報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年2月19日 14:00
    学校法人近畿大学

    「近大ノドグロ」の特別メニューを期間・数量限定で販売! 「白身のトロ」と呼ばれる高級魚を養殖し、直営店で初提供

    近大ノドグロ 姿焼き
    近大ノドグロ 姿焼き

    近畿大学(大阪府東大阪市)と、近畿大学発ベンチャー企業の株式会社アーマリン近大(和歌山県白浜町)は、令和8年(2026年)2月26日(木)から3月11日(水)までの期間、近畿大学水産研究所富山実験場(富山県射水市)にて研究・養殖したノドグロ(標準和名:アカムツ)を、養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」(大阪店・銀座店)にて数量限定で提供します。
    ※今回提供するノドグロは人工ふ化第1世代を育てたものであり、完全養殖(人工ふ化第2世代)ではありません。

    【本件のポイント】
    ●近畿大学が研究・養殖した「白身のトロ」と称される高級魚ノドグロを期間・数量限定で販売
    ●素材本来の脂の乗りを味わえる、香ばしさが引き立つ「姿焼き」で提供
    ●近畿大学水産研究所が長年挑戦してきたノドグロ養殖研究の成果を社会に届ける実学の取り組み

    【ノドグロの養殖研究】
    ノドグロは標準和名をアカムツといい、白身でありながら濃厚な脂の乗りから「白身のトロ」と呼ばれるほど味が良いとされる高級魚です。近畿大学水産研究所富山実験場では、平成27年(2015年)にノドグロの飼育研究を開始し、平成28年(2016年)10月に人工ふ化に成功しました。そこから完全養殖を目標に人工ふ化稚魚の量産化をめざして飼育方法の改善に取り組み、令和4年(2022年)には約1万尾、令和5年(2023年)には3万尾以上の種苗生産に成功しました。その後も研究を積み重ね、研究開始から10年となる令和7年(2025年)10月6日に、人工種苗由来の親魚からの採卵・人工ふ化に成功し、世界で初めて完全養殖を達成しました。

    【本件の内容】
    今回、養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」(大阪店・銀座店)で提供するのは、完全養殖となる稚魚を生んだ人工ふ化第1世代のノドグロです(完全養殖魚ではありません)。令和4年(2022年)生まれで、令和6年能登半島地震から奇跡的に生き残り、3年かかって食べられるサイズ(約20cm)まで成長しました。店舗でのノドグロ提供は今回が初めてであり、本学が長年挑戦してきたノドグロ養殖研究の成果を社会に届ける実学の取り組みです。漁獲量が少ないノドグロを養殖で提供することは、価格変動の幅を抑えることや、ノドグロが獲れない時期の供給を補うことにつながると期待されます。
    提供メニューは、「近大ノドグロ 姿焼き」です。じっくり火を通すことで、皮目の香ばしさを引き立たせ、ふっくらとジューシーなノドグロ特有の芳醇な脂の乗りと、凝縮された白身の旨味をご堪能いただけます。

    【販売概要】
    提供メニュー:「近大ノドグロ 姿焼き」1人前1尾 1,800円(税込)
    提供期間  :令和8年(2026年)2月26日(木)~3月11日(水)
           ※各店舗1日あたり20食限定、ディナータイムのみ提供
    提供場所  :養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」
           大阪店(大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪北館6階)
           銀座店(東京都中央区銀座6丁目2番先 東京高速道路山下ビル2階 銀座コリドー街)
           ※近畿大学水産研究所はなれ グランスタ東京店での提供はありません
    お問合せ  :株式会社アーマリン近大 TEL(06)4307-3106

    【近畿大学水産研究所富山実験場】
    平成3年(1991年)、富山県射水市(旧新湊市)に近畿大学水産研究所として6番目、かつ日本海側唯一の拠点として開設されました。水深16m層および100m層の海水を汲み上げることができる取水設備と、多種多様な養殖用水槽を完備しており、日本海における養殖産業の発展をめざした最先端の陸上養殖研究に取り組んでいます。主な研究対象種として、富山名産の「ます寿し」の原料として知られるサクラマスの陸上完全養殖を達成したほか、夏場でも20℃以下に保たれる100m層海水の特性を生かし、漁獲量が激減しているマアナゴについても完全養殖に向けた種苗生産の研究を行っています。

    【養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」】
    近畿大学と近畿大学発ベンチャー企業の株式会社アーマリン近大は、平成25年(2013年)に大阪梅田と東京銀座に養殖魚専門料理店「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」を出店しました。養殖魚を主役にした飲食店は珍しく、32年もの年月をかけて世界で初めて完全養殖に成功した「近大マグロ」など、近畿大学の研究成果を味わうことができる店として話題を集めています。
    大学が養殖魚の専門料理店を開店した背景には、「養殖魚の価値の転換」という大きな目標がありました。天然資源の枯渇が懸念されているなか、徹底した品質管理のもとで安心・安全で美味しく、環境負荷を低減しながら安定して食べられるという養殖魚の価値は着実に見直されています。
    令和2年(2020年)には、東京駅グランスタ東京に、近畿大学が稚魚まで育て、その後各地の業者が育成した養殖魚を提供する店舗も出店しました。これまでに、3店舗累計で222万人以上の方に来店いただいています。
    また、令和7年(2025年)には、大阪・関西万博にも店舗を出店し、会期中は11万人を超える方にサステナブルな未来の食と新しい食の可能性を発信しました。
    これからも養殖魚の安全性や品質などを社会に訴求するとともに、持続可能な水産業の実現をめざします。

    【関連リンク】
    アーマリン近大
    https://www.a-marine.co.jp/
    水産研究所
    https://www.kindai.ac.jp/rd/research-center/aqua-research/