報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年2月17日 11:30
    アプライト電器株式会社

    アプライト電器株式会社、海と空をつなぐ “空白領域”をカバーする救難ビーコン「ESAB」を発表

    アプライト電器株式会社(本社:東京都)は、特許取得済み(特許第7657396号)の音波・気泡による非常用位置通報装置「ESAB(Emergency Sonic & Bubble Activating Beacon)」を発表しました。

    本装置は現在、基本原理と構造を示す段階にあり、用途別の仕様や製品化に向けた詳細設計は今後検討を進めていきます。

    ESABは、船舶や航空機の事故、人の落水事故などにおいて、水中からでも位置を知らせることを目的とした、電源不要・長期動作型の新しい救難ビーコンです。

    海中・海上での捜索は天候や視界に大きく左右され、事故直後の初動で発見が遅れるケースも少なくありません。ESABは、こうした状況に新たな手段を加え、発見までの時間短縮を目指します。



    ■背景:従来の救難手段では届かなかった領域

    ESABの基本コンセプトは、「捜索される側から信号を出す」という発想です。

    EPIRB(非常用位置指示無線標識)などの電波系海上救難装置は多くの命を救ってきましたが、

    ・個人が常時装着するにはハードルが高い

    ・水中での使用は想定されていない

    といった制約があります。


    また、ソナーによる水中捜索は受動的であり、捜索範囲が広がるほど発見までに時間を要します。実際に、過去の大規模事故では、長期間にわたり発見が困難な事例が報告されています(注1)。

    特に事故直後の初動段階では、天候や視界に左右される目視捜索に頼らざるを得ず、夜間や荒天時には捜索が極めて困難になります。ESABは、こうした課題を踏まえ、「水中から知らせる手段が存在しない」という空白領域を埋めることを目的に構想されました。


    注1 2014年3月のマレーシア航空機墜落、2019年6月の航空自衛隊F-35A墜落、2024年4月の自衛隊ヘリ事故などでは、長期にわたり発見が困難な事例が報告されている。


    ESABの基本動作イメージ(空・海(水中)の二層検知)

    ESABの基本動作イメージ(空・海(水中)の二層検知)


    ■ESABが提案する新しいアプローチ

    ESABは、外部電源に依存しない構造と、「気泡」と「水中水上音波」を組み合わせた二重信号方式により、長期間かつ水中環境でも動作し得る、新たな救難通報の選択肢を提示します。これにより、水中・海上・空中からの捜索を連続的につなぐ救難支援を構想しています。



    ■技術の要点(導入編・サマリー)

    ・概要

    圧力均衡構造の本体に「気泡発生」と「水中音波」を組み合わせた二重信号機構を備えた救難ビーコン構想。電源を必要とせず、長期動作を志向。


    ・気体は固体から発生させる方式を想定し、安全性と長期動作の両立を図る。


    ・到達レンジ(条件依存)

    水中音波は概ね1~3km、条件が良い場合には数kmの到達を想定。夜間・荒天など視認が困難な状況での探索を補完。


    ・暫定仕様(検討中)

    浅瀬から深海まで対応可能な圧力均衡構造を採用。深海用の気体発生方式は今後の課題としつつ、一定の見通しは得られている。


    ・人用モデルの想定

    沿岸・浅瀬向けの人用モデルを想定。海上作業者やマリンレジャーでの落水時に、即時通報とその後の捜索支援を目的とし、比較的早期の製品化を視野に入れている。


    水上水中捜索の空白領域をカバーするESAB

    水上水中捜索の空白領域をカバーするESAB


    ■今後の情報公開について

    本発表はESABシリーズの導入編として、基本構想と技術的な位置づけを示すものです。

    個人用装備、船舶、航空機、防衛、海洋開発、産業用途など、モジュール化構造による多用途展開を想定しています。


    以下のテーマについて順次情報公開を予定しています。

    ・航空・防衛用途への応用

    ・小型・個人装着モデルの構想

    ・深海対応構造の技術検討

    ・海底マーカーなど産業用途への展開

    ・特許公開および国際展開



    ■想定される市場規模について(参考)

    ESABは、防衛・産業から個人装備まで複数分野での活用が見込まれる救難通報装置です。公開情報や既存装備の配備状況に基づく試算では、一定規模の導入可能性がある分野が複数存在すると考えられます。

    本稿では技術の位置づけと活用の方向性を示すことを主眼とし、具体的な市場規模や需要予測の詳細は、シリーズ最終稿(第8稿)で補足予定です。



    ■本構想にご関心のある方へ

    本構想に関心をお持ちの企業・団体様からの、共同開発、製品化、量産設計、OEM展開、事業化に関するご相談を広く受け付けています。



    ■会社概要

    アプライト電器株式会社

    所在地 : 東京都

    事業内容: 電気・電子機器の企画・開発 等

    URL   : https://aplight.biz/esab


    技術的注記

    本装置は現在、基本原理および構造設計段階にあり、用途別の仕様策定や製品化に向けた詳細設計は今後検討予定です。

    本リリースに記載された性能・到達距離・適用深度・稼働期間は、設計条件や海況・環境に依存します。

    ESABは既存EPIRB/SART(捜索救助用レーダートランスポンダ)を代替するものではなく、それらを補完する装置として提案するものです。

    特許情報:日本 特許第7657396号/米国 出願中



    ■お問い合わせ先

    アプライト電器株式会社

    担当 : 林

    TEL : 03-6410-7752

    携帯 : 090-8580-4990

    Email: press@aplight.biz / esab.beacon@gmail.com