プレスリリース
【防災グッズ所有者500名に調査】 約6割が「気づかぬうちに不用品化」 2年以上点検せず、危険物の放置も判明
株式会社 PRIME(本社:東京都町田市、代表取締役:福盛 輝彦)が運営する不用品回収サービス「粗大ゴミ回収隊」は、防災グッズを所有する男女500名を対象に「不要品化してしまった防災用品とその対処法」に関するアンケート調査を実施しました。
その結果、食料・水・電池類など、本来“非常時に必要なもの”の多くが気づかないうちに劣化し、使えない状態になっていた実態が明らかになりました。冬の災害リスクが高まる季節を前に、備蓄点検の重要性が浮き彫りになっています。
■不要品化した防災用品のトップは「非常食」

不要品化した防災用品のトップは「非常食」
最も多かったのは「非常食(29.8%)」が気づかぬうちに古くなっていたという回答でした。アルファ米やレトルト食品、カンパンなど、賞味期限が長いと思われがちな食料ほど“放置しやすい”傾向が示されています。
次いで「飲料水・備蓄水」(25.2%)、「乾電池・モバイルバッテリー」(11.6%)、「救急セット」(11.1%)が続き、ほとんどが“災害時に真っ先に必要となるもの”であることが特徴的です。
カイロや懐中電灯、簡易トイレ、ラジオ、防災服なども一定数が不要品化しており、防災グッズ全体に「気づいたときには使えなくなっていた」というリスクが潜んでいることが分かりました。
■防災グッズの点検タイミング 約2割が「2年以上点検していない」

防災グッズの点検タイミング 約2割が「2年以上点検していない」
防災用品を最後に点検した時期について尋ねたところ、「1年以内」(29.4%)、「半年以内」(23.4%)が多かった一方で、「2年以上点検していない」(23.0%)、「一度も点検したことがない」(11.4%)という回答も合わせて3割以上にのぼりました。
定期的なチェックが行われないまま、備蓄品が古くなってしまう現状が浮き彫りになりました。
■なぜ不用品化してしまうのか?最多は「中身を確認していない」60.5%

なぜ不用品化してしまうのか?最多は「中身を確認していない」60.5%
不要品化した理由として最も多かったのは「中身を定期的に確認していない」(60.5%)でした。
次いで、「買って満足して使っていない」(20.8%)、「存在そのものを忘れていた」(13.2%)、「どこに保管したか忘れていた」(5.4%)が続き、防災グッズの“しまいっぱなし問題”が深刻であることが分かります。
■不要品化した防災用品の処分方法
処分方法として最も多かったのは「自治体のルールに従って処分した」(32.0%)でした。
一方で、「家庭ごみと合わせて捨てた」(23.5%)、「家のどこかに放置している」(20.7%)、「処分した経験がない」(20.3%)という声も多く、本来適切に廃棄すべき危険物が家庭内に残っている可能性も示唆されました。
■危険性のある防災用品の処分に困った経験

危険性のある防災用品の処分に困った経験
危険物に分類される防災用品で困った経験としては、「膨張したモバイルバッテリー」(23.8%)や「劣化したガス缶」(20.4%)、「経年劣化したライト・電気製品」(11.8%)といった回答が目立ちました。
こうした製品は誤った処理方法により発火・爆発の危険があるため、専門的な判断が必要です。
■冬の災害でもっとも怖いのは「停電」

冬の災害でもっとも怖いのは「停電」
冬の災害で最も怖いと感じるものを尋ねたところ、最も多かったのは「停電」(26.3%)でした。
次いで「火災」(22.4%)、「地震」(17.6%)、「断水」(13.2%)と続き、暖房・電気を失うことへの不安が強く現れる結果となりました。
今回の調査では、防災グッズの多くが「気づかないうちに劣化して使えない状態になっていた」ことが明らかになりました。特に非常食・飲料水・電池類といった、災害時に最も必要となる備蓄品の多くが不要品化しており、点検不足が大きな要因となっています。
処分方法が分からず放置されているケースや、モバイルバッテリー・ガス缶といった危険物の取り扱いに困っているという声も多く、“備えたつもりが、いざという時に使えない”という事態を避けるためにも、定期的な点検と正しい処分が重要です。
冬の災害リスクが高まる季節だからこそ、家庭内にある防災グッズを見直し、必要なものを適切に管理・買い替えることが求められています。
■調査概要
調査方法:インターネット調査
調査対象:防災グッズ所有者の全国の男女
調査人数:500名
調査期間:2025年11月
調査実施:株式会社 PRIME(自社調査)
■会社情報
会社名 : 株式会社 PRIME(カブシキガイシャ プライム)
所在地 : 〒194-0021 東京都町田市中町1-3-1 小田桐ビル501
代表 : 福盛 輝彦
事業内容 : リサイクル業・生前/遺品整理・古物の売買及び輸出入・不用品/粗大ゴミ回収
ゴミ屋敷清掃・片付け/掃除代行・建物の解体・ハウスクリーニング
サービスサイト: https://sodaigomi-kaishutai.com/