報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年6月23日 17:58
    トラタニ株式会社

    睡眠の質が下がり続ける本当の理由 ──医学が扱わない“睡眠中の低呼吸”が認知症リスクを高める(認知症シリーズ第4回)

    副題:脳の環境は「眠っている間」に大きく変わる

    認知症というと、
    脳の萎縮や血流低下といった"目に見える変化"が注目されます。

    しかし、脳の働きを支えているのは
    日中ではなく、睡眠中の"酸素環境" です。

    医学ではほとんど扱われていませんが、
    夜間の低呼吸(睡眠中の浅い呼吸)こそ、脳の環境を静かに悪化させる上流構造 です。

    ■睡眠時の低呼吸が認知症リスクを高める

    という研究は近年急増しています。 高齢女性を対象とした研究では、睡眠時無呼吸があると認知症リスクが1.8倍に上昇することが報告されています(PMID: 20625114)。 また、睡眠中の低酸素が脳の炎症や微小血管障害を引き起こすことも分かってきました。 つまり「夜間の呼吸の質」が脳の老化を左右するということです。

    🟥 ■ 医学はSAS(無呼吸)ばかり強調する

    医学が注目するのは、

    呼吸が止まる「無呼吸」

    大きく浅くなる「重度の低呼吸」

    といった "病名がつくレベルの異常" です。

    しかし──

    実際に脳の環境を乱しているのは、病名にならない"軽い夜間低呼吸"です。

    これは医学の検査では測れず、
    本人もまったく気づけません。

    🟧 ■ なぜ、誰でも夜間に低呼吸になるのか

    ──睡眠中は「呼吸が浅くなる条件」が身体の構造上そろってしまう

    夜になると、私たちの身体は

    以下、一般の人でも理解できるように、
    しかし科学的に正確なレベルで詳細化します。

    🔹① 寝姿勢で気道が狭くなる(気道が狭く息がしにくい状態になる)

    立っているときは、舌・下あご・喉の組織は重力で"前方"に落ちています。
    しかし横になると、重力の向きが 90度変わる ため、

    下あごを支える筋肉が緩み、舌が後方に落ちる

    喉が狭くなる

    気道の断面積が小さくなる

    結果として、空気の通り道が日中より狭くなる=低呼吸が続く。
    これは全員に起きる構造的変化です。

    ※この動的変化は、トラタニ独自に解析したもので、この状態は口を開けた時と同じで、気道が狭くなり、呼吸がしにくい状態です。

    🔹② 横隔膜が十分に下がらなくなる(呼吸の主力が弱まる)

    横隔膜は呼吸の"エンジン"ですが、
    横になると次の理由で動きが制限されます。

    下腹の内臓が横隔膜を押し上げて、動きにくくする

    重力方向が変わり、下方向への可動域が減る

    胸郭の拡張が小さくなる

    その結果、
    吸い込める空気量が日中より少なくなる=浅い呼吸になりやすい。

    🔹③ 副交感神経が優位になり、呼吸の指令が弱くなる

    睡眠中は身体を休めるために副交感神経が優位になります。
    これは良いことですが、同時に

    呼吸中枢からの指令が弱くなる

    呼吸筋の活動が低下する

    呼吸のリズムが小さくなる

    つまり、脳が「呼吸を強くしろ」と指示しなくなるのです。

    🔹④ 日中の姿勢・ストレスが夜に持ち越される

    現代人は日中に

    猫背

    肩の巻き込み

    胸郭の硬さ

    浅い呼吸の癖

    ストレスによる交感神経の緊張

    を抱えています。

    この状態のまま眠ると、
    胸郭が硬く、横隔膜が動かず、深い呼吸ができないまま睡眠に入る。

    🔹⑤ これらが重なると「低呼吸」が必ず起きる

    無呼吸のように"止まる"わけではありません。
    しかし、

    気道が狭い

    横隔膜が動かない

    呼吸の指令が弱い

    胸郭が硬い

    これらが重なると、
    呼吸は続いているが"深さが足りない"状態=低呼吸 が必ず起きます。

    これは 病気ではなく、構造的に避けられない現象 です。

    🔹⑥ 痛みも苦しさもないため、誰も気づけない

    低呼吸は

    苦しくない

    目が覚めない

    息が止まらない

    呼吸音も変わらない

    ため、自覚症状がゼロ です。

    しかし脳では、

    酸素不足

    毛細血管の収縮

    血流低下

    グリンパティック(老廃物排出)低下

    代謝低下

    が"静かに"進みます。

    🔹⑦ 研究論文でも「軽度の低呼吸が脳に影響する」と報告されている

    多くの研究で、
    無呼吸ではない"軽度の低換気"でも脳の代謝・血流・老廃物排出に影響が出る
    ことが示されています。

    つまり、
    医学が扱うSAS(無呼吸)よりも、
    誰にでも起きる低呼吸のほうが"母数が圧倒的に多い"ため、
    社会的リスクははるかに大きい。

    🟥 ■ 結論

    夜間の低呼吸は「誰にでも起きる」構造的現象であり、

    しかも"気づかれないまま脳にダメージが蓄積する"。

    これこそが、
    医学が見落としている"上流構造"です。

    次回は認知症の背景にある「自律神経と脳血流──交感神経過剰が脳に与える負担」を取り上げます。

    ■ 締め

    医学は「壊れた後」を治す力に優れていますが、
    その根幹にあるのが、無意識で続く"呼吸の質"です。

    当社は、体にわずかな物理的負荷がかかるだけで
    呼吸が自然に深くなる仕組みを発見しました。

    呼吸が整うと、酸素・血流・毛細血管が開き、
    睡眠・代謝・免疫など、生命の土台が静かに整っていきます。

    当社はアパレル3D設計で培った立体構造の知見をもとに、
    この"呼吸の物理学"を体系化し、体内環境の改善に応用しています。

    【会社情報】

    トラタニ株式会社
    代表:虎谷 生央
    所在地:石川県かほく市
    事業内容:
    ・ショーツ(アパレル)の企画・製造・販売
    ・睡眠中の呼吸・酸素環境・身体構造に関する研究
    ・寝具および関連技術の開発
    特徴:
    ショーツ開発で培った立体構造技術を応用し、
    24時間の「呼吸の質を高め」体内環境適正化する特許技術を30件以上保有。
    公式サイト:https://toratani-kokyu.jp/