報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年6月17日 10:30
    株式会社イーアンドディー

    機密帳票を外部送信せず処理できる AIエージェント型OCRプラットフォーム 「AI DataPicker! Ver.2」提供開始

    複数LLM対応により、分類・抽出・変換・検索・対話まで自動化。 オンプレミス/ローカルLLM構成にも対応

    株式会社イーアンドディー(本社:東京都千代田区、代表取締役:木村 修、以下 イーアンドディー)は、請求書・注文書・見積書・車検証・出品票・メール本文などの業務文書を、AIが分類・抽出・変換・検索・対話まで支援するAIエージェント型OCRプラットフォーム「AI DataPicker! Ver.2」の提供を、2026年6月15日(月)より開始します。

    AI DataPicker! Ver.2は、従来のOCRのように文字を読み取るだけでなく、読み取った情報を業務データとして構造化し、明細単位展開、会計取込形式への変換、電帳法対応を想定したファイル名の自動生成、AI検索までを一貫して支援する文書処理AIプラットフォームです。

    また、複数のLLMに対応し、クラウドAIだけでなく、オンプレミス構成やローカルLLM構成にも対応可能です。これにより、機密帳票を外部クラウドに送信できない企業、官公庁、金融機関、製造業などでも、セキュリティポリシーに合わせて業務文書へのAI活用を進めることができます。


    AI DataPicker! Ver.2 概念図

    AI DataPicker! Ver.2 概念図


    ■開発の背景

    電子帳簿保存法やインボイス制度への対応により、企業の経理・総務・営業事務部門では、請求書、注文書、領収書、見積書などの確認・入力・保存・検索にかかる業務負荷が高まっています。

    一方で、生成AIの活用が進む中、企業の現場では「機密文書を外部クラウドに送信してよいのか」「AIの判断根拠が分からない」「帳票ごとにテンプレートを作る手間が大きい」「PDFだけでなくメール本文やExcelも処理したい」といった課題が残されています。

    AI DataPicker! Ver.2は、こうした現場課題に対応するため、従来型のOCRを超えて、文書の分類から抽出、変換、検索、対話までをAIが支援する“AIエージェント型OCRプラットフォーム”として開発されました。



    ■AI DataPicker! Ver.2の主な特長

    ●1. 5種のAIエージェントが文書処理を一貫して支援

    AI DataPicker! Ver.2では、業務文書に対して、分類、抽出、変換、検索、対話の5種のAIエージェントが連携して支援します。

    従来のOCRが「文字を読む」ことを中心としていたのに対し、AI DataPicker! Ver.2は、読み取った情報を業務で利用しやすいデータへ変換し、その後の確認・検索・活用までを支援します。

    なお、電帳法対応を想定したファイル名の自動生成は、AIによる推論ではなく、抽出結果に基づくプログラム処理として実行します。


    ●2. 請求書・注文書・見積書の明細単位展開に対応

    請求書、注文書、見積書などに含まれる品目行を明細単位で抽出し、販売管理システムや業務データベースに取り込みやすい形式で出力できます。

    また、同じ帳票を「販売管理向けの明細展開」と「会計取込向けの集約形式」に切り替えて処理することも可能です。これにより、同一文書を利用部門や出力先に応じて柔軟に活用できます。


    ●3. メール本文・Word・ExcelなどPDF以外の業務文書にも対応

    業務現場では、PDFや画像だけでなく、メール本文、Word、Excelなど、さまざまな形式で取引情報がやり取りされています。

    AI DataPicker! Ver.2では、PDF・画像に加えて、メール本文などのテキスト情報も処理対象とすることで、紙やPDFに限定されない業務文書処理を支援します。


    ●4. AIの判断根拠や代替候補を表示する「透明型AI」

    生成AIやAI-OCRの活用では、AIがなぜその結果を出したのか分からないというブラックボックス性が課題になります。

    AI DataPicker! Ver.2では、AIの判定根拠や代替候補の提示に対応し、担当者が確認・修正しやすい運用を支援します。AIの判断をそのまま利用するのではなく、人が確認しながら安全に業務へ取り込むことができます。


    ●5. 電帳法対応を想定したファイル名自動生成

    読み取った日付、取引先名、金額などの情報をもとに、電子帳簿保存法対応を想定したファイル名の自動生成を支援します。

    ファイル名の自動生成は、抽出済みの項目情報をもとに、あらかじめ設定されたルールに従ってプログラム処理で行います。これにより、帳票の読み取り後に発生するリネーム作業、保存作業、検索性確保の負担を軽減します。


    ●6. AI検索機能により、読み取った文書を自然言語で検索

    AI DataPicker! Ver.2では、読み取った文書情報を蓄積し、自然言語で検索・確認できるAI検索機能にも対応しています。

    例えば、「先月の○○社からの請求書を確認したい」「この車両に関する書類を探したい」といった業務上の問い合わせに対し、蓄積された文書情報をもとに確認することができます。


    ●7. オンプレミス/ローカルLLM構成に対応

    機密性の高い帳票や業務文書を扱う企業では、文書データを外部クラウドへ送信できないケースがあります。

    AI DataPicker! Ver.2は、オンプレミス構成やローカルLLM構成にも対応可能であり、企業内のセキュリティポリシーに合わせた導入を支援します。


    ●8. 複数LLM対応により、用途に応じたAI活用が可能

    AI DataPicker! Ver.2は、複数のLLMを用途に応じて切り替えられる構成を採用しています。

    クラウドAIの活用、ローカルLLMによる社内完結型運用、将来的な国産AIへの段階的対応など、企業の要件に応じた柔軟なAI活用を支援します。


    AI DataPicker! Ver.2 操作画面イメージ

    AI DataPicker! Ver.2 操作画面イメージ

    5種AIエージェントによる文書処理フロー

    5種AIエージェントによる文書処理フロー


    ■想定される利用シーン

    AI DataPicker! Ver.2は、以下のような業務での活用を想定しています。

    * 経理部門:請求書、領収書、注文書、見積書の読取・明細展開・会計取込

    * 総務・営業事務:申込書、契約関連書類、各種帳票のデータ化

    * 自動車業界:車検証、整備記録簿、出品票などの読取・構造化

    * 金融・官公庁・製造業:外部送信が難しい機密帳票の社内処理

    * 中小企業:メール本文やPDFで届く取引情報のデータ化

    * SIer・業務システム事業者:既存システムへの文書AI処理機能の組み込み



    ■正式発表前の限定先行評価について

    AI DataPicker! Ver.2は、正式提供に先立ち、これまでにAI DataPicker! Ver.1へお問い合わせ・ご相談をいただいた企業様を中心に、限定先行評価のご案内を開始しています。

    先行評価では、実際の業務帳票に近い利用シーンを想定し、帳票の明細展開、PDF以外の文書処理、AIの判定根拠表示、オンプレミス/ローカルLLM構成などについて確認いただき、現場業務での有用性や導入要件に関するフィードバックを収集します。

    イーアンドディーでは、先行評価を通じて得られた意見をもとに、操作性、出力形式、業務システム連携、導入支援メニューのさらなる改善を進めてまいります。



    ■提供形態・価格

    AI DataPicker! Ver.2は、以下の形態で提供します。

    * スタンダードASP:月額28,000円~ + 1枚6円

     ※注視領域機能は1回につき1円追加

    * エンタープライズASP:個別見積

    * オンプレミス構成:個別見積

    * ローカルLLM構成:個別見積

    * 業務システム連携・カスタマイズ:個別見積

    * 業界特化モデルの提供:個別見積


    ※詳細な料金、対応範囲、導入条件については個別にお問い合わせください。



    ■今後の展開

    イーアンドディーは、AI DataPicker! Ver.2を、単なるOCRツールではなく、企業の文書処理業務を支えるAI基盤として強化していきます。

    今後は、RPA連携、Webhook/コールバック通知、業界別テンプレート、精度改善機能、国産AIへの段階的対応などを進め、経理、総務、自動車、金融、官公庁、製造業など、幅広い分野での文書処理DXを支援してまいります。



    ■代表コメント

    生成AIの普及により、文書処理は「読む」だけでなく、「判断し、業務データとして活用する」段階に入りました。一方で、日本企業の現場には、クラウドに送れない機密帳票、制度対応で増え続ける確認作業、AIの判断根拠が見えない不安が残されています。

    AI DataPicker! Ver.2は、こうした課題に対し、AIエージェント化、透明型AI、オンプレミス/ローカルLLM対応、複数LLM対応により、日本企業が安心して使える文書処理AIプラットフォームを目指すものです。


    株式会社イーアンドディー

    代表取締役 木村 修



    ■AI DataPicker! Ver.2について

    AI DataPicker! Ver.2は、請求書・注文書・見積書・車検証・出品票・メール本文などの業務文書を対象に、AIが分類、抽出、変換、検索、対話までを支援するAIエージェント型OCRプラットフォームです。

    複数LLM、オンプレミス、ローカルLLM構成に対応し、企業の帳票DX、文書処理自動化、データ主権確保を支援します。また、電帳法対応を想定したファイル名の自動生成など、業務運用に必要な処理もプログラムにより支援します。


    製品URL: https://www.e-d.co.jp/service/ai-datapicker2/



    ■会社概要

    会社名 : 株式会社イーアンドディー

    所在地 : 東京都千代田区神田松永町17-5 相沢ビル4F

    代表者 : 代表取締役 木村 修

    事業内容: AIシステム開発、業務支援システム開発、

          AI-OCR/文書処理AIソリューションの提供

    URL   : https://www.e-d.co.jp/