プレスリリース
重量動物の埋却で深刻化する“体液漏出”問題に決着へ
―新技術「PALSAP」が切り拓く“漏出ゼロ”時代―
豚熱(CSF)やアフリカ豚熱(ASF)などの家畜伝染病により、大量の豚が埋却処理される中、近年深刻化しているのが「体液漏出」問題です。従来のブルーシートでは廃棄動物の骨等による破れや隙間が生じやすく、重量動物特有の大量体液が地上部へ向け地中へ浸透し、悪臭や害虫誘引、環境汚染リスクを引き起こしてきました。こうした課題に対し、テクニカ合同株式会社(本社:神戸市東灘区、代表取締役:寺尾 好太)は、科学的再現試験を通じて漏出メカニズムを可視化し、重量動物専用に最適化した遮水・吸収・表面保護の三段構造PALSAP(特願2026-013440号)を開発しました。埋却処理の安全性と確実性を大幅に高める新技術として注目されています。

本技術の使用法別の性能表
【背景】重量動物への感染症後処理における問題
HPAIには国の明確な埋却指針が存在する一方、豚などの重量動物に関しては自治体ごとにマニュアルが異なり、統一的な対策が整備されていません。テクニカ合同株式会社は、自治体が直面しうる最悪ケースを科学的に再現するため、実際の埋却規模・体液量・地形条件を忠実に模した大規模試験を実施。その結果、豚体液が底面から徐々に漏出し、最終的に埋却地が“プール化”する現象を確認。従来のブルーシートでは重量動物の体液量と圧力に対応しきれないという構造的課題が明らかになり、根本的な漏出抑制技術の必要性が浮き彫りとなりました。
【本技術がもたらす効果】
PALSAPシリーズは、重量動物の埋却で発生する「3つの漏出経路」―(1)底面への浸透、(2)中層での体液流動、(3)表層からの雨水押し出し―をそれぞれ専用剤で封じる構造を採用。PALSAP C剤は粉体散布だけで地形に密着した遮水層を形成し、ブルーシートの弱点である隙間・破れによる漏出問題、地中への浸透問題を解消。PALSAP A剤は豚体液を迅速吸収し、ゲル化によって流動性を完全に喪失させることで漏出を根本的に抑制。PALSAP Lは盛土表面に被膜を形成し、雨水浸透を防止。これらの組み合わせにより、施工性を損なわず“漏出ゼロ”に近づく実効性を実現します。
【本技術のポイント】
PALSAPシリーズの最大の特徴は、「撒くだけ」で機能する現場適応性の高さです。C剤・A剤・L剤はいずれも粉体または液体散布で広範囲に均一に作用し、重機作業や複雑な敷設を必要としません。特にC剤はブルーシートの代替・補強として機能し、地形追従性の高い“隙間ゼロ”の遮水層を形成。A剤は重量動物に特化した吸収容量と耐圧性を備え、離水しないことを再現試験で確認済み。L剤は雨水浸透を防ぐ最後の砦として、埋却後の盛土への添加により環境リスクを大幅に低減します。ブルーシート方式・ゼロブルーシート方式の両方に対応し、自治体の運用実態に合わせた柔軟な導入が可能です。

本技術の使用量目安表
【今後の展開】
本PALSAPシリーズは現在特許申請中(特願2026-013440号)であり、重量動物の埋却処理における漏出リスクを科学的に制御する“新しい概念”を提示する資材として、今後の標準化が期待されています。テクニカ合同株式会社は、自治体マニュアルへの反映、備蓄体制の整備、現場研修での活用を進め、行政と現場が一体となった危機管理体制の構築を支援していく方針です。アフリカ豚熱等の脅威が続く中、環境保全・地域住民への配慮・地下水保全の観点からも、従来対策の限界を補完する実践的ツールとしての価値は大きい。PALSAPシリーズは、埋却処理の“ニュースタンダード”として、より安全で持続可能な防疫体制の確立に貢献していきます。
【会社概要】
会社名 : テクニカ合同株式会社
所在地 : 〒658-0015 神戸市東灘区本山南町8-6-26 東神戸センタービル12階
代表者 : 寺尾 好太
事業内容: 土木薬品、産業薬品の開発・販売