プレスリリース
「ワークライフバランス=時間配分」は過去の話!? “生き方”のバランス感覚が問われる時代へ 高市早苗新首相発言が映す価値観の転換 コーチングが拓く“ワークインライフ”という新しい働き方
高市早苗新首相が「ワークライフバランスという言葉を捨てる」と発言したことが話題となりました。
この発言は一部で“働きすぎを助長する”と受け取られた一方で、別の角度からは、「理想の人生を送るために、ワークとライフを切り離さない新しい働き方」を示唆するものとも捉えられます。
コーチング技術を使いながら、フリーランスや会社員などの副業・起業支援を行う株式会社マーケティングフルサポート(本社:東京都渋谷区)では、この価値観の変化を裏付けるため、全国の社会人を対象に「ワークライフバランス」に関する意識調査を実施しました。
■調査結果概要
(1)「ワークライフバランス」の意味がコーチング経験の有無により大きく異なる。コーチング未経験者は“時間配分”、コーチング経験者は“価値観に沿った働き方”という結果に。
(2)働き方の理想がコーチング経験の有無により異なる。コーチング未経験者は「プライベートと分けて働きたい」コーチング経験者は「柔軟に対応したい」という結果に。
(3)普段のワークライフバランスに対する意識については、コーチング経験者は半数以上が「あまり意識していない」と回答
(4)8割以上のコーチング経験者が、コーチングにより「仕事」や「働く」ことに対しての考え方が変化したと回答
■調査結果
(1)「ワークライフバランス」の意味がコーチング経験の有無により大きく異なる。
コーチング未経験者は“時間配分”、コーチング経験者は“価値観に沿った働き方”という結果に。
調査では、「ワークライフバランス」という言葉から連想するものとして、コーチング未経験者の約半数が「仕事とプライベートの時間配分」と回答。一方コーチング経験者の約半数は、「自分の価値観に沿った生き方や働き方」と答えました。
【コーチング未経験者の回答】

未経験者WLB
【コーチング経験者の回答】

経験者WLB
(2)理想の働き方は、コーチング未経験者は「プライベートと分けて働きたい」。コーチング経験者は「柔軟に対応したい」という結果に
「理想の働き方」を尋ねたところ、コーチング未経験者の6割が「仕事と生活を分けてメリハリを持ちたい」と回答。これに対してコーチング経験者は「状況に応じて柔軟に変えたい」(53.1%)、「仕事も生活も自然に混ざっているのがいい」(34%)と、“境界のない生き方”を選ぶ人が圧倒的多数となりました。
【コーチング未体験者の回答】

未経験者働き方
コーチング未経験者の「仕事と生活をわけてメリハリをもちたい」人のコメント
「残業時間が多く、ライフの方が少なくなってる」(40代女性・会社員)
「プライベートへかける時間がなかなか持てない」(40代男性・会社員)
「基本的にはプライベートを充実させることができているが、もう少し自由に休みを取りたい」(20代女性・会社員)
【コーチング経験者の回答】

経験者働き方
(3)コーチング経験者は普段からワークライフバランスをあまり意識していない人が多数
「実際にワークライフバランスをどのくらい意識しているか?」という問いでは、コーチング未経験者の人たちは「時々意識する」という回答が最多に。一方でコーチング経験者は「あまり意識していない」と回答した人が36.1%で最多となりました。
【コーチング未体験者の回答】

未経験者意識
【コーチング経験者の回答】

経験者意識
【コーチング経験者の「ワークライフバランスをあまり意識していない」人のコメント】
・「仕事が好きなのでプライベートの時間はないが特に困っていない。ただ、世間的にはこれはWLBが整っているとは言わないと思っている」(40代女性・会社役員、経営者)
・「稼働時間は長いが、やりたいことで自分が選んだことである。仕事とプライベートがハッキリ分かれている感覚は無い」(30代男性・自営業、自由業)
・「バランスではなく、仕事は人生の一部ワークインライフと認識したから」(40代男性・会社員)
(4)【コーチング経験者のみに質問】コーチングを経験したことで「仕事」や「働く」ということに対しての考え方が変化している
【コーチング経験者への質問】

経験者働き方変化
・「以前は「仕事は仕方なくやっていることでありできるだけ時間を短くする」という考えだったが、やりたいことだからいくらでも働いていいという感覚になった」(30代男性・自営業、自由業)
・「自分自身の生き方が仕事そのものだと感じた」(50代女性・自営業、自由業)
・「社会へどのような機能を提供するかを意識するようになった」(30代男性・会社員)
・「コーチングを受けて明確にやりたいことが見つかった。それにより仕事がライフワークとなって境目がなくなってきている感覚がある。ワークライフバランスはあまり気にならなくなりつつある」(50代男性・会社員)
・「仕事と生活は別ではなく、仕事は人生の一部であると認識した結果人生が豊かになった」(40代男性・会社員)
■当社代表 仙道 達也による調査結果への考察
今回の調査から明らかになったのは、「ワークライフバランス」という言葉の中身が人によって異なるということでした。
「調査(1)ワークライフバランスの意味」について、多くの未経験者が“時間をどう分けるか”に意識を置いているのは、仕事と生活を“対立概念”として見ているためです。これは“働く=我慢するもの”という旧来の価値観の延長線上にあります。一方でコーチングを経験した人は、“自分が何のために働くか”という軸を持つため時間配分よりも“生き方の質”を重視するようになります。コーチングにより、“バランスを取る”ではなく“統合する”という考え方へのシフトが起きていると考えられます。
「調査(2)理想の働き方」や、「調査(3)普段のワークライフバランスへの意識」に関する調査結果は、その変化を表しているとも言えそうです。コーチングにより仕事とプライベートをあえて切り離す発想自体が不要になり、自ら納得したうえで仕事に取り組むという在り方が育まれていきます。
また、コーチングを経験した人の多くは、“働く=貢献する”という意識に変わっています。これは「調査(4)」の結果をみても明らかです。夢や人生の目的が明確になると、“仕事は生活のため”から“自分を活かすため”へと意味が変わっていきます。それが今回の回答に見られた“満たされた働き方”につながっていると考えられそうです。
今調査のきっかけとなった、高市早苗新首相の『ワークライフバランスという言葉捨てる』という発言によって、さまざまな意見がSNS上で飛び交った事実は、“生き方と仕事を統合していく”、“働くことと生きることを対立させない”という時代の転換点を象徴しているのではないかとも感じます。
自分の思い描く人生のために、ワークとライフの境界を曖昧にしてもいい。むしろ、その方が自然で豊かな生き方になっていくーーコーチングはその生き方の統合を支える技術です。これからは、『何をするか』よりも『どんな意識で生きるか』が、キャリアと幸福を決める時代になるでしょう。何のために働くのか?ーーという根源的な問いかけのためにコーチングは、より重要な役割を果たしていくと考えています。
■プロフィール
仙道 達也(せんどう たつや)
株式会社マーケティングフルサポート代表取締役。起業・独立支援及びインターネットによるプロモーション支援を手掛け、主宰するWEBマーケティング塾では、受講生150名超を年商1千万円突破へと導く。再現性の高いプログラムが、初心者からスタートしても短期間で結果を出せると好評。また、脳科学、行動経済学や心理学、NLPなどを組み合わせた独自のコーチング技術「アート・シフト・コーチング」を開発。コーチング文化を広めるため、起業家や経営者のほか、セラピストや会社員など様々なキャリアをもつ受講生のキャリア支援やビジネスサポートを行う。
■調査実施概要
調査時期 : 2025年10月8日(水)~10月10日(金)
調査対象 : 【コーチング未経験者】クラウドワークス( https://crowdworks.jp )に登録している週5日フルタイム勤務の方
【コーチング経験者】株式会社マーケティングフルサポートによるコーチングプログラム及び、起業塾受講者
調査方法 : インターネット上のアンケート調査
有効回答数: 123人/147人(合計270人)
回答者属性: 性別:男性74人/33人、女性49人/113人、無回答/1人
年齢 : 20代19人/1人、30代44人/12人、40代47人/46人、50代12人/64人、60代以上1人/24人
就業状況 : 会社員(経営者・会社役員/14人、正社員117人/18人、契約社員4人/11人、派遣社員2人/4人)
パート・アルバイト11人、自営業・自由業86人、その他3人
■会社概要
社名 : 株式会社マーケティングフルサポート
代表 : 代表取締役 仙道 達也
本社所在地 : 東京都渋谷区神宮前5-51-6 テラアシオス青山3F
電話番号 : 03-6277-1314 (平日10:00~18:00)
ホームページ: https://marketing-full-support.co.jp
設立 : 2014年12月11日
事業内容 : コンサルティングサービスの提供、セミナー、イベントの開催、販売代理業、広告代理業、動画教材販売