報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年11月19日 09:30
    ミラクシア エッジテクノロジー株式会社

    ミラクシア、マイコンEOL発生時の初動対応を“最短2週間”で標準化  ―要件定義に特化した代行サービス 「マイコンEOL対応『要件定義』サービス」を 2026年1月下旬より提供開始―

    ミラクシア エッジテクノロジー株式会社(本社:京都府長岡京市、代表者:中澤 省吾)は、半導体の供給不安およびマイコンの生産終了(EOL:End of Life)の増加に直面する製造業・社会インフラ分野のソフトウェア開発者/商品企画担当者向けに、要件定義工程に特化した代行サービス「マイコンEOL対応『要件定義』サービス」を2026年1月下旬に提供開始します。

    本サービスは、日本国内において年間約5,000機種規模(※)と推測されるマイコンEOLに伴う置き換え需要に対し、初動対応の標準化と高速化を図り、担当者の負荷軽減と要件定義プロセスの品質向上を実現します。


    ※WSTS(WORLD SEMICONDUCTOR TRADE STATISTICS:世界半導体市場統計)発表の2024春季半導体市場予測などのマイコン販売個数をもとに当社独自の計算により推測。



    ■背景

    2000年前後からのマイコンメーカー再編から約20年を経て、近年マイコンのEOLは増加傾向にあります。マイコンEOLの対応は、現場の通常業務に突発的に割り込むケースが多く、初動の遅れが後続の開発計画や設計全体に影響を及ぼす懸念が高まっています。特に、既存コードの読み解きと代替設計に向けた要件の整理を担う上流工程「要件定義」は難所とされ、要件化ノウハウや人材の不足によりプロジェクトが停滞する課題が指摘されています。



    ■本サービスの主な特長

    (1)準備は「既存のソースコード」だけ

    お客様側の初期準備を最小化し、迅速な立ち上がりを支援します。


    (2)要件定義に必要な3つのドキュメントを“2週間以内”に納品

    ・マイコン置き換え開発計画書

    ・マイコン書き換え資源割当設計書

    ・マイコン推奨品種提案書


    (3)豊富な実務知見×独自AIで高品質を担保

    ミラクシアのマイコン領域の知見とAI活用により、高品質で再現性のある要件定義を実現します。


    「要件定義」ドキュメント(一部抜粋)

    「要件定義」ドキュメント(一部抜粋)


    ■導入効果

    ・初動対応の標準化&高速化:要件・計画工程を約2週間という短期間で高品質に可視化

    ・リソース効率化:限られた人員でも迅速に置き換え方針の検討へ移行

    ・リードタイム短縮:以降の設計・移行工程の前倒しや圧縮に貢献

    ・供給安定化:製品の安定供給リスクを低減



    ■価格

    80万円(税別)~

    ※ソースコード量等により変動します。



    ■サービス開始日

    2026年1月下旬



    ■その他

    マイコンEOL対応「要件定義」サービスは、EdgeTech+AWARD2025(主催:組込みシステム技術協会)においてAI設計支援 優秀賞を受賞いたしました。(EdgeTech+ AWARD | EdgeTech+ 2025: https://www.jasa.or.jp/expo/event/award.html )

    EdgeTech+ 2025(会期:2025年11月19日(水)~21日(金) 会場:パシフィコ横浜)にてミラクシア エッジテクノロジーブース(ブースNo.CV-09)を出展しております。


    受賞企業によるスペシャルピッチのスケジュールは下記の通りとなります。

    日時:2025年11月20日(木) 16:10-16:50

    会場:EdgeTech+ 2025 RoomE(ブースNo.E2-07)



    ■ミラクシア エッジテクノロジー株式会社について

    ミラクシア エッジテクノロジー株式会社(Miraxia Edge Technology Corporation)は、1997年にパナソニック製品の半導体設計・開発を担う「松下システムテクノ株式会社」として創業。半導体ハードウェア開発と並走するソフトウェア開発で蓄積した知見を「デバイスシステムインテグレーション(DSI)」スキルとして体系化しております。

    2020年には、台湾の半導体専業メーカーである Winbond グループの傘下に入り、現社名へ変更。現在は、車載および産業機器分野の受託開発を中心に、組み込みソフトウェア/システムの受託開発事業を展開しております。

    当社は、組み込み開発工数の急増という社会的課題に対し、「誰もが組み込み開発ができる世界の実現」を目標に掲げ、各種開発現場の生産性向上と品質向上に貢献してまいります。