報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年12月15日 14:00
    近畿日本鉄道株式会社

    2026年1月16日(金)に名古屋線・山田線・鳥羽線・大阪線で 新型一般車両1A系がデビューします!

     近鉄では、このたび2026年1月16日(金)から名古屋線、山田線、鳥羽線および大阪線で新型一般車両「1A系」の運行を開始します。

     1A系は、名古屋線では、28年ぶりとなる新型一般車両で、「青色」・「白色」のツートンカラーで近鉄らしさを継承しながらも、新しい近鉄のイメージを創っていきます。

     1A系の車内は、先にデビューした8A系と同様、ベビーカー・大型荷物対応スペース「やさしば」、ロングシートとクロスシートを切り換え可能な L/Cシート、お客さまが個別に扉を開閉できるスイッチを採用します。

     また、長時間ご利用いただくお客さまの利便性向上のため、多目的トイレを設置します。

     これからも安全・安心・快適な鉄道輸送サービスを提供し、より身近に、親しみを持っていただける近鉄を目指します。

     詳細は別紙のとおりです。

    (以 上)

    【別 紙】

    1.車両系式    1A系

    2.運行開始日   2026年1月16日

    3.運行線区    名古屋線、山田線、鳥羽線、大阪線

    4.車両概要

    (1)多目的トイレ

       バリアフリー対応の多目的トイレを設置し、お客さまの利便性向上を図ります。


    (2)ベビーカー・大型荷物対応スペース「やさしば」

        ベビーカーやキャリーバック・スーツケースなどの大型荷物をお持ちのお客さまが

       周囲に気兼ねなく着席してお過ごしいただけるスペースを、車両中央の乗降扉付

       近に、1両あたり2カ所設置します。

        このスペースには、キャリーバックやスーツケースなどのキャスターのひとつを掛

       けて荷物を動きにくくするストッパーを設置します。

        名称はベビーカーや大型荷物をお持ちのお客さまをはじめ、どなたでも快適に・

       気兼ねなくお座りいただける「やさしさ」を共有できる空間となるように、

       「やさしば」としました。

      ※「やさしば」は、ベビーカーや大型荷物をお持ちのお客さまをはじめ、全てのお客さ

       まにご利用いただけます。


    (3)外観デザイン

        ツートンカラーの近鉄らしさを踏まえ、ご利用の皆さまに身近に、親しみを持って

       いただける新しいデザインとしました。


    (4)扉個別開閉スイッチ

        夏期や冬期の車内保温のために、駅に長時間停車する際にお客さまが個別に扉を開

       閉できるスイッチを設置します。


    (5)その他の特徴

        快適にご利用していただけるよう、お客さまと環境に優しい車両を目指しました。


     ◆車内の快適性向上

      ・ご利用状況に応じてロングシートとクロスシートを切り換えることができるL/Cシー

       トを設置します。また、1両のなかでロングシートとクロスシートを混在して配置す

       ることも可能としています。

      ・冷房能力を向上させた空調装置の採用、扉の開閉に連動した空調制御の導入、車内温

       度センサの増設などにより、酷暑などにも対応したきめ細やかな車内温度の調整を図

       ります。

      ・扉付近のお客さまとシートに着席されているお客さまがお互いに気を遣うことがない

       よう、間に大型の仕切を設置します。

      ・深紫外線LEDにより車内空気の除菌を行う装置を設置します。

     ◆車内防犯対策

      ・車内防犯カメラを1両あたり4カ所設置し、非常通話装置が作動した時にその映像を

       乗務員や運転指令者がリアルタイムに確認して車内の状況を迅速に把握できるように

       します。

      ・乗務員と通話ができる非常通話装置を1両あたり2カ所設置します。

     ◆バリアフリー対応

      ・各車両に1カ所の車いすスペース(フリースペース)を設けます。

      ・出入口の高さを下げてホームとの段差を低減し、乗降しやすくします。

      ・車内の扉上に大型の液晶ディスプレイを設置し、停車駅や列車の運行情報を多言語で

       表示する他、広告も放映します。

     ◆省エネルギー対応

      ・新型のインバータ制御装置を採用することで、従来車両と比較して消費電力を約

       45%削減します。また、車内照明や前照灯にLEDを採用して省エネルギー化を進め

       て環境への負荷を減らします。

     ◆車内レイアウト(トイレのない車両)


    (以 上)