報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年6月15日 10:30
    GSアライアンス株式会社

    GSアライアンスが、ネペタラクトール系、天然由来の 蚊、害虫に対する忌避剤を開発

    GSアライアンス株式会社(代表取締役:森 良平、本社:兵庫県川西市)は、脱炭素、カーボンニュートラル社会構築のため環境エネルギー分野の先端技術を研究開発する会社です。この度、当社の森 寛(理学博士)は、天然由来のネペタラクトール系の蚊、害虫の忌避剤を開発しました。2026年6月29日から、このネペタラクトール系虫よけ剤(雑貨として)を販売開始します。(予定は前後する可能性があります)


    ネペタラクトール系、天然由来の蚊、害虫に対する忌避剤

    ネペタラクトール系、天然由来の蚊、害虫に対する忌避剤


    人類は古代から蚊に悩まされてきました。蚊は、感染症(マラリア、デング熱、ナイル熱、日本脳炎など)を媒介し、年間70万人以上の命を奪う世界で最も人間を殺している生物です。主に産卵期のメスが人間の汗や二酸化炭素、体温、黒色に反応して吸血し、特に熱帯、亜熱帯地域で被害が深刻です。人類が進化する過程で、一部の蚊が人間の血液を好むように適応した可能性が指摘されています。よって、これまで様々な蚊の対策のための殺虫剤や忌避剤が開発され、使用されてきました。


    蚊の忌避剤、虫よけとしては長年ディート(DEET)が効果の高い蚊の忌避成分として使用されています。蚊以外にもマダニ、ブユ(ブヨ)、アブなどに高い忌避効果を発揮する代表的な虫よけ成分です。50年以上の使用実績があり、世界的に最も普及している成分ですが子供への毒性、副作用と、樹脂、プラスチックを溶かすという問題が指摘されています。12歳未満の方はディート30%配合虫よけ剤は使用できません。その年代の子供がディート配合の虫除け剤を使うときは、濃度が12%以下の製品を選ぶ必要があり、6ヶ月未満の子供においてはディート配合製品の使用自体が禁止されています。


    ディートに代わる成分として、肌への刺激が少ないイカリジン(Icaridin)が一般化しています。日本では2015年に虫よけ成分として承認された比較的新しい成分で、ディートに比べて肌への刺激が少なく、安全性が高いとされています。ディートと同じく蚊以外にも、ブユ(ブヨ)、アブ、マダニなどにも効果的です。イカリジンはプラスチックや合成繊維を傷めることがなく、毒性が低く子供でも使用できます。


    一方で、ディートやイカリジンは化学合成物ですが、植物や天然由来の蚊の忌避剤も存在します。レモンユーカリ、レモングラス、ハッカ、ペパーミント、シトロネラやラベンダー等のハーブ成分が天然忌避剤の例ですが、安全性が高い一方で、忌避効果が弱い、持続時間が短いなどの課題があります。


    このような状況の中、GSアライアンスは、ネペタラクトール系の蚊の忌避剤を開発しました。ネペタラクトールとは、植物(特にマタタビ)から抽出される天然成分で、天然由来でありながら蚊の忌避効果はディートに匹敵するか、それを凌駕する可能性があるともいわれています。マタタビから有機溶剤などを使って抽出、精製して作ることができますが、この手法だと大量生産が難しく、コストが高くなります。そこでGSアライアンスは独自の合成方法によりこのネペタラクトールを比較的安価に大量生産できる目途をつけました。そして当社で作ったそのネペタラクトールを用いて忌避剤を作ります。そして、ネペタラクトールは天然由来の成分なので、化学合成されたディートやイカリジンに比べて肌への負担が非常に少ないとされます。


    2021年の岩手大学や名古屋大学などの研究により、ネペタラクトールはマタタビに含まれる主要な化学成分であり、猫が反応する引き金となる物質であることがわかりました。そしてこの物質は猫を酔っぱらったような状態(多幸状態)にするだけでなく、蚊を寄せ付けない忌避効果も持っていることも明らかになりました。猫がマタタビの葉を噛んだり、顔を擦り付けたりするのは、このネペタラクトールを体毛に付着させ、蚊の攻撃から身を守るための行動であるとされています。


    当社は2026年6月29日(予定は前後する可能性があります)から、このネペタラクトール系虫よけ剤(雑貨として)を販売開始します。そして、今後は蚊以外の害虫に対する忌避剤、殺虫剤や、関連する機能性物品の研究開発も進めていきます。



    ■会社概要

    GSアライアンス株式会社(冨士色素株式会社グループ)

    代表者  : 代表取締役 森 良平博士(工学)

    本社所在地: 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11

    事業内容 : カーボンニュートラル、脱炭素、SDGs課題に取り組む環境、

           エネルギー分野の最先端技術の研究開発

    会社URL  : https://www.gsalliance.co.jp/