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    プレスリリース
    2026年8月21日 09:00
    株式会社マーケットリサーチセンター

    糖尿病ケア機器の日本市場(2026年-2035年)、市場規模・分析レポートを発表

    株式会社マーケットリサーチセンター(本社:東京都港区、世界の市場調査資料販売)では、「糖尿病ケア機器の日本市場(2026年-2035年)、英文タイトル:Japan Diabetes Care Devices Market 2026-2035」調査資料を発表しました。本資料には、糖尿病ケア機器の日本市場規模、動向、セグメント別予測、関連企業の情報などが盛り込まれています。

    ■主な掲載内容

    日本の糖尿病ケアデバイス市場は、2025年時点で110.0億米ドル規模に達しており、2026年から2035年にかけて年平均成長率(CAGR)9.7%で拡大し、2035年には277.6億米ドルに達すると予測されている。市場成長を支える主な要因は、高齢化、糖尿病患者数の増加、継続的な血糖管理ニーズ、CGMやインスリンポンプなど高度なデバイスの普及、さらにAIやデジタルヘルスを活用した自己管理支援の拡大である。

    製品タイプ別では、Blood Glucose Monitoring Systemsが歴史的に約57%を占め、市場の中心となっている。疾患別ではType 2 Diabetesが今後も大きなシェアを持つと予測され、患者ケア環境ではHospitals and Diabetes Specialty Clinicsが主要セグメントになる見通しである。

    市場の中核は血糖モニタリングであり、Self-Monitoring Blood Glucose Systems、Continuous Glucose Monitoring Systems、Test Strips、Lancetsなどが含まれる。これにInsulin Pumps、Insulin Pens、Pen Needles、SyringesなどのInsulin Delivery Devices、さらにDiabetes Management Mobile Applicationsが加わるため、今回の市場は単一機器ではなく、測定・投与・デジタル管理を一体で含む広い糖尿病管理市場である。

    特にCGMは重要な成長領域である。従来の指先採血型測定に比べ、血糖値の変化を継続的に追跡しやすく、日内変動や低血糖・高血糖傾向を把握しやすい。レポートでは、先進的なモニタリング技術と患者利便性への需要が、Blood Glucose Monitoring Systemsの市場優位を支えるとしている。

    2026年2月にはTAMRONがLight Touch Technologyへ出資し、採血を必要としない世界初のneedle-free、non-invasive blood glucose sensorの商用化を支援したとされる。実用化すれば、測定時の痛みや消耗品依存を減らせる可能性があり、血糖モニタリング市場の利用者層拡大につながる。

    一方、こうした非侵襲型センサーは新規技術であり、今回の資料だけでは測定精度、承認状況、商用化時期などは確認できない。そのため、現時点の主要市場というより、将来の技術革新テーマとして捉えるのが適切である。

    AIを活用した糖尿病管理も重要な成長ドライバーである。2025年5月にはKakao HealthcareがKHC Japanを設立し、AI血糖管理プラットフォームPASTAを日本向けに展開するとされる。日本の食事データや健康情報に合わせたローカライズを行い、血糖管理や自己管理支援を高度化することを狙っている。

    この動きは、糖尿病ケア市場が単なるデバイス販売から、データ解析、生活習慣提案、患者教育を含むデジタルサービス市場へ広がっていることを示す。特にCGMなど連続データを取得するデバイスとAIを組み合わせることで、患者ごとの血糖変動に応じた個別化管理がしやすくなる。

    Connected Diabetes Managementも大きな機会である。2023年3月にはAstellas PharmaとRoche Diabetes Care Japanが、Accu-Chek Guide MeとAI対応BlueStar digital platformを組み合わせた統合型自己管理ソリューションの開発・商用化で提携したとされる。

    こうした統合型モデルでは、測定機器だけでなく、アプリ、患者データ、遠隔フォロー、医療従事者との情報共有が一体化する。結果として、メーカーにとってもハードウェア単体販売から継続的なサービス型ビジネスへ移行する余地が生まれる。

    販売モデルにも変化がある。2023年10月にDexcomは日本での販売・サポートを直接販売方式へ移行すると発表し、2024年4月から自社で営業・サポートを担う体制へ移行したとされる。これは、CGMメーカーが医療機関や患者との接点を直接持ち、製品教育やサポートを強化する方向を示している。

    疾患別ではType 2 Diabetesが主要市場となる見通しである。日本ではType 2の患者数がType 1より大きく、長期的な血糖管理、生活習慣改善、薬物治療との併用が必要になるため、モニタリング機器やデジタル支援ツールへの需要が継続しやすい。

    一方、Type 1 Diabetesではインスリン投与が不可欠であるため、Insulin PumpsやCGMとの統合が特に重要になる。Closed-loopに近いシステムやスマートインスリン管理が進めば、患者負担の軽減と治療精度向上につながる可能性がある。

    患者ケア環境ではHospitals and Diabetes Specialty Clinicsが主要セグメントとされる一方、Self/Home Healthcareも重要である。糖尿病は日常的な自己管理が中心となるため、診療所での評価と家庭での連続管理をつなぐ仕組みが市場成長に直結する。

    市場の大きな制約はコストである。CGM、インスリンポンプ、統合型デジタルプラットフォームなどは初期導入費に加え、センサー交換、消耗品、保守、ソフトウェア関連費用が継続的に発生する。これが患者や医療機関の採用拡大を抑える要因になっている。

    したがって、今後の市場成長では「高性能化」だけでなく、「継続利用コストをどこまで下げられるか」が重要になる。特にType 2患者へCGMなどを広く普及させるには、臨床的有用性と経済性の両方を示す必要がある。

    競争環境ではAscensia Diabetes Care、Dexcom、Roche、Medtronicが主要企業として紹介され、このほかAbbott、BD、Eli Lilly、Insulet、Novo Nordisk、Bionimeなどが挙げられている。

    AscensiaはCONTOUR NEXT、DexcomはG7やONE+、RocheはAccu-ChekとmySugr、MedtronicはMiniMed 780Gやスマートインスリン管理製品を通じて市場に関与するとされる。それぞれ、単体測定器、CGM、デジタルプラットフォーム、インスリン投与システムという異なる強みを持つ。

    ただし、企業一覧にはNovo NordiskやEli Lillyのように医薬品中心の企業も含まれており、今回の資料では各社が日本の「デバイス市場」でどの程度のシェアを持つかは示されていない。そのため、企業一覧をそのままデバイス市場順位として解釈するべきではない。

    総合すると、日本の糖尿病ケアデバイス市場は2025年の110.0億米ドルから2035年には277.6億米ドルへ約2.5倍に拡大し、CAGR9.7%の高成長が見込まれる。Blood Glucose Monitoring Systemsが約57%で市場の中核を形成し、Type 2 DiabetesとHospitals/Diabetes Specialty Clinicsが主要需要層となる。

    2035年に向けた主要テーマは、「CGM」「AI Diabetes Management」「Connected Care」「Non-Invasive Glucose Monitoring」「Insulin Pumps」「Digital Self-Management」「Home Healthcare」「Direct Commercialization」に集約できる。日本市場は、単なる血糖測定器市場から、測定・投与・AI解析・遠隔管理を統合する継続的デジタル糖尿病ケア市場へ発展していくと考えられる。

    ※目次構成

    1. 序文
      1.1 調査目的
      1.2 主要前提条件
      1.3 レポート対象範囲 ― 主要セグメンテーションおよび分析範囲
      1.4 調査方法

    2. エグゼクティブサマリー

    3. 糖尿病ケアデバイス市場概要

    3.1 アジア太平洋地域の糖尿病ケアデバイス市場概要
     3.1.1 アジア太平洋地域の糖尿病ケアデバイス市場の過去市場規模(2019~2025年)
     3.1.2 アジア太平洋地域の糖尿病ケアデバイス市場予測(2026~2035年)

    3.2 日本の糖尿病ケアデバイス市場概要
     3.2.1 日本の糖尿病ケアデバイス市場の過去市場規模(2019~2025年)
     3.2.2 日本の糖尿病ケアデバイス市場予測(2026~2035年)

    1. 日本の糖尿病ケアデバイス市場ランドスケープ

    4.1 日本の糖尿病ケアデバイス市場:開発企業ランドスケープ
     4.1.1 設立年別分析
     4.1.2 企業規模別分析
     4.1.3 地域別分析

    4.2 日本の糖尿病ケアデバイス市場:製品タイプランドスケープ
     4.2.1 製品タイプ別分析
     4.2.2 患者ケア環境別分析

    1. 日本の糖尿病ケアデバイス市場ダイナミクス
      5.1 市場促進要因および制約要因

    5.2 SWOT分析
     5.2.1 強み
     5.2.2 弱み
     5.2.3 機会
     5.2.4 脅威

    5.3 PESTEL分析
     5.3.1 政治的要因
     5.3.2 経済的要因
     5.3.3 社会的要因
     5.3.4 技術的要因
     5.3.5 法的要因
     5.3.6 環境要因

    5.4 ポーターの5フォース分析
     5.4.1 サプライヤーの交渉力
     5.4.2 買い手の交渉力
     5.4.3 新規参入の脅威
     5.4.4 代替品の脅威
     5.4.5 競争の激しさ

    5.5 主要需要指標
    5.6 主要価格指標
    5.7 業界イベント、主要施策およびトレンド
    5.8 バリューチェーン分析

    1. 日本の糖尿病ケアデバイス市場セグメンテーション(2019~2035年)

    6.1 製品タイプ別・日本の糖尿病ケアデバイス市場(2019~2035年)

     6.1.1 血糖モニタリングシステム
      6.1.1.1 自己血糖測定システム
      6.1.1.2 持続血糖モニタリングシステム
      6.1.1.3 血糖測定用試験紙/テストストリップ
      6.1.1.4 ランセット/穿刺デバイス

     6.1.2 インスリン投与デバイス
      6.1.2.1 インスリンポンプ・アクセサリー
      6.1.2.2 インスリンペン
      6.1.2.3 ペン型注入器用注射針
      6.1.2.4 インスリン用シリンジ・注射針
      6.1.2.5 その他

     6.1.3 糖尿病管理用モバイルアプリケーション

    6.2 疾患タイプ別・日本の糖尿病ケアデバイス市場(2019~2035年)
     6.2.1 1型糖尿病
     6.2.2 2型糖尿病

    6.3 患者ケア環境別・日本の糖尿病ケアデバイス市場(2019~2035年)
     6.3.1 自己管理/在宅医療
     6.3.2 病院・糖尿病専門クリニック

    1. 規制枠組み

    2. 資金調達・投資分析
      8.1 資金調達件数別分析
      8.2 資金調達タイプ別分析
      8.3 資金調達額別分析
      8.4 主要企業別分析
      8.5 主要投資家別分析
      8.6 地域別分析

    3. 戦略的取り組み
      9.1 パートナーシップ件数別分析
      9.2 施策タイプ別分析
      9.3 主要企業別分析
      9.4 地域別分析

    4. サプライヤーランドスケープ

    10.1 ベンダーポジショニング分析
     10.1.1 主要ベンダー
     10.1.2 将来有望なリーダー企業
     10.1.3 ニッチ市場のリーダー企業
     10.1.4 ディスラプター/市場変革企業

    10.2 地域別市場シェア分析(上位5社)

    10.3 Abbott Laboratories
     10.3.1 財務分析
     10.3.2 製品タイプポートフォリオ
     10.3.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.3.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.3.5 認証

    10.4 Ascensia Diabetes Care Holdings AG
     10.4.1 財務分析
     10.4.2 製品タイプポートフォリオ
     10.4.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.4.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.4.5 認証

    10.5 Becton, Dickinson and Company
     10.5.1 財務分析
     10.5.2 製品タイプポートフォリオ
     10.5.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.5.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.5.5 認証

    10.6 DexCom, Inc.
     10.6.1 財務分析
     10.6.2 製品タイプポートフォリオ
     10.6.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.6.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.6.5 認証

    10.7 Eli Lilly and Company
     10.7.1 財務分析
     10.7.2 製品タイプポートフォリオ
     10.7.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.7.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.7.5 認証

    10.8 F. Hoffmann-La Roche AG
     10.8.1 財務分析
     10.8.2 製品タイプポートフォリオ
     10.8.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.8.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.8.5 認証

    10.9 Insulet Corporation
     10.9.1 財務分析
     10.9.2 製品タイプポートフォリオ
     10.9.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.9.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.9.5 認証

    10.10 Medtronic PLC
     10.10.1 財務分析
     10.10.2 製品タイプポートフォリオ
     10.10.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.10.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.10.5 認証

    10.11 Novo Nordisk A/S
     10.11.1 財務分析
     10.11.2 製品タイプポートフォリオ
     10.11.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.11.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.11.5 認証

    10.12 Bionime Corporation
     10.12.1 財務分析
     10.12.2 製品タイプポートフォリオ
     10.12.3 顧客・市場カバレッジおよび実績
     10.12.4 企業ニュースおよび事業展開
     10.12.5 認証

    1. 日本の糖尿病ケアデバイス市場 ― 流通モデル(追加分析)
      11.1 概要
      11.2 潜在的な販売・流通事業者
      11.3 流通パートナー評価の主要項目

    2. キーオピニオンリーダー(KOL)インサイト(追加分析)

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