プレスリリース
日本最大規模の皮革及び皮革関連資材の展示会 第110回東京レザーフェア開催お知らせ
革は食肉用の動物の副産物でサステナブル素材です 皮を革にするなめしの技術や最新革素材を披露
日本全国の皮革関連企業で構成されている協同組合資材連は、日本最大規模の革と皮革関連資材の展示会「第110回東京レザーフェア」(以下略:第110回TLF)を2025年12月4日(木)・5日(金)に開催します。

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TLFとは皮革の需要の拡大及び業界の発展を目的に「皮革製品素材である革及び関連副資材」が秘める可能性や魅力を発信するための日本最大規模の展示会として年2回開催しており、1970年の初開催から半世紀以上の歴史を誇ります。
【第110回東京レザーフェア 概要】
◆ 日時
2025年12月4日(9:00~17:00)・12月5日(9:00~16:00)
◆ 会場
都立産業貿易センター台東館4F~7F(東京都台東区花川戸2-6-5)
◆ ご入場
事前登録が必要になります。ご来場の際は、申込フォームより、事前登録をお願いいたします。
参加票をプリントアウトして当日ご持参ください。参加票の無い方は入場できません。
参加表 お申込みURL : https://tlf.jp/registration
◆見どころ
(1) 今季の革素材やレザーファッションのトレンドを体感できる
(2) 日本の革業界をリードする各社が最高峰の技術や知見を活かした渾身の「革・生地・素材」を各社1点展示
(3) 世界最大級の皮革見本市「リネアペッレ」から最新マテリアルの展示やセミナー
(4) 革製品は動物の革を無駄なく利用することであり、昔から続くサステナブルな活動
●情報発信コーナー 東京レザーフェア トレンド・ラボラトリー
2026-27年秋冬に向けた素材のトレンド提案を行うブースです。商品を格上げする≪進化したオーソドックス≫を探求します。さらに、その素材感を活性化するための色彩のマッチングをプレゼンテーション。
『TLFトレンドセレクション』
今季の各社のトレンドを集約し、3つのテーマに分類し、見て、触れて、感じていただく展示
『極めのいち素材』コレクション
出展各社がいち押しする“渾身の一点”を展示します。熱い提案に触れて感じてください。
前回上位3社の『極めのいち素材』を展示
前回の人気投票の結果をご紹介します。人気の素材と製品サンプルをご覧ください。

トレンドラボラトリーの様子
●2026-27年秋冬トレンドセミナー&リネアペッレ・セレクションを展示
世界最大級の皮革見本市「リネアペッレ」の トレンドセレクション総責任者である、アントネッラ・ベルタニン氏を講師に迎えて、12月4日には2026年春夏トレンドセミナーを開催します。
また、革の先進国であるイタリアミラノで毎年開催されている世界最大のマテリアル見本市、*「リネアペッレ」(25年9月展)の最新マテリアルを独自編集し7Fに展示します。
今年は『LINEAPELLE』より、41社の企業が出展されることが決定しました。
●12月4日(木) 14:00~15:30
2026-2027秋冬トレンドセミナー「JUST BEFORE」
【講師】
アントネッラ・ベルタニン氏(リネアペッレトレンドセレクション総責任者)
*「リネアペッレ」 イタリア
最新トレンドを発表し、世界をリードしている国際見本市です。 毎回、世界各国から2万人前後の来場者があります。 東京レザーフェアとは長年にわたって友好関係にあり、毎回、東京レザーフェア会場にグループ出展するほか、最新素材のトレンドコーナーを設置し、積極的な情報発信を行なっています。
●TIME TRAVEL with LEATHER
一般社団法人東京ファッションデザイナー協議会(CFD TOKYO)との初コラボ企画を開催します。加盟デザイナーが実際に愛用してきた革製品を展示するTIME TRAVEL with LEATHER POP-UPブースでは、モノとの関係性という視点を来場者に提示。革が単なる素材ではなく、“記憶を刻む存在”であることを体感していただけます。12月5日には、一般社団法人東京ファッションデザイナー協議会 代表理事・議長の久保 雅裕氏と一般社団法人日本皮革産業連合会 Thinking Leather Action座長 川北 芳弘氏とのレザーの価値やサステナブルな消費のあり方をテーマにしたトークセッションも開催。革と共に歩む新しいライフスタイルを考える特別な機会を、ぜひご体験ください
●TIME TRAVEL with LEATHER 参加デザイナー

TIME TRAVEL with LEATHER 参加デザイナー
●12月5日(金) 13:30~14:30
TLFxCFD TIME TRAVEL with LEATHER トークショー
【登壇者】
・久保 雅裕氏
一般社団法人東京ファッションデザイナー協議会 代表理事・議長
・川北 芳弘氏
一般社団法人日本皮革産業連合会 Thinking Leather Action座長/
株式会社川善商店 代表取締役
(久保 雅裕氏プロフィール)
繊研新聞社に22年在籍し、アッシュ編集室長/パリ支局長などを歴任。その後、大手セレクトショップのマーケティングディレクターを経て、2013年からフリーのファッションジャーナリストに。16~24年・杉野服飾大学特任教授/『ファッション力』編集長、17~21年・SMART USENラジオパーソナリティー 、18年から「毎日ファッション大賞」推薦委員、19年からUSEN『encoremode』コントリビューティングエディター、22年からCFD TOKYO代表理事・議長、24年から『NewsPicks』トピックスオーナー。25年8月クロスメディアパブリッシングより書籍『アパレルビジネス』(250ページ)を上梓。
●第15回革コン!革のデザインコンテスト2025
今回で15回目となる同コンテストはファッション、インテリア、生活雑貨など、新しい価値を生み出す革製品のアイデアを募集しました。本コンテストは、革の可能性を追求し、その魅力を引き出すプラットフォームを提供することを目的としています。いよいよ今年の最優秀作品受賞者の表彰式が開催されます。
表彰式:12月4日(木)11:00~ 8F
4F展示ブースでは革コン!2025年の入賞作品を展示しています。
●革は食肉の副産物でとてもサステナブル
革製品は、食肉、もしくは乳製品用などの動物から、お肉をいただくときに出る皮、いわゆる副産物を活用してつくられています。よって、革製品のためだけに、動物の命をいただくことはありません。
例えば牛の場合、2021年の世界のと畜数が3.2億頭、そのうち、革になっているのが55%といわれており※1、1億4400万頭分の牛皮が廃棄されていることになります。日本だけでも1年間に約100万頭分(2021年)が革製品になっていますが、それでも革が廃棄されるのも現実です。廃棄となると産業廃棄物として埋めたり、燃やしたりするため革製品を作るよりも原皮を廃棄するほうが環境負荷は高くなります。また、これまで革でつくっていた製品を別の素材でつくることになれば、さらなるCO2の排出につながる可能性すらあります。よって革を利用することは地球への環境負荷を減らす意味もあります。
国連食糧農業機関によると、世界の一人当たりの肉の平均消費量もゆっくりではありますが年々増加しており、今後も革製品の活用は必要なサイクルとなっています。
※1:出典:Nothing to Hide: Hide and skin production around the world, World Leather, Vol.33, No.6, p.20 (2021)
TLA(Thinking Leather Action): https://tla.jlia.or.jp/
主催: 協同組合資材連
共催: 東京都
後援: 経済産業省・台東区・一般社団法人日本皮革産業連合会
協賛: リネアペッレ
URL : https://tlf.jp/