報道関係者各位
    プレスリリース
    2025年10月21日 10:00
    月明芸術会

    1000年先を見据えたランドスケープ作品 ― 韓国の山中に築かれた「千の岩の造景」を写真で世界初公開

    建築経験のない牧師が30年かけて創造した、ランドスケープ作品 写真展「千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群」開催 (11/15(土)~17(月)・OZstudio渋谷東)

    月明芸術会は、韓国の山奥に築かれた巨大ランドスケープ作品の写真展「千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群」を、2025年11月15日(土)から17日(月)まで、渋谷・OZstudioにて開催します。


    メイン画像

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    本展では、全長約240メートル・高さ50メートルに及ぶ巨石群の造景作品と、山脈に囲まれた地域全体が一つの芸術作品となっている様子を、写真と開発経緯を交えて紹介します。ランドスケープデザインと宗教性が重なり合って形づくられた本庭園を、写真展として公開するのは世界で初めてです。


    近年、デジタルデバイスの普及が進み「スマホ認知症」なども問題視されているなか、米国IT企業が植物園のようなオフィスを造っている、「自然界隈」という言葉が若者の間でSNSを舞台に流行しているなど、自然に回帰しようとする動きが見られています。建築においても、直島の地中美術館(安藤 忠雄)や小田原文化財団 江之浦測候所(杉本 博司)、Roden Crater(James Turrell)など、自然と人工の境界を越えて地球を設計に組み入れた建築作品が注目を集めています。

    本展で紹介する庭園は、建築経験のない一人の牧師により設計された自然の聖殿であり、1000年残ることを意図し、自然石を素材として地形までも構想に組み入れて作られています。約30年かけて築かれ、今もなお建築は続いていることから生きたランドスケープ作品と言えます。また、中心に建てられた岩の造景は、通常行われない、岩を縦にして積むことに挑戦しています。5度崩れながらも完成したその造景は、「人は人生で何を積み、何を残すのか」という普遍的な問いを伝えています。




    ■展覧会概要

    タイトル  :写真展「千の岩を立てる ― 天に届く岩の造景群」

    主催    :月明芸術会

    会場    :OZstudio 渋谷東(東京都渋谷区東1-25-5 フィルパーク渋谷東3F)

    会期    :● 2025年11月15日(土) 10:00~18:30

           ● 2025年11月16日(日) 14:00~18:30

           ● 2025年11月17日(月) 9:00~18:00

    チケット種別:

           ● 写真展(一般 850円)

           ● 写真展+専門ガイドによる解説付き(1,000円)

           ● 写真展+森林ガイドによる体験型トークイベント(1,250円)

    出展作品数 :壁面 11点、他書籍展示など 計40点

    特別企画  :森林ガイドによる体験型トークイベント

           写真展にて写真を鑑賞後、森林ガイドのレクチャーを受けて

           渋谷の街を歩きながら、新たな視点で自然を見る方法を体験。

           再度写真展に戻り、写真を見たときの鑑賞の視点の変化を感じる

           ことができるイベントです。


    ~写真展特設サイト~

    https://sennoiwa2025.studio.site/



    ■主催団体について

    月明芸術会は、世界に類を見ない雄大な岩の造景作品群を有する月明洞地域を、芸術・建築の視点から研究しています。また、建築・美術・自然の観点から各種の写真展や専門家によるシンポジウムを開催し、文化芸術の振興と発展に寄与します。