プレスリリース
福祉施設と大学のタッグで、新たなインクルーシブ拠点が始動! 大学と連携し、保育・療育、研究・人材育成の充実
社会福祉法人Synergy(千葉県千葉市、理事長:竹嶋 信洋)は、植草学園大学が運営する認定こども園「植草学園大学附属弁天こども園」に児童発達支援センターを併設し、2026年4月1日(水)に開設いたします。

こども園に併設した児童発達支援室内イメージ
障害の有無や発達の違いに関わらず、子どもたちが共に育つインクルーシブな環境づくりを、大学と連携しながら進めていきます。
植草学園大学が培ってきた教育・研究の知見と、社会福祉法人Synergyが有する障害福祉の臨床・支援の専門性を持ち寄り、同一拠点で日常的に連携できる環境を整えます。大学と障害福祉の専門性を生かして進めるこうした実践は、全国でも類をみないものです。
【社会背景】
国は「共生社会」の実現に向け、障害のある子どもと障害のない子どもが、できるだけ同じ場で共に育つことを基本とする「インクルーシブ教育システム」の方向性を示しています。
そこでは、単に同じ場所で過ごすことにとどまらず、それぞれの子どもが学習活動に参加している実感や達成感を持てること、そのための環境整備が必要であるとされています。
また、認定こども園に関する国の解説資料には、「特別な配慮を必要とする園児への指導」や「障害のある園児などへの指導」が明記されており、日常の保育の中で多様な子どもたちを包み込む実践が求められています。このように、保育現場におけるインクルーシブな視点の重要性は一層高まっています。
【制度改正を踏まえた実践】
2023年4月の省令改正により、認定こども園等と児童発達支援が、一定の条件のもとで施設・設備を共用することは可能となりました。
しかし、管轄や基準、予算、監査は引き続き別制度に基づいて運用されるため、実際の運営には制度をまたいだ設計と行政との丁寧な調整が求められます。
【これまでの現場で生じてきた課題】
・「保育」と「療育(心身に障害のある子どもへの教育や治療)」は、制度・場所・情報の面で分かれやすく、日常的な連携が難しくなりがちです。
・療育を受けている子どもの保護者は、相談先や通所先を複数抱えることになり、移動や調整の負担が大きくなります。
・こども園側では、多様な子どもたちが共に育つ環境の中で、「集団の中での配慮」と「専門的支援」をどうつなぐかが課題となりやすく、療育を受けている子どもにとって混乱しやすい状況があります。
・児童発達支援側では、園生活の実情が見えにくいため、支援が日々の生活場面と結びつきにくい状況が生まれやすくなっています。その結果、支援が“点”として行われやすく、園生活につながりにくくなる傾向があります。
【実施体制と進め方】
スタート段階では、こども園に通う子どもと、児童発達支援センターを利用する子どもが、それぞれ異なる通い方をしながら、園とセンターの連携のもとで「共に育つ」環境づくりを進めます。
あわせて、大学の知見も取り入れながら、子ども同士の関わりや支援のあり方を検証し、共に育つ環境を段階的に形にしていきます。また、園とセンターが日常的に情報共有を重ね、それぞれの専門性を生かしながら連携することで、保育と支援が生活場面の中でつながる体制を整えるとともに、子どもの変化やニーズを継続的に把握できるようにします。
【期待される効果】
・障害のある子どもと障害のない子どもが関わる機会が生まれ、多様な仲間と関わりながら育つことで、思いやりや主体性、他者と関わる力の育ちにつながることが期待されます。
・子どもの発達が気になる保護者にとっては、相談や支援に関する接点が同一拠点にあることで、必要な支援先につながりやすくなり、情報の行き違いや調整負担の軽減が見込まれます。
・園と児童発達支援センターが日常的に連携し、互いの専門性を生かしながら、教育・研究の知見も取り入れて実践を振り返り、改善を重ねていくことで、保育と療育の結びつきを多面的に捉えやすくなります。こうした積み重ねにより、インクルーシブな保育と支援の質の向上が期待されます。
・大学にとっては、強みであるインクルーシブ保育の研究を深める場となります。また、学生にとっては、保育と療育を同じ現場で学べる実習・研修の機会となり、人材育成にもつながります。

クライミングの遊び場
【今後の展望】
今後は、園とセンターが同一拠点で連携する強みを生かしながら、子ども・保護者・現場にどのような変化が生まれるかを継続的に検証し、実践と改善を重ねていきます。
あわせて、地域の医療・保健・福祉・教育等とも協働し、子どもと家庭が必要な支援につながりやすい環境づくりを進めます。
まずは、異なる背景や特性をもつ子どもたちが同じ場所を共有することから始め、大学と連携しながら、よりよい関わり方や支援のあり方を築いていきます。

室内1(準備中)
【設立場所】
学校法人植草学園 植草学園大学附属弁天こども園
〒260-0045 千葉市中央区弁天2丁目7番1号
【児童発達支援センター運営法人概要】
法人名: 社会福祉法人Synergy
理事長: 竹嶋 信洋
所在地: 〒264-0021 千葉県千葉市若葉区若松町2357番地1
設立 : 2025年3月21日
※障害福祉分野で15年走り続けた株式会社ベストサポートの実績を元に、2025年3月に社会福祉法人Synergyが設立されました。今後、株式会社ベストサポートから段階的に事業を移管していきます。これまでの取り組みについては、株式会社ベストサポートのホームページをご参照ください。