プレスリリース
〈開館60周年記念〉 特別企画展 第2回現代作家展 竹内浩一 風が迎えて
京都府立堂本印象美術館(所在地:京都府京都市北区 https://insho-domoto.com/ )は、「〈開館60周年記念〉 特別企画展 第2回現代作家展 竹内浩一 風が迎えて」を2026年4月12日(日)~6月7日(日)開催いたします。
■展覧会概要
この度、第2回現代作家展として、竹内浩一(1941-)をとりあげます。竹内浩一は、京都の型染友禅を業とする家に生まれました。京都市立日吉ヶ丘高校日本画科を卒業後、テキスタイルデザイナーとして活躍しますが、25歳の時に、仕事のかたわら京都画壇の重鎮・山口華楊に師事すると、すぐに頭角をあらわして日本画家の道を歩み始めました。洗練された色彩とナイーブな心象描写を併せ持つ表現で注目されるも、悩みを深め、葛藤するようになります。そうしたなか、禅の教えと、高い精神性を持つ中国宋時代の絵画との出会いが、新たな画境を拓く契機となり、淡くデリケートな色調に生きるものへの深い想いを重ねた独自の世界を築き上げました。
1984年には、日本画の新しい方向性を掲げて結成した「横の会」に参加します。東京・京都を拠点に活躍する中堅実力派のメンバーたちと切磋琢磨しながら10年間活動し、美術界から注目を受けました。その一方で、後進の育成にも尽力し、京都造形芸術大学(現 京都芸術大学)の教授を経て、2002年より京都市立芸術大学の教授をつとめました。
真摯に向き合い描かれた動物たちには、悲哀とユーモアを秘めた独特の情感にあふれ、それが竹内芸術の魅力となっています。本展は、竹内浩一の初期の作品をはじめ、代表作、新作を一堂に紹介します。画業の全貌が展観できる貴重な機会となります。
■みどころ
●初期作品、代表作など竹内浩一の全貌に迫るまたとない機会
独自の動物表現で高い人気を誇る竹内浩一の初期作品、日展特選受賞作品、日本画研究グループ「横の会」時代の意欲作などを含めた約50点を一堂に紹介します。
●悲哀とユーモアあふれる動物たち
禅の教えと、高い精神性を持つ中国宋時代の絵画との出会いが、新たな画境を拓く契機となり、淡くデリケートな色調に生きるものへの深い想いを重ねた独自の世界を築き上げました。真摯に向き合い描かれた動物たちには、悲哀とユーモアを秘めた独特の情感にあふれ、それが竹内芸術の魅力となっています。
●本展のための描き下ろし新作を特別公開
ネコをモチーフにした抽象作品や、禅僧の笠を描いたドローイングなど、本展のために描き下ろした作品を含めた新作3点を初公開します。
■おもな出展作品
釣り好きの父親がモデルに

竹内浩一《戯画釣名人》平成21年(2009) 郷さくら美術館蔵
火の玉で遊ぶ狐たち

竹内浩一《戯画游》平成13年(2001) 郷さくら美術館蔵
少年の背後に描かれているのは?

竹内浩一《耳鳴り》昭和47年(1972) 今治市大三島美術館蔵
久しぶりの公開となる日展特選受賞作

竹内浩一《霜》昭和54年(1979) 国立国際美術館蔵
唯一動物に恋した? 亡き象への鎮魂の祈り

竹内浩一《幻花》平成16年(2004) 京都市美術館蔵
水上勉の小説から想を得たコスモス畑

竹内浩一《野の鈴》昭和61年(1986) 箱根・芦ノ湖 成川美術館蔵
初公開の新作

竹内浩一《壁になったネコ》令和8年(2026) 個人蔵
幼少期の思い出

竹内浩一《小猿の釣果》平成23年(2011) 個人蔵
猿の孤高な佇まいに自身の想いを重ねた意欲作

竹内浩一《蓑I》昭和63年(1988) 個人蔵
明恵上人の慈悲の心を絵に託す

竹内浩一《明恵が在る》平成24年(2012) 京都府蔵(京都府京都文化博物館管理)
併催
堂本印象の動物表現

堂本印象《乳の願い》大正13年(1924) 京都府立堂本印象美術館蔵
● 展覧会名
日: 〈開館60周年記念〉 特別企画展 第2回現代作家展 竹内浩一 風が迎えて
英: Special exhibition commemorating the 60th anniversary of the museum's opening The 2nd Contemporary Artist Exhibition Takeuchi Koichi The Wind that Greets
● 会期 : 2026年4月12日(日)~6月7日(日)
● 開館時間: 9:30~17:00(入館は16:30まで)
● 休館日 : 月曜日(ただし、5月4日[月・祝]は開館し、5月7日[木]は休館)
● 入場料金: 一般800円(640円)、高大生500円(400円)、
65歳以上400円(320円)(要公的証明書)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下および障害者手帳をご提示の方
(介護者1名を含む)は無料
● 主催 : 京都府、京都府立堂本印象美術館
(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、京都新聞
● 特別協力: 大徳寺塔頭芳春院
● 助成 : 一般財団法人地域創造
■展覧会概要(239文字) ※記事作成の際にご活用ください
竹内浩一(1941-)は、はじめデザイナーとして活躍しますが、25歳の時に京都画壇の重鎮・山口華楊に師事します。30代半ばより、禅の教えと、高い精神性を持つ中国宋時代の絵画との出会いにより、生なるものへの深い慈しみを込めた独自の世界を築き上げました。真摯に向き合い描かれた動物たちには、悲哀とユーモアを秘めた独特の情感にあふれ、それが竹内芸術の魅力となっています。本展は、竹内浩一の初期の作品をはじめ、代表作、新作を一堂に紹介します。画業の全貌が展観できる貴重な機会となります。
【当館イベント・展示】
■関連イベント *いずれも参加費・申込不要、要観覧券
● 竹内浩一によるギャラリートーク
4月25日(土)、5月23日(土) 14:00~
会場:美術館2階展示室
● スペシャル対談
渡辺信喜(日本画家)×竹内浩一(本展出品作家)
美術高校の同級生で、同時期に山口華楊の晨鳥社に入り、横の会で切磋琢磨した70年来の盟友同士の貴重な対談!
5月16日(土) 14:00~
会場 :美術館2階展示室
聞き手:当館学芸員
■野外イベント
第9回野外彫刻展
日程 :4月12日(日)~6月7日(日)
会場 :美術館庭園
入場料:無料
主催 :京都府、京都彫刻家協会、京都府立堂本印象美術館

第9回野外彫刻展
【他会場】
[同時開催]芳春院の襖絵 竹内浩一 *別途拝観料が必要
4月12日(日)~6月7日(日) 於 大徳寺塔頭芳春院(京都市北区紫野大徳寺町55)
*5月14日(木)休
問い合わせ先:075-492-6010(芳春院)
〈特別割引〉
大徳寺塔頭芳春院の拝観券(半券可)提示で、本展観覧券を2割引で購入いただけます。
※1枚につき1名のみ、1回限り有効 ※その他割引との併用不可 ※当館当日券売場での購入のみ対象
■その他
京都府立堂本印象美術館では、老朽化が進む堂本印象の制作拠点「山のアトリエ」の修復に向け、クラウドファンディングを実施します。
【プロジェクト名】
消えゆく創造の源を救いたい!日本画の巨匠・堂本印象「山のアトリエ」復活プロジェクト
【実施期間】
2026年3月13日(金)~5月31日(日)
【目標金額】
第一目標:500万円
最終目標:1,000万円
【寄附の方法】
CAMPFIRE プロジェクトページより
(クレジットカード、銀行振込、コンビニ払い等に対応)
https://camp-fire.jp/projects/view/919111/
日本画の巨匠・堂本印象(1891―1975)が、最高裁判所旧庁舎大法廷を飾る聖徳太子にまつわる三部作の巨大壁画(1951年)を制作するために自ら設計した特別なアトリエ、それが「山のアトリエ」です。
自然光の中で色彩を追求し、襖絵・壁画といった大作に挑み続けた印象の息づかいを伝える貴重な文化資源です。
しかし、建築から75年以上が経過し、建物は劣化が進行しており、このままでは文化財としての価値を維持できません。
未来へ確実に引き継ぐため、今回、クラウドファンディングを通じて修復資金を募ります。
私たちは、この空間を後世に継承し、堂本印象の創造の精神を未来の芸術文化につなげたいと考えています。
皆様のご支援をよろしくお願いいたします。