報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年10月29日 13:00
    学而図書

    日本の伝統芸能「狂言」の面白さがイラストでわかる! Webコラム「描く狂言」で<寝音曲(ねおんぎょく)>の連載を開始

    学而図書(所在地:神奈川県横浜市、代表:笠原 正大)は、日本の伝統芸能「狂言」の魅力を伝えるWebコラム「描く狂言」において、2025年10月28日より<寝音曲>の連載を新たに開始いたしました。


    「描く狂言」URL: https://classic.gakuji-tosho.jp/


    描く狂言

    描く狂言


    ■コラム「描く狂言」とは

    三宅 晶子(横浜国立大学名誉教授)による解説と、岩田 千治(奈良大学文学部国文学科)のイラストで、伝統芸能「狂言」の魅力を伝えるコラムです。狂言の代表的な演目の見どころを、親しみやすいイラストと、充実した解説でご紹介します。


    これまで、<附子(ぶす)>、<茸(くさびら)>、<川上(かわかみ)>、<木六駄(きろくだ)和泉流・大蔵流>を掲載し、教育分野を含む幅広い方面からご好評をいただいてまいりました。


    はじめて狂言の世界に触れる方にも、日頃から狂言に親しんでいる方にも、新しい発見と驚きをもってお楽しみいただけます。



    ■著者プロフィール

    三宅 晶子(みやけ・あきこ)

    横浜国立大学名誉教授

    中世日本文学(特に能楽)、古典教育を専門とする。著書に『世阿弥は天才である――能と出会うための一種の手引き書』(草思社、1995年)、『歌舞能の確立と展開』(ぺりかん社、2021年)、『歌舞能の系譜――世阿弥から禅竹へ』(ぺりかん社、2019年)、編書に『もう一度読みたい日本の古典文学』(勉誠出版、2021年)などがある。


    岩田 千治(いわた・ちはる)

    奈良大学文学部国文学科

    奈良大学附属高等学校・奈良大学で美術部に所属し、第29回奈良県高校生アートグランプリでは、平面の部 特別賞を受賞した。奈良大学の講義「言語文学I(二)」(2022年)ではじめて狂言に接し、その感動をイラストで表現している。



    ■<寝音曲(ねおんぎょく)和泉流>あらすじ

    偶然、太郎冠者の謡の声を耳にして、自分の前でも謡うようにと所望する主人。

    今後たびたび謡わされては大変と迷惑顔の冠者は、飲まなければ謡えないと酒を求めます。

    しかし、主人自ら酌をして大盃で酒を飲ませても、なかなか太郎冠者は謡おうとしません。

    妻の膝枕で寝ながらでないと声が出ないという冠者に、主人は自分の膝を貸そうと言い出して……。


    描く狂言 <寝音曲(和泉流)>

    描く狂言 <寝音曲(和泉流)>


    ■その他の掲載曲目

    <附子(ぶす)>

    猛毒の「附子」に注意するよう、太郎冠者・次郎冠者に言いつけて出かける主人。ところが、毒と言われた桶の中身は、実は砂糖だったのです。夢中で食べ尽くしてしまった二人は、主人への言い訳を考えますが……。


    <茸(くさびら)>

    奇妙な茸が家に生えて困った男が、山伏に祈祷を依頼します。ところが、山伏が祈れば祈るほど、茸はどんどん数を増していくばかり。茸だらけになった屋敷に、ついには毒々しい鬼茸まで現れて……。


    <川上(かわかみ)>

    盲目になった男は、霊験あらたかな川上の地蔵菩薩に、目が開くよう祈願します。夢にあらわれた菩薩のお告げ通り、男の目は再び見えるようになりました。ところが、菩薩が男の目を治す条件は、妻との離縁だということがわかり……。


    <木六駄(きろくだ)和泉流>

    奥丹波の者が、都の伯父に歳暮を届けようと、太郎冠者を遣いに出します。12頭の牛に木と炭を六駄ずつくくり、酒まで持って雪の中を出立する太郎冠者。ところが、寒さのあまり、途中の茶屋で土産の酒に手をつけてしまい……。


    <木六駄(きろくだ)大蔵流>

    伯父が家を建て直すための材木30本を届けようと、太郎冠者を遣いに出す主人。酒を飲んで上機嫌の太郎冠者は、大雪の中、牛を引き連れて木と酒樽を運びます。ところが酔いが醒めて凍えてしまい、途中の茶屋で酒に手をつけることに……。



    ■事業者概要

    事業者名: 学而図書(代表者:笠原 正大)

    所在地 : 〒222-0011

          神奈川県横浜市港北区菊名1丁目4-2 第一橘ビル220 SOLO妙蓮寺

    設立  : 2021年4月

    事業内容: 教育書を中心とした書籍の企画・編集・出版・販売

    URL   : https://www.gakuji-tosho.jp



    【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】

    学而図書

    TEL:045-550-7057

    お問い合わせフォーム: https://www.gakuji-tosho.jp/inquiry