報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年11月21日 10:15
    株式会社アップカル

    アップカル、「北陸マッチングハブ2025」に出展

    外国人材の“育成・採用・定着”を一気通貫で支援する実装モデルを披露

    株式会社アップカル(本社:福井県敦賀市、代表:杉山 満軌)は、2025年11月14日に開催された国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)が主催する産学官連携イベント「北陸マッチングハブ2025」に出展しました。会場では、現場の日本語コミュニケーション×AI解析×HRダッシュボードを核に、採用→育成→定着までを“可視化と改善”で一気通貫に支援するアプローチを紹介。交流会を含め幅広い業種の方々と濃い対話が続き、大成功の手応えで閉幕しました。


    https://matching-web.jaist.ac.jp/portal/


    アップカル、「北陸マッチングハブ2025」に出展

    アップカル、「北陸マッチングハブ2025」に出展



    【イベント概要:産学官の“実装ハブ”で課題と解決策を橋渡し】

    本イベントは、大学・企業・自治体が連携し、研究と事業の社会実装を加速するための交流の場です。アップカルは、現場起点のデータを用いた生産性向上と定着支援のユースケースを中心に展示しました。


    Matching Pitch(出展企業によるプレゼン)の様子

    Matching Pitch(出展企業によるプレゼン)の様子


    【現場反応:課題の“ど真ん中”に刺さった三層データと現地育成】

    石川県の自治体職員の方々が「全員共感」とおっしゃるほど強い反応。


    ●外国人住民・就労者が非常に多く、農機メーカー子会社などでの就労が目立つ。

    ●コミュニケーションが取れない/すぐ辞めるという現場課題に直面。

    ●KABETORIの母語原文/直訳/丁寧日本語の三層保存と、そのまま面談の論点まで落とす可視化に「まさに必要だった」と高評価。


    介護業界からも、今後間違いなく起こる人手不足の際に外国人材は重要。コミュニケーション面が不安なため、ぜひ活用させてほしいと前向きな声。

    他にも人材業界や建設業など、様々な業界の方々から共感をいただき、より一層実現すべきサービスが明確になりました。



    【いま起きている構造的な問題:投資回収が困難】

    会場で最も共感を得たのが、次の“業界の本音”です。


    ●一人雇うのに約60万円の初期コスト。

    ●育成に2~3年、戦力化した頃に転職――企業は投資回収が難しい。

    ●一人前に育てたらどこかに転職し、また新しい人財作りを一から始める繰り返しループに陥る。


    この構造を変えよう。

    アップカルは、現地育成×データ可視化×企業運用をつなげ、企業に価値が還流する仕組みを提供します。



    【アップカルの解決策:現地育成とミスマッチ最小化で“定着ファースト”】

    1)現地語学学校と連携:育成を“前倒し”

    ●海外の語学学校と共同でクラスを設計(専門語彙・安全・品質・報連相)。

    ●学生の希望・適性をクラス内で把握し、企業側の要件を事前にインプット。

    ●卒業=そのまま候補者プール。ミスマッチリスクを出来るだけ減少出来る。


    2)データで“伝わらない”をなくす:KABETORI

    ●母語原文/直訳/丁寧日本語の三層保存で誤解を特定。

    ●週次ダッシュボードで感情・関係性・業務理解の微小な変化を検知。

    ●面談前に論点がわかるため、早期介入→離職前に手が打てる。


    3)HRMダッシュボード:人的資本KPIを運用

    ●定着率/戦力化までの期間/教育コストなどを見える化。

    ●部署別の配属適性・改善施策の効果追跡までワンストップ。


    劣悪な環境や不全な運用で起きる離職を減らす。

    “外国人を守ること”と“企業の生産性”を両立させる――それがアップカルの意義です。



    【ブースの様子と相談対応:一気通貫の提案が評価】

    ブースでは、採用の入り口から現場での対話、ダッシュボード運用までを一枚で示し、フェーズ別の導入ステップをご提案しました。


    会場の様子/アップカルブース

    会場の様子/アップカルブース



    【まとめ:仲介偏重から“現地育成×可視化”へ──価値が企業に還流する仕組みを実装】

    本展示では、採用の入り口から現場コミュニケーション、そして人的資本KPIの運用までを一気通貫で示し、「投資回収が困難な構造」を変える現実解として高い評価をいただきました。自治体・人事・海外拠点を持つ企業からは、三層データ(母語原文/直訳/丁寧日本語)×現地育成×HRダッシュボードの組み合わせに強い共感が寄せられ、ミスマッチ最小化と定着ファーストの方向性が明確になりました。


    今後は、


    ●現地語学学校との連携クラスを拡充し、入社前から専門語彙・安全品質・報連相を習得できる育成ラインを強化


    ●KABETORI週次レポートとHRMダッシュボードの標準テンプレートを介護・建設など業種別に提供


    ●自治体・企業の皆さまをお招きして福井での日本語教室を実施し、面談前可視化と早期介入の運用を現場で体験いただく


    という3つのアクションを優先して進めます。

    アップカルは外国人就労者とのチームビルディングを通じ、採用・育成・定着の循環をデータで回し、価値が企業へ還流する仕組みづくりを、産学官とともに前へ進めていきます。



    【株式会社アップカルについて】

    「『壁』を取り除き、『付加価値』を生み出す」をミッションに掲げ、外国人材と地域企業をつなぐITソリューションを開発・提供しています。多言語対応の日報アプリ「KABETORI」や、外国人従業員向けのエンゲージメント調査サービスなどを展開し、働きやすい職場環境の実現を支援しています。


    所在地   : 福井県敦賀市

    代表者   : 杉山 満軌

    事業内容  : (1)外国人人材採用・定着・生産性向上のサポート

            (2)上記統合システム・アプリケーションの開発及び提供

    ウェブサイト: https://upcul.co.jp/