プレスリリース
未来を拓くフェーズフリーな住民参加型サービス「のとピッと」の実証事業を能登地域で開始
~デジタルライフライン全国総合整備計画の一環として石川県と共同で推進~
NTTドコモビジネス株式会社(旧 NTTコミュニケーションズ株式会社、以下 NTTドコモビジネス)は、石川県と連携し、指定避難所外の避難者情報を円滑に収集・把握可能とすることを目的とした住民参加型サービス「のとピッと※1」の実証事業(以下 本実証)を2026年2月18日より能登6市町(輪島市・珠洲市・能登町・穴水町・七尾市・志賀町)で開始します。
本実証は、経済産業省が推進する「デジタルライフライン全国総合整備計画※2」の一環として、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「デジタルライフライン整備事業※3」にNTTドコモビジネスと石川県が共同提案し採択を受け、令和6年能登半島地震で課題となった指定避難所以外に避難された方の状況把握の効率化および迅速化をめざし、平時から住民のみなさまが活用できるフェーズフリー※4な仕組みを構築・実証するものです。
1.背景
令和6年能登半島地震では、被災者の多くが指定避難所以外の場所へ避難されたことで避難者全体の状況把握が困難となり、物資や支援が行き渡らない問題が発生しました。この問題は、被災者の避難先・避難人数がわからないために発生しており、被災者状況を把握しないと最適な物資配分ができないという課題が浮き彫りになりました。
この課題解決に向け、NTTドコモビジネスと石川県は、デジタル技術を活用した住民参加型サービス基盤を構築し、デジタルタッチ※5を利用して迅速な避難者把握や支援につなげる取り組みを実施します。また、デジタルタッチの習慣化を促進するため、ポイントシステムを導入します。
2.本実証の概要
本実証は、指定避難所外の避難者情報を円滑に収集・把握可能とすることを目的に住民参加型サービス基盤である「のとピッと」を利用して行います。公共施設や商業施設といった箇所に設置されたQRコード※6を読み取ることで住民や避難者がどこにいるか把握します。災害時には、その情報を元に避難状況の把握、支援物資の配布に活用を行います。
また、平時にはQRコードを読み取ることでポイントを獲得できます。獲得したポイントは、買い物などに利用でき、デジタルタッチの習慣化を促進します。歩数計測アプリ・みまもりメール・ポイントサービスなどとの連携も可能なため、日常生活における住民サービスにも寄与します。
<「のとピッと」利用イメージ>

主な特長は以下の通りです。
(1)災害時の活動状況把握・適切な支援
物資の受け取りや入浴施設の利用状況を把握して、避難所運営を支援します。
(2)QRコードなどを活用したデジタルタッチで外出を促進
能登6市町の公共施設や民間の店舗などに700カ所以上の「のとピッとスポット」を設置しQRコードの読み込みでポイントを付与します。
(3)歩数計測アプリと連携し健康を増進
歩数計測アプリと連携することにより、毎日の外出やウォーキングに応じてポイントを付与します。
(4)みまもりメールで安心を提供
事前に「のとピッと」で登録した家族などに活動状況をメールで通知します。
(5)住民の利用促進のためのサポート体制の充実
住民のみなさまが安心してご利用いただけるように以下のサポートを実施いたします。
・ドコモショップ(能登地域5店舗※7)での対面サポート
・行政機関など8カ所※8でオンライン端末を活用した相談窓口を設置
・住民が集う施設に操作説明のキャラバン隊※9を派遣
・機能トラブルやサービスに関する問い合わせコールセンターの設置※10
<「のとピッと」住民向け画面イメージ>

3.本実証の実施期間、実施場所
実証期間:2026年2月18日~2026年6月30日予定
実施場所:能登6市町(輪島市・珠洲市・能登町・穴水町・七尾市・志賀町)
4.今後の展開
今後、本実証の成果をもとに標準仕様書および導入ガイドラインの素案を策定し、全国の自治体への展開をめざします。
「NTTコミュニケーションズ株式会社」は2025年7月1日に社名を「NTTドコモビジネス株式会社」に変更しました。私たちは、企業と地域が持続的に成長できる自律・分散・協調型社会を支える「産業・地域DXのプラットフォーマー」として、新たな価値を生み出し、豊かな社会の実現をめざします。

https://www.ntt.com/about-us/nttdocomobusiness.html
※1:「のとピッと」とは、災害時の被災者把握の効率化・迅速化をめざし、平時から住民の方々に外出促進・健康増進などを提供する住民参加型サービスです。「のとピッと」は、NTTドコモビジネスにて商標登録出願中です。
※2:「デジタルライフライン全国総合整備計画」とは、経済産業省が進める施策で、これまでつながっていなかったデータを連携することで、くらしを便利で快適に、持続可能な社会を実現するため、全国のインフラをアップデートする取り組みです。
※3:「デジタルライフライン整備事業」とは、デジタル時代の社会インフラである「デジタルライフライン」の全国整備に資する基盤の構築・機能拡充のための研究開発を行う取り組みです。
※4:フェーズフリーとは、平時と災害時のフェーズ(状態)の垣根をなくし、普段活用しているものを、非常時にも役立てることです。
※5:デジタルタッチとは、スマートフォンでのQRコードの読み取りなど、デジタルを用いた行動のことです。
※6: QRコードは、株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※7:能登地域5店舗とは、珠洲店・輪島店・穴水店・七尾店・志賀店となり、2026年3月末までサポート対応を実施します。
※8:輪島市役所 門前総合支所、輪島市役所 町野支所、珠洲市役所、志賀町役場 富来支所、ボラまち亭、能登町役場、能登町役場 柳田総合支所、能登町役場 内浦総合支所が対象となり、2026年3月末までサポート対応を実施します。
※9:キャラバン隊とは、スマートフォンの操作や「のとピッと」のサービス説明を実施するスタッフの集まりで、各市町に出張して説明会を実施予定です。
※10:コールセンターは、平日9時~17時にて2026年3月末まで対応します。電話番号は以下の通りです。
050-5538-0867