報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年6月15日 12:00
    株式会社AZSTOKE

    圧倒的な物理エネルギーをオリジナル音源へ  屋外特化型スタジオSKYSQUAREのテックデモをリリース! 音響技術ノウハウをCEDEC2026で完全公開

    ゲームサウンド開発を専門に行う株式会社AZSTOKE(名称:エーゼットストーク、所在地:東京都世田谷区、代表取締役社長:中島 健太郎)は、同社が運営する屋外特化型フィールドスタジオ『SKYSQUARE(スカイスクエア)』の収録音源で構成されたテックデモ作品『GRAVITY(グラビティ)』を公開いたします。


    テックデモ「GRAVITY」

    テックデモ「GRAVITY」


    公式YouTube URL( https://youtu.be/FX4-trOW3HQ )

    ※本動画のすべての効果音は、SKYSQUAREにて収録された音源を使用しています。


    『GRAVITY』は、SKYSQUAREが持つ最大の特徴である、大規模な重機を用いた破壊音や高エネルギーな物理衝突音、様々な色彩を持つ環境音の臨場感あふれるリアルなサウンドライブラリのポテンシャルを最大限に引き出した技術デモンストレーション作品です。

    作品内のすべてのオーディオ要素が同スタジオの収録音源のみで構築されており、次世代のゲーム開発における音響表現の可能性を提示します。

    この度、本テックデモの公開に伴い、ゲームに関する技術や知識を共有する国内最大級のカンファレンス『CEDEC2026』にて、本作に用いられた収録ノウハウや音響技術に関するセッション『大規模!屋外「フォーリーフィールド」の圧倒的な物理エネルギー収録と実践』さらに『【UE5×RIGDOCKS】自社専用システムを構築!『SKYSQUARE』から始まる次世代の音響ワークフロー』の2セッションを発表いたします。

    また、期間中は会場内にてブース出展も行い、テックデモの視聴やフィールドスタジオの詳細、RIGDOCKS技術内容をご案内いたします。

    是非この機会に、セッションおよび出展ブースにて、SKYSQUAREの圧倒的なスケール感と、そこから生み出される唯一無二のサウンドクオリティ、そしてそれらを支えるRIGDOCKSの先進的な技術をご体感ください。



    ■テックデモ『GRAVITY』の映像+音響コンセプト


    崩れ落ちていくオブジェクト

    崩れ落ちていくオブジェクト


    上空から絶え間なく降り注ぐ、巨大な鉄骨や様々な金属素材が崩れ落ち、その過酷な環境の中を、公式キャラクター「Loopdirock(ループディロック)」が歩みを進めていきます。

    次々と周囲に激突し、崩れ落ちていくオブジェクトと、それらが引き起こす凄まじい物理現象を、映像と音響で演出しています。

    本作では、現物収録でしか得られないオブジェクトの圧倒的な「サイズ感」や、衝突ごとに異なる「音のばらつき」、金属同士が擦れ合う生々しい「ざらつき」といった微細なニュアンスを徹底的に追求しました。

    実録音源が持つリアルな質感を引き出すため、一音一音にいたるまでじっくりと緻密な音響調整を重ねており、これまでにない実在感を持ったサウンドスケープを実現しています。



    ■「1トン級の鉄骨」と重機を用いた、前代未聞の収録方法


    巨大な鉄骨を自社で購入

    巨大な鉄骨を自社で購入


    本作の収録では、実際に総重量1トン近くに及ぶ巨大な鉄骨を自社で複数購入し、現場で即座に利用できる収録体制を整えています。

    現場に配備されたヤンマー製ショベルB7Σで鉄骨を高く吊り上げ、そこから自由落下を発生させるという、通常のスタジオワークの常識を覆すダイナミックな手法で収録を行いました。

    コンクリート地面に激突した瞬間に全方位へ炸裂する凄まじい地鳴りのような重低音、そして鉄骨がへこみ、歪む際の大気が震えるほどの物理エネルギー。この「1トン級の質量」がぶつかり合う本物の衝撃音を、屋外特化型スタジオ『SKYSQUARE』の広大な音響空間だからこそ実現することができました。


    大規模な重機運用

    大規模な重機運用

    緻密な安全対策

    緻密な安全対策


    写真にある通りの大規模な重機運用と、緻密な安全対策、そして卓越した収録技術が結実したからこそ実現した、文字通り「命がけのリアリティ」がこのテックデモには込められています。


    オブジェクトの現物収録

    オブジェクトの現物収録


    ■超低周波の振動が放つ圧倒的な臨場感。大型ウーファーとパワーアンプを駆使した「地鳴り」音響の収録に成功


    「地鳴り」音響の収録

    「地鳴り」音響の収録


    CLASSIC PRO CPW18II-4 ウーハーユニットとYAMAHA PC4002のパワーアンプを組み合わせた独自の「地鳴り」音響の収録を実施いたしました。

    サブウーファーへの配線、端子の接続にいたるまでのすべての音響インフラを自社スタッフの手で構築。

    パワーアンプから生み出される身体を震わせるような超低周波の物理的な振動を、プレハブハウスに直に響き渡らせることで共振を発生させて、近くにある様々なものを揺らすことで響きを調整し、その振動をマイクで捉えることで地鳴り音を作り出します。

    迫力ある音響演出において、空気を震わせる「地鳴り」の再現は非常に難易度の高いタスクです。

    当初は15インチサブウーファーユニットを使用し、地鳴りサウンドの収録・再生実験を行いました。しかし、15インチというサイズ感では、当社が求めている「圧倒的な重低音」を表現するにはどうしてもスケールが小さく、理想の音には届きませんでした。

    そこで、さらなるスケール感を求めてスピーカーの規模を18インチへとサイズアップ。この大胆な変更が功を奏し、まさに求めていた「空気そのものが振動するリアルな地鳴り」を再現することに成功しました。

    また、この巨大なウーファーを完全に駆動させるためには、パワーアンプのワット(W)容量への配慮も欠かせません。電力不足による音の痩せや歪みを防ぐため、慎重に検討を重ねた結果、最終的に圧倒的な出力と安定性を誇るYAMAHA PC4002を採用。大口径スピーカーのポテンシャルを最大限に引き出す、完璧なシステムが完成しました。

    このこだわり抜いた「地鳴り」の空気感と圧倒的なエネルギーは、今回の「GRAVITY」の随所に導入されています。


    地鳴りサウンドの収録・再生実験

    地鳴りサウンドの収録・再生実験


    ■天候を「待ち伏せ」する、執念の悪天候(雨・雷)環境音収録


    本物の自然現象を粘り強く待機

    本物の自然現象を粘り強く待機


    GRAVITYの音響空間をリアルに満たす環境音(雨音、雷)には、作られたノイズではなく、本物の自然現象がもたらすテクスチャーが不可欠でした。

    緊迫した空気感を演出するため、現場では「天候を待ち伏せして収録する」という新たな環境音収録アプローチを試みています。

    雨や雷といった自然現象は、人間の都合でコントロールすることはできません。そこで、「理想的な悪天候」がスタジオを包み込む瞬間を狙ってスタッフが現地で完全待機し、激しい雨が地面や鉄素材を叩く音、そして大気を引き裂くリアルな落雷の轟音を、その瞬間が訪れるまで粘り強く待ち続け、最高鮮度でキャプチャすることに成功しました。

    この「自然のタイムラインに人間側が合わせる」という徹底した現場主義により、一般的な音源ライブラリにあるような均一な環境音とは一線を画す、その日・その場所でしかなかった生々しい空気のうねりや、天候のダイナミックな変化をテックデモ内に封じ込めることができました。



    ■これらすべてのノウハウを完全公開:『CEDEC2026』セッション・ブース出展概要


    『CEDEC2026』セッション・ブース出展

    『CEDEC2026』セッション・ブース出展


    本作『GRAVITY』で実践された、常識破りの大規模収録と緻密な音響調整により、株式会社AZSTOKEは、これらの収録プロセスで得られた具体的なデータや技術、そして直面した課題への解決アプローチに至るまでを『CEDEC2026』にて余すことなく一般公開いたします。

    デジタルシミュレーションだけでは到達できない「本物の音」を、いかにして安全に、かつ最高鮮度でゲームの世界へ実装するのか。セッションおよび出展ブースでは、現場の生のノウハウを凝縮して開発者の皆様へお届けします。


    ▼ブース出展

    日時  : 2026年7月22日(水)~7月24日(金) 全3日間

    開催場所: パシフィコ横浜 ノース(神奈川県横浜市西区みなとみらい)

    URL   : https://cedec.cesa.or.jp/2026/sponsor/exhibition/


    ▼セッション登壇

    ◇レギュラーセッション(1)

    大規模!屋外『フォーリーフィールド』の圧倒的な物理エネルギー収録と実践


    日時: 2026年7月22日(水)15:00~16:00 60分 レギュラーセッション

    会場: 第6会場

    URL : https://cedec.cesa.or.jp/2026/timetable/detail/s6970bbfeae66f/


    ◇レギュラーセッション(2)

    【UE5×RIGDOCKS】自社専用システムを構築!『SKYSQUARE』から始まる次世代の音響ワークフロー


    日時: 2026年7月24日(金)16:40~17:40 60分 レギュラーセッション

    会場: 第12会場

    URL : https://cedec.cesa.or.jp/2026/timetable/detail/s69f30e538a169/



    ■会社概要

    社名  : 株式会社AZSTOKE(エーゼットストーク)

    代表者 : 代表取締役社長 中島 健太郎

    所在地 : 〒156-0045 東京都世田谷区桜上水5-14-9 コート桜上水B1F

    事業内容: ゲーム開発、ゲームサウンド開発、RIGDOCKS開発、

          屋外収録スタジオSKYSQUARE運営、アーティスト支援

    URL   : https://www.azstoke.jp