プレスリリース
交換留学生が「武道プログラム」で「忍法体術」を体験 留学生が忍術を通して日本の伝統文化を学ぶ

近畿大学(大阪府東大阪市)では、交換留学生を対象に「武道プログラム」を実施しており、日本の武道に関する基礎的な知識を学んだ後、実際にさまざまな武道を体験します。武道を通じて、歴史や文化など幅広い内容を学ぶことができます。この一環として、令和7年(2025年)12月4日(木)に忍者の里、伊賀市から講師を招き、「忍法体術」体験を実施します。
【本件のポイント】
●交換留学生が10種以上の武道を体験できる「武道プログラム」の一環として、「忍法体術」体験を実施
●留学生が武道を通じて、歴史や文化などを学び、日本の伝統文化の理解につなげる
●地域振興の一環として、忍者の聖地「伊賀」を世界に向けて発信する
【本件の内容】
近畿大学では、交換留学生が10種以上の武道を体験できる「武道プログラム」を平成31年度(2019年度)から開講しています。今年度は令和7年(2025年)9月11日(木)から全15回で実施し、侍についての座学や剣道、空手道、柔道の他、書道なども体験しています。
近畿大学と三重県伊賀市は、平成29年(2017年)に包括連携協定を締結し、教育、文化及び地域振興などの幅広い分野で連携しています。このたび、近畿大学の「武道プログラム」の一コマとして、伊賀市から忍術の専門家として幅広い活動をされている三橋源一氏を講師としてお招きし、近畿大学の交換留学生を対象に、「忍法体術」をテーマとした連携講座を開催します。伊賀市には、歴史と共に歩んだ忍者の文化が今もなお息づいており、忍法体術の体験により、日本文化への理解を深めることをめざします。
(参考)近畿大大学の海外協定校数:54カ国・地域、279大学・機関(令和7年(2025年)11月1日時点)留学生数:643人(令和7年(2025年)5月1日時点)
【実施概要】
日時:令和7年(2025年)12月4日(木)16:45~18:15
場所:近畿大学東大阪キャンパス クラブセンター 空手道場
(大阪府東大阪市宝持3-11-35、近鉄奈良線「八戸ノ里駅」から徒歩約20分)
対象:武道プログラムを履修する交換留学生 約10人
【授業内容】
※下記、近畿大学武道プログラム(後期15回)の第12回目として実施
第1回 日本武道の紹介(座学)/第2回 侍について(座学)/第3回 剣道/第4回 なぎなた/第5回 居合道/第6回 空手道/第7回 相撲/第8回 合気道/第9回 日本拳法/第10回 柔道/第11回 弓道/第12回 忍術(予定)/第13回 棒術/第14回 書道/第15回 受講生によるプレゼンテーション
【講師プロフィール】
三橋源一(みつはしげんいち)氏
三重大学 地域イノベーション学研究科リサーチフェロー/研究基盤推進機構リサーチフェロー、武神館道場 最高段位十五段 大師範。日本忍者協議会陰忍・陰忍五段。半農半X(エックス)にて自給自足で生活。農泊と忍術道場を営むかたわら、避難所衛生維持に関する衛生維持・防災コンサルタントとしても活躍。大阪ビルメンテナンス協会防災アドバイザー、みえ防災コーディネーター。現在、小中学校を対象とした忍術を活用した防災教育を展開中。
<経歴>
平成10年(1998年)鳥取大学農学学士号取得
平成13年(2001年)京都大学大学院農業経営学修士号取得
平成15年(2003年)世界水フォーラムにて「ケニア国での上総掘りプロジェクト」発表
平成17年(2005年)JICA草の根協力支援型にて伝統的井戸掘り技術者としてケニア国マサイ族コミュニティに井戸掘削及び指導
令和2年(2020年)三重大学大学院人文社会科学研究科 忍者・忍術学 世界初の修士号取得
令和3年(2021年)事業継続推進機構BCAOアワード2021「避難所衛生維持」に関する特別賞受賞
令和5年(2023年)三重大学大学院地域イノベーション学科にて「忍者・忍術」に関する世界初の博士号取得
令和7年(2025年)DVD「災害時の避難所におけるトイレ清掃の基本と注意点」監修(一般社団法人 大阪ビルメンテナンス協会)、「忍者からみた世界(たくさんのふしぎ2025年9月号)」(福音館書店)執筆
【関連リンク】
近畿大学
https://www.kindai.ac.jp/