報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年4月28日 15:00
    有限会社藤井牧場

    藤井牧場、国内初・乳牛最大級となる 家畜排せつ物管理によるJークレジット創出に成功

    ―富良野未来開拓村構想の中核として 環境配慮型酪農をブランド価値へ転換―

    有限会社藤井牧場(北海道富良野市)は、Jークレジット方法論の家畜排せつ物管理方法の変更(AG-002)による温室効果ガス削減の取り組みを通じて、国内で初めて、乳牛*最大級となるJークレジット創出に成功しました。

    今回のクレジットは、藤井牧場の第2牧場である麓郷ファームにおける取り組みを基盤としており、Green Carbon株式会社(以下、Green Carbon)が認証主体となり、温室効果ガス2,000t(対象期間:2024年10月1日~2025年6月30日)の排出削減として2026年3月末に正式に認証されました。この成果は、藤井牧場が推進する「富良野未来開拓村」構想における環境領域の重要な進展であり、酪農と地域が抱える排せつ物処理の課題解決、そして連携メーカーの商品付加価値向上にもつながる取り組みです。


    ・【日本の畜産が、脱炭素の最前線へ】Green Carbon、国内初・最大規模の畜産・酪農由来Jークレジットを創出

    https://green-carbon.co.jp/green-carbon-news-jp/


    *Jークレジット制度 プログラム型プロジェクトにおける国内初・乳牛最大級


    藤井牧場 麓郷ファーム牛群

    藤井牧場 麓郷ファーム牛群


    ■ 国内初・乳牛最大級のJークレジット創出について

    藤井牧場の第2牧場「麓郷ファーム」では、排せつ物の堆積発酵から強制発酵システムへの転換を行い、メタン(CH4)や亜酸化窒素(N2O)の排出削減を実現しました。この排出削減の取り組みをもとに、Green CarbonがJークレジット制度に基づき申請し、国内初・乳牛最大級となる認証が行われました。

    創出の内容については以下の通りです。

    ・創出量 : 2,000t-CO2e(2024/10/1~2025/6/30)

    ・創出主体: 藤井牧場(第2牧場「麓郷ファーム」)

    ・認証主体: Green Carbon株式会社

    ・方法論 : AG-002(家畜排せつ物管理方法の変更)

    酪農分野における脱炭素化の新たなモデルケースとして、国内外から注目される成果となっています。


    藤井牧場 麓郷ファーム施設全体

    藤井牧場 麓郷ファーム施設全体


    ■ 排せつ物管理方法の変更による削減内容

    麓郷ファームでは、従来の堆積発酵から強制発酵システムへと切り替えることで、温室効果ガスの排出削減に加え、臭気の低減や処理効率の向上など、酪農現場が抱える複数の課題を同時に改善しました。

    ・温室効果ガスの削減(CH4・N2O)

    ・臭気の低減

    ・処理効率の向上

    ・地域環境への負荷軽減

    これらの成果は、酪農と地域社会の双方にメリットをもたらす新しい排せつ物管理モデルとして評価されています。


    BBP_施設外観

    BBP_施設外観


    ■ 酪農と地域が抱える“排せつ物処理”という課題への新たな解決策

    北海道の酪農地域では、排せつ物処理は長年にわたり大きな課題として存在してきました。堆肥化に伴う負荷や臭気、処理コスト、地域環境への影響など、酪農の持続可能性を左右する要素が複雑に絡み合っています。麓郷ファームの取り組みは、こうした課題に対する現実的かつ持続可能な解決策として機能し、地域の未来を守るための基盤づくりとして大きな意味を持ちます。排せつ物処理の改善が、環境負荷の低減だけでなく、地域住民との共存や酪農の持続性向上にもつながる点は、今回の取り組みの重要な価値です。


    BBP_堆肥舎(敷料使用)

    BBP_堆肥舎(敷料使用)


    ■ 富良野未来開拓村構想の中核としての位置づけ

    藤井牧場が推進する「富良野未来開拓村構想」は、5つのテーマとして掲げる酪農・環境・畑作・暮らし・教育を統合し、富良野から新しい地域共創モデルを生み出すプロジェクトです。藤井牧場はその実証フィールドとして、環境領域の取り組みを先行して進めてきました。

    今回のクレジット創出は、2030年の開村に向けた重要なマイルストーンであり、持続可能な酪農モデルを社会に提示する象徴的な成果となりました。酪農を「生産の場」から「社会価値を生む、発信の場」へと拡張する富良野未来開拓村構想において、今回の取り組みはその中心的な役割を担っています。



    ■ 商品付加価値の向上と企業ブランドへの貢献

    今回のクレジット創出は、藤井牧場の生乳を使用するメーカーにとっても大きな価値をもたらします。環境配慮型の生産基盤は、商品そのものの付加価値を高め、カーボンフットプリント削減に寄与するだけでなく、国内外の市場において“サステナブルな日本の酪農”としての訴求力を高めます。

    特に海外市場では、環境配慮型原材料の価値が高まっており、藤井牧場の取り組みは「Furano / Hokkaido / Japan」という地名価値とともに、企業ブランドの強化に直結します。クレジットの販売にとどまらず、環境配慮型酪農による付加価値を企業とともに商品へ転換していくことが、今後の重点領域となります。



    ■ 今後の展望

    藤井牧場は、今回の成果を起点に、クレジット創出量の拡大や未来開拓村構想の他領域との連動を進めていきます。企業・大学との共同プロジェクトや海外企業との連携も視野に入れながら、2030年の富良野未来開拓村開村に向けて、環境配慮型酪農を軸とした新しい価値創造に取り組んでいきます。



    ■ 会社概要

    会社名 : 有限会社藤井牧場

    所在地 : 北海道富良野市八幡丘

    代表者 : 藤井 雄一郎

    創業  : 1904年

    事業内容: 酪農業

    URL   : http://www.fujii-bokujo.com/



    ■参考

    ・【日本の畜産が、脱炭素の最前線へ】Green Carbon、国内初・最大規模の畜産・酪農由来Jークレジットを創出

    https://green-carbon.co.jp/green-carbon-news-jp/


    ・藤井牧場、「富良野未来開拓村構想」を発表 共創プラットフォーム構築と視察観光事業を開始へ

    https://www.atpress.ne.jp/news/589736