プレスリリース
微粒子開発の新たな共創拠点「NEST」建設着手
研究開発から試作・量産まで一貫支援。先端素材の未来を共に拓く開発プラットフォーム
アシザワ・ファインテック株式会社(本社:千葉県習志野市、代表取締役社長:加藤 厚宏)は、微粒子によるイノベーションを加速させる新たな開発拠点「NEST(ネスト)」の建設に着手しました。
当社は、電池や電子部品などの多様な製品の原材料である粒子をナノ領域まで粉砕・分散する装置メーカーです。「NEST」は、粒子を使って製品を開発・生産するお客様が当社の最新装置を活用し、次世代の製品開発や生産に向けた材料開発に挑戦できる共創の場となります。専門スタッフと共に受託加工や実機テストを通じて、実際に装置を使いながら微細化のプロセスを確認でき、最新の測定機器で粒子の評価ができる環境を提供します。2026年12月の操業開始を予定し、未来の産業革新をリードする新たな共創プラットフォームとして、さらなる価値共創を推進してまいります。
当社は、長年にわたり微粒子技術の深化に注力し、「マイルド分散(R)」など独自の強みを有しています。「NEST」は、この強みを最大化し、多様な産業ニーズに柔軟に応えることで、お客様の研究開発を加速させる「お客様の第二の研究所」として機能します。
名称は「Nano Engineering, Science & Technology」の頭文字を冠し、「巣(Nest)」が象徴するように、革新的な技術を育み、未来へ大きく羽ばたかせる場を意味しています。今後、「NEST」を通じて、お客様の材料開発のスピードと質を飛躍的に向上させる高付加価値サービスの提供を拡大。お客様とともに、微粒子の無限の可能性を解き放ち、明日の産業を切り拓くパートナーであり続けます。

『NEST』パースイメージ
【NESTの位置づけと強み】
NESTは、お客様の開発パートナーとして、アイデア段階から量産段階までを見据えた“伴走型”の拠点になります。最新技術と当社のノウハウ、そして専門スタッフによるサポート体制を融合し、微粒子の研究・開発を加速させます。防爆設備やクリーンルームなど、安全性・品質管理も徹底。安心・信頼のもとで、さまざまな材料開発に対応可能です。
NESTは、お客様の夢とビジョンを共に育む“共創の場”。技術と挑戦を尊重し、次世代の素材開発をともに切り拓いていく「見えないことで、未来を拓く」それが私たちアシザワ・ファインテックの想いです。
【NESTの特徴】
・防爆施設のため危険物を用いた加工も安全に取り扱い可能(従来比最大50倍の取扱量)
・クリーンルーム・ドライルーム設置による電池・電子部品材料などの高付加価値材料の対応
・24時間稼働による納期短縮(3分の1および加工コストの低減)
・最新設備と専門スタッフによる研究開発から試作・量産に至るまで一貫した支援
・装置導入検討企業に対する広範な提案(撹拌・混合・脱泡・ビーズ洗浄から、乾燥・塗布工程まで協力ネットワークで対応)
【概要】
(1)所在地 : 千葉県習志野市茜浜1-4-2
(2)敷地面積 : 7049.66m2
(3)延床面積 : 3232.80m2 (建築面積:988.00m2)
(4)投資額 : 25億円
(5)着工 : 2025年8月
(6)操業開始 : 2026年12月予定
(7)URL : https://ashizawa.com/