報道関係者各位
    プレスリリース
    2007年3月30日 09:30
    株式会社ディーシーティ

    高画素カメラ付き携帯電話専用キセノンストロボフラッシュ制御IC『MA3001』発売開始のお知らせ

    報道関係者各位 プレスリリース                      2007年3月30日                         株式会社ディーシーティ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━        ディーシーティ、高画素カメラ付き携帯電話専用      キセノンストロボフラッシュ制御IC『MA3001』の発売開始 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 特殊半導体素子開発設計会社である株式会社ディーシーティ(本社:東京都 渋谷区、代表取締役社長:飯野 昇、以下ディーシーティ)は、カメラ付き 携帯電話専用キセノンストロボフラッシュ制御IC『MA3001』の開発完了及び 大量生産・販売開始を発表致します。 ■MA3001の特徴 MA3001は携帯電話用カメラ及び小型カメラ用フォトフラッシュの充電、発光を 高効率に制御するICです。ディーシーティが培ってきたASIC設計技術及び ノウハウを結集し、超小型ICに従来キセノンストロボ構築に必要だった回路 機能を集積し、スペースに限りがある携帯電話アプリケーションにも十分に 対応できる超小型キセノンストロボモジュールの構築を可能にします。 ■背景 キセノンストロボフラッシュは静止画撮影に最適な光量、色温度特性を持つ ことから、銀塩カメラやデジタルカメラにて多年にわたりフラッシュ光源 として使用されてきましたが、小型化、スリム化がトレンドとして進む携帯 電話アプリケーションではスペース上の問題からLEDフラッシュが使用されて きました。 携帯電話に搭載されるカメラが高画素化、高機能化し、各携帯電話メーカーが デジタルカメラと同等以上の撮影画質を追求している中、カメラフラッシュ 光源は各社依然としてLEDを採用しており、特に夜間の撮影では十分な光量が 確保出来ず満足できる撮影画質が得られないという欠点がありました。 又、高画素CMOSイメージセンサーの大量普及に伴い、CCDと比較してセンサー ゲインが低いCMOSセンサーでは、高画質を実現する為にはより強力且つ 自然光に近いフラッシュ光源を確保する必要性が専門家から指摘されています。 弊社ディーシーティが開発したMA3001は、スペース上の問題からキセノン ストロボフラッシュを採用できなかった携帯電話アプリケーションへキセノン ストロボフラッシュを実装することを可能にし、LEDでは提供できない充分な 光量及び最適な色温度を提供することでデジタルカメラと同等レベルの画像 クオリティを携帯電話内蔵カメラにて実現します。 ■自動再充電機能について MA3001は、業界初となるフォトキャパシターの自動再充電機能を内蔵 しています。自動再充電機能とは、ストロボフラッシュ発光直後よりフォト キャパシターを自動的に再充電する機能です。フォトキャパシターの再充電を 自動的に制御することで、スペース上の問題から大容量のフォトキャパシター を使用できない携帯電話等の小型フラッシュユニットにて連続複数回 フラッシュを容易に実現します。 自動再充電機能を利用することで、大容量かつサイズの大きいフォト キャパシターを使用しなくても、一回のシャッター動作内で複数回の フラッシュを確実に発光することが可能になり、プリ発光による赤目防止 フラッシュモード、フラッシュの光量を自動的調節するオートストロボ モード等を容易に構築する事が出来ます。 ■今後の展望について ディーシーティでは、MA3001を使用して構築した自社製レファレンスストロボ モジュールを顧客へ開発ツールとして提供し、新機種携帯電話開発における 実際の開発リードタイムの削減を支援しています。 MA3001の完成及び生産開始に伴い海外市場を中心にマーケティング活動を 行ってきており、現時点で海外携帯電話開発メーカー数社での採用が決定し 実際の市場投入に向けた開発の最終段階に入っております。 今後は海外携帯電話メーカのみならず日本国内市場においても、各ストロボ 部品メーカと協力しながら販促活動を拡大していきます。 【商品概要】  商品名:  携帯電話用キセノンストロボフラッシュ制御IC/MA3001  アプリケーション:  携帯電話、PDA、デジタルカメラ及び各種小型カメラフラッシュ ■主な機能(詳細についてはお問い合わせください) ・DC-DCコンバータ用POWER MOSトランジスタ内蔵 ・IGBTドライバ内蔵 ・単一電源駆動 ・自動再充電機能(複数フラッシュ用途向け) ・12ピンQFNパッケージ(3mm×3mm) ■自動再充電機能 MA3001に内蔵されている自動再充電機能は、フラッシュ発光直後よりフォト キャパシターを自動的に再充電させる機能です。フォトキャパシターの 再充電を自動的に制御することで、スペース上の問題から大容量のフォト キャパシターを使用できない携帯電話等の小型フラッシュユニットにて連続 複数回フラッシュを容易に実現します。 ■自動再充電機能によるアプリケーション ・プリ発光による赤目防止フラッシュモード ・対象物周囲の明るさを検知し、フラッシュの光量を自動調節するオート  ストロボモード ・ミクロフラッシュ 【株式会社ディーシーティについて】 1994年設立。専用半導体素子(ASIC)及びコンピューターペリフェラル、 通信機器の開発・販売及びそのコンサルタント業務を手掛ける。 主たる製品として、専用デジタル制御ICを内蔵し、蛍光灯の寿命を劇的に 伸ばす「デジタル点灯管プロ」を全国主要エレベータ保守事業会社、官公庁、 施設管理会社等に販売しております。蛍光灯長寿命化による保守管理経費の 削減、そして省エネ・廃棄蛍光灯数抑制による環境会計導入提案を日本国内 及びアジア・ヨーロッパを中心にした海外市場にて行なっています。 名称 : 株式会社ディーシーティ 本社 : 東京都渋谷区東3-15-6 TEL  : 03-5468-7131 FAX  : 03-5468-7399 設立 : 1993年5月 代表者: 代表取締役社長 飯野 昇 Email : info@dct-web.co.jp URL  : http://www.dct-web.co.jp/ 【本件に対するお問合せ先】 株式会社ディーシーティ 市場開発部:飯野、土屋 TEL : 03-5468-7131 FAX : 03-5468-7399 Email: hiro.iino@dct-web.co.jp