プレスリリース
アリオンジャパン株式会社、 危機管理産業展(RISCON TOKYO)2025にて 完成度を高めたIoT衛星通信装置「TYTO 2」を発表
アリオンジャパン株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:朴 容範)は、2025年10月1日(水)から10月3日(金)までの3日間、東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2025」に出展し、自社開発のアンテナ一体型IoT衛星通信装置「TYTO(タイト)シリーズ」の中でも、完成度をさらに高めた最新モデル『TYTO 2』を公開しました。
Arion
アリオンジャパン株式会社は、2014年に設立された衛星通信の専門企業であり、総務省の認可を受けた電気通信事業者です。低軌道移動衛星通信(LEO)を活用したIoT衛星通信ソリューションを提供し、特に災害時でも信頼性の高い通信手段の開発を目指しています。現在は、イリジウム(Iridium)衛星ネットワークを活用し、多様な通信サービスを展開しています。
今回の展示会では、前年に初公開した「TYTOシリーズ」の中でも、携帯性と通信性能を両立した「TYTO 2」の改良版を披露しました。「TYTO 2」はアンテナとバッテリーを含めて、わずか88gという超小型設計で、ドローンや車両・携帯端末など、さまざまな環境で活用できる衛星通信装置です。
TYTO2 and TYTO6
今年は新たにスマートフォン用アプリケーションおよびWebインターフェースを開発し、ユーザーが世界中どこからでもスマートフォンを通じて位置情報の共有やメッセージの送受信を行えるよう、機能を拡張しました。これにより、操作性と統合管理性が大幅に向上し、企業や自治体などの組織単位で緊急通信体制を構築する際にも、より柔軟に対応できるようになりました。
また、展示会では、全国に複数の拠点を持つ企業各社から、災害時の非常通信手段として同社の「イリジウム衛星電話」および「GO!exec」端末への関心が高まりました。これは、現在運用中のMCA無線サービスが2029年に終了予定であることを受け、その代替となる安定的な衛星通信ソリューションとして注目を集めたためです。
さらに、映像通話や動画伝送を必要とする顧客からは、低消費電力ながら高速データ通信を実現する携帯型衛星端末「TYTO Peli200」への関心が寄せられました。同端末は、災害現場や遠隔地においても効率的な映像送受信を可能にし、さまざまなシーンでの活用が期待されています。
TYTO Peli200
アリオンジャパン株式会社は、今回の出展を通じて、災害対応用衛星通信装置の実用性と普及を広く訴求するとともに、他のIoT機器との連携による効率的な復旧ソリューションを提案しました。今後は国内市場でのプレゼンスをさらに強化し、アジアをはじめとするグローバル市場において、衛星ベースのIoT通信ソリューション事業を拡大していく方針です。
製品やサービスに関する詳細情報は、アリオンジャパン株式会社の公式ウェブサイト( http://www.arion.ne.jp/ )をご覧ください。