プレスリリース
川崎港の放置船撤去工事を受託
―行政代執行による大型遊覧船の現地解体・撤去を実施。 放置船問題の解決と資源循環に貢献―
産業廃棄物処理・船舶サルベージを手がける株式会社 信太商店(本社:東京都渋谷区、代表取締役:信太 裕介)は、川崎市港湾局が実施する行政代執行に伴い、神奈川県川崎市川崎区白石町地先に係留・放置されている大型遊覧船「Anniversary Cruise」(総トン数171トン、全長24.7m)の解体・撤去工事を担います。撤去作業は2026年(令和8年)6月17日(水)から約1か月間を予定しています。
本船は、傾斜したうえ船体の一部が水没した状態にあり、限られた港湾水域での解体には高度な技術と安全管理が求められます。当社は、これまで官公庁案件等で培ってきたサルベージ・解体技術と行政手続きのノウハウを結集し、周辺企業や航行船舶への影響を抑えながら、安全かつ環境に配慮した撤去を行います。
■本工事の概要
● 対象船舶: 汽船「Anniversary Cruise」
(船籍港:東京都/総トン数171トン/全長24.7m)
● 所在地 : 神奈川県川崎市川崎区白石町3-44地先(民間係留施設)
● 工事内容: 現地での解体・撤去、発生物の運搬・適正処理
● 実施期間: 2026年6月17日(水)から約1か月間(予定)
● 発注者 : 川崎市港湾局(行政代執行法第2条に基づく代執行)
● 施工 : 株式会社信太商店
※開始日・期間は天候や作業状況により変動する可能性があります
■経緯(放置から撤去まで)
本船は2018年(平成30年)10月から白石町地先の民間係留施設に係留され、その後放置状態となっていました。2025年(令和7年)2月には強風により船体が傾き、一部が水没。当該水域は川崎港の放置等禁止区域にあたることから、川崎市は港湾法に基づき、2026年(令和8年)5月20日を期限とする撤去命令を所有者等に送付していました。
期限までに撤去が行われず、今後の転覆・漂流による周辺企業や航行船舶への支障が懸念されることから、川崎市は行政代執行法に基づき代執行による撤去を決定しました。当社は、その撤去・解体工事を担う事業者として本作業にあたります。
■当社の技術と役割
放置船・沈没船は、傾斜や水没によって通常の解体・撤去が困難になりやすく、対応できる事業者は限られます。当社は「他社が手がけない処理困難物」を専門に扱う事業者として、本案件で以下の技術・体制を提供します。
● 傾斜・一部水没した171トン級の大型船を、限られた港湾水域で安全に解体・撤去する施工計画の立案力
● 引き揚げ(サルベージ)から解体・運搬・処分までを一貫対応できる体制と、クレーン・水上作業に関する豊富な知見
● 本案件では現場条件に合わせた工法を採用し、周辺企業・航行船舶への影響を最小限に抑制
● 港湾法・行政代執行に関わる各種許可申請・行政手続きのノウハウによる円滑な着手
● 解体後の廃棄物を適正に分別・処理し、可能な限り再資源化することで環境負荷を低減(資源循環への貢献)
■今後の展開
当社は本案件で得られる知見を活かし、次の領域を強化してまいります。
● 自治体・港湾管理者と連携した行政代執行・公共撤去案件への対応力の拡充
● 放置船・沈没船サルベージおよび大型構造物解体分野でのサービス拡大
● 発生物の再資源化を高める、環境負荷の少ない撤去・処理スキームの確立
■経営戦略上の位置づけ
本案件は、創業以来掲げる「他社がやらない処理困難物に向き合う」という当社のコンセプトを象徴する取り組みです。防衛省や各地方自治体などで培ってきた信頼と実績の延長線上に位置づけられ、環境負荷の少ない資源循環型社会の実現という当社の経営方針に合致するものです。当社は、安全と環境配慮を両立した撤去・処理サービスを通じて、港湾の安全確保と海洋環境の保全に貢献してまいります。
■関連リンク
川崎市 報道発表資料「放置船に対する行政代執行を実施します」(2026年6月12日公表)
https://www.city.kawasaki.jp/templates/prs/580/0000188058.html
■会社概要
会社名 : 株式会社 信太商店(しだしょうてん)
代表者 : 信太 裕介(しだ ゆうすけ)
所在地 : 〒151-0073 東京都渋谷区笹塚3-44-8
設立 : 2010年4月23日
事業内容 : 産業廃棄物収集運搬業、特別管理産業廃棄物収集運搬業、
一般貨物自動車運送業、重量物揚重作業、沈船引き揚げ業務
主要取引先: 防衛省、陸上自衛隊、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構、
国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人東京大学、
各地方自治体、民間企業