクトは、愛知県岡崎市が主催した産官学共同の「どうする岡崎・どうなる岡崎プロジェクト研究」を通じて具体化されました。One Lifeの斉藤統括マネージャーが研究員として参加し、地域の経営者や専門家とともに議論を重ね、多文化共生の拠点としての構想が結実しました。

    「国際子ども発達支援センター」について

    同センターは愛知県岡崎市筒針町字池田に立地し、保育機能と療育機能を兼ね備えた30名定員の通所型支援施設として開設される予定です。
    海外にルーツを持ち発達に特性のある子どもを中心としつつも、国籍や背景にかかわらず安心して集える環境を整えます。
    提供予定のサービスは、子どもへの療育や発達相談に加え、保護者への生活支援、衣食住や福祉サービスに関する手続き支援、学校や保育園・関係機関との連携サポートなど多岐にわたります。

    また、行政・保育園・病院・大使館・地域団体・ブラジル学校などと連携し、官民共創で支援体制を広げることにもこだわっています。専門スタッフとして、保育士・心理士・言語聴覚士・海外での支援経験者など多様な人材が在籍し、一人ひとりの特性と家庭の背景に寄り添った支援を行う予定です。

    今後のスケジュール

    • 2025年10月:センター建設工事開始
    • 2026年3月:工事完了・障害児通所支援指定申請完了
    • 2026年4月:センターオープニングセレモニー開催予定
    • 2026年5月:センターオープン予定

    クラウドファンディングについて

    今回のクラウドファンディングは、「国際子ども発達支援センター」に、子どもたちの発達を支えるための“発達支援型遊具”を導入することを目的としています。
    導入を予定している遊具は、全国の保育園や幼稚園、児童施設で多くの実績を持つ「ジャクエツ」社のもので、安全性に優れ、文化や背景の異なる子どもたちが共に安心して遊べるよう配慮された設計が特徴です。

    国際子ども発達支援センターは “多文化共生の拠点” として開設されますが、その理念を体現するうえでも、子どもたちが安全に、そして文化や言語の違いを気にすることなく、一緒に学び合うことのできる遊具環境の整備は欠かせません。
    特に海外にルーツを持つ子どもたちは、言語の壁によって社会とのつながりが弱くなりやすく、発達の機会を十分に得られないまま成長してしまう場合もあります。誰もが参加できる遊びの空間を整えることは、こうした子どもたちが「理解され、安心して過ごせる場」をつくるための大切な一歩です。

    今回のクラウドファンディングは、地域とともにセンターをつくりあげ、多文化に背景を持つ子どもたちを誰ひとり取り残さない環境を整えるための挑戦でもあります。

    私たちは、このプロジェクトを通じて、海外ルーツの子どもも日本の子どもも共に安心して育ち、互いの違いを尊重し合える未来を実現したいと考えています。

    今回のクラウドファンディングへのご支援は、その未来へ向けた確かな一歩となります。
    岡崎から世界へ、多文化共生のモデルを発信するこのプロジェクトに、ぜひ力をお貸しください。

    プロジェクト概要

    ・プロジェクト名:“国際子ども発達支援センター”に発達支援型の遊具を導入したい!
    ・目標金額:300万円
    ・実施期間:2025年11月10日~12月25日
    ・実施場所:クラウドファンディングサイト「READYFOR」
    ・URL:https://readyfor.jp/projects/onelife-center