プレスリリース
社会人の男女53,835人を対象に調査 「社会人の学び直し・MBAに関する意識調査」実施 ~3人に1人が「社会人の学びは大学院で」と回答~
学校法人平野学園(所在地:岐阜県大垣市、理事長:平野 宏司)では「社会人への学び直し(リスキリング教育)やMBAに関する意識調査」を実施いたしました。本学園は2027年4月に環境経営大学院大学の開学を目指しています(設置認可申請中)。
この調査によると、社会人の学び直しの場として「大学院」を選択する人の多さが注目されます。全国53,835人の社会人を対象とした意識調査では、リスキリング教育の教育機関として、「大学」を選んだ人の49.2%に次ぎ、「大学院」を選んだ人が32.5%でした(表・図3)。社会や企業が求める高度専門人材の育成が急務となる中、大学院は次代の学び直しの中心的な選択肢として存在感を高めています。
■調査概要
【調査対象者】全国の20~59歳の社会人男女
(調査回答時に (1)公務員 (2)会社員 (3)自営業 (4)自由業
と回答したモニター)
【調査方法】 インターネットでのアンケート調査
【調査人数】 696,596人中53,835人が回答
【調査元】 学校法人平野学園 環境経営大学院大学設置準備室
【調査期間】 令和7年8月8日~8月15日
■調査のポイント
調査の結果、リスキリングに「取り組んでみたい」など、興味があるかとの問いに、「どちらかといえば興味がある」(20.1%)、「とても興味がある」(9.1%)と答えた人の合計が29.2%と、3割近い人が関心を持っていることがわかりました(表・図1)。
また、上述の問いに「どちらでもない/判断できない」(19.8%)と答えた人も足した、計26,370人に対し、「MBA(経営学修士)」を取得することに「どちらかと言えば興味がある」(23.2%)、「とても興味がある」(11.5%)と答えた人が計34.7%あり、「すでに取得している」(2.5%)を合わせると、4割近い人がMBAについても高い関心を持っていることがわかりました。(表・図2)
また、「社会人が学ぶ教育機関としてはどこがよいか」との問いに対しては、大学院が32.5%で3人に1人が学び直しの場として大学院を希望していることが明らかになりました(表・図3)。この「大学院」の中には、専門職大学院も含まれており、次いで、専門職大学(17.4%)、専門学校(17.6%)と、特に専門分野での学び直しの場が社会人に期待されていることも読み取れます。
リスキリングに取り組んでみたい等、興味がありますか?

表-1「リスキリングに取り組んでみたい等、興味がありますか?」

図-1 リスキリングへの関心について
MBAを取得してみたいと思う等、興味がありますか?

表-2「MBAを取得してみたいと思う等、興味がありますか?」

図-2 MBAへの関心について
社会人としての学習の場について。教育を受ける機関として選ぶとしたらどれですか?

表-3「社会人としての学習の場について。教育を受ける機関として選ぶとしたらどれですか?

図-3 社会人の学習の場
高度な専門性と実践力を兼ね備えた人材への需要は、ビジネスのみならず環境、経営、社会課題解決の分野で急速に高まっています。専門職大学院が理論と実務を架橋し、未来を切り拓く力を培う場として、その役割を拡大しつつあります。
■専門職大学院 環境経営大学院大学(認可申請中)の強み
本法人が設立を目指す「環境経営大学院大学(認可申請中)」は以下の特色があります。
【環境と経営の融合教育】
環境課題に真摯に向き合いつつ事業機会と捉え、経営戦略を構想、実装、実行していくための学びが体系的に得られるカリキュラム設計。
【社会人に最適化された学びの設計】
平日夜間・週末の開講や、オンライン併用などハイフレックス制で授業を実施。働きながら学びやすい柔軟な学修スタイルを提供します。
【実務家教員と産学連携】
実務家教員を約6割配しており、実際の企業・自治体の課題解決に直結する演習やケーススタディを重視。修了後、すぐに実践に向かうための教育を行います。
■今後の展望
社会人の3人に1人が「大学院での学び」を選択しているという今回の調査結果は、まさに新しい学びの時代の到来を示すものです。私たちが開学を目指す「環境経営大学院大学(認可申請中)」もこうした社会の要請に応える新しい学びの場です。
一方で、リスキリングに興味が「全くない」(34.1%)、「どちらかといえば興味がない」(16.9%)と答える人も多く、今後本法人を含む教育機関も、その責務として学びの大切さの啓発と場づくりをしていく必要があると言えます。
MBAへの興味も同様、「全くない」(19.0%)、「どちらかと言えばない」(16.8%)との結果を受け、「よりよい経営を学問として探求しつつ実践していく」機運を高められるよう、本学も進めていきたいと考えます。
本学では開学を目指し、環境と経営を統合的に体系的に学ぶカリキュラムを通じて、企業・行政・地域をリードする次世代人材の養成を推進します。環境と経営の両立を志す社会人にとって、本学は「学び直しの次の一歩」となる存在となるよう努めていきます。
■本学概要
学校法人平野学園 環境経営大学院大学設置準備室(大学院大学は2027年4月開学に向け設置認可申請中)
所在地 : 岐阜県大垣市上石津町宮38(旧大垣市立多良小学校跡)
設置準備室: 岐阜県大垣市清水町65
URL : https://necsus.jp/