プレスリリース
千原ジュニアが《夜のカフェテラス》と出会う カンテレでゴッホ展特別番組放送
カンテレ(大阪市北区)は、千原ジュニアが出演する特別番組『ゴッホ 夜のカフェテラスに至る道のり-千原ジュニアが見た天才画家の素顔-』を9月28日(日)9:30~10:00(30分版・関西ローカル)と10月14日(火)25:49~26:49(1時間版・関西ローカル)に放送いたします。
特別番組『ゴッホ 夜のカフェテラスに至る道のり-千原ジュニアが見た天才画家の素顔-』
神戸市立博物館(兵庫県神戸市中央区)で現在開催中の特別展『阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス』は、オランダのクレラー=ミュラー美術館が所蔵するコレクションから、《夜のカフェテラス》をはじめとする約60点の作品と、モネやルノワールなど、同時代の作品を展示。阪神・淡路大震災から30年の2025年に開催する第1期では、オランダ時代からパリ時代を経てアルルに至る画業前半を紹介し、誰もが知るファン・ゴッホになるまでを辿ります。そして2027年に開催する第2期では、《アルルの跳ね橋》などが来日し、アルルから晩年までの画業後半に迫る構成になっています。ファン・ゴッホの人生とともに歩む両期をあわせると、その作品数は約100点にのぼる規模で、1期の目玉である《夜のカフェテラス》は2005年以来、約20年ぶりの来日となります。
約10年という短い画業の中で3,000点を超える油彩や素描を残したファン・ゴッホ。その中でも“傑作”と名高く、ゴッホの画業において重要な意味を持つ《夜のカフェテラス》と対面するのは千原ジュニア。解説を担当する熊澤弘(東京藝術大学大学美術館)との対話により、ゴッホの人物像、そして作品に込められたメッセージを読み解いていきます。
ゴッホ作品を観ることを「めちゃくちゃ楽しみにしていた」という千原。「実はゴッホと誕生日が一緒なんですよ。なので、ちょっと他の画家とは思い入れが違います」と明かし、興味津々な様子で撮影がスタートしました。まずは、ゴッホの画業の始まり、27歳で絵を描き始めたころのデッサンから、農民や機織り職人などの労働者をテーマに絵を描いたオランダ時代前半の絵がそろう第一会場へ。
この頃描かれた作品の中では、ゴッホが唯一生活を共にした女性・シーンを描いた《悲しみ》という絵が以前から好きだという千原。彼女を描いた本展出品作の《ストーブのそばに座る女性》の前では「悲しみがとても深いです」と、絵から漂う、そこはかとない哀愁に感じ入っていました。
『ゴッホ 夜のカフェテラスに至る道のり-千原ジュニアが見た天才画家の素顔-』手前:熊澤弘(東京藝術大学大学美術館) 奥:千原ジュニア
つづく第二会場では、ゴッホが人物画の表現を模索した、農民の顔を描いた作品群が待ち受けます。見るやいなや「鼻と目の表現がいいですね。めちゃくちゃ好きです」とじっくり鑑賞する千原。その無骨な表現と、陰影の中にひそむ等身大の労働者の表情に千原は釘付けになっていました。
そして、画家としての新境地を求めたパリ時代の絵が並ぶ展示室へ。千原は「一気に色が鮮やかになりましたね!」と目を見開きます。中でも注目したのが、ゴッホが自身を描いた《自画像》。「表情からは、非常に精神状態がいいように感じます。絵の背景が興味深いですね。ちょっと不穏な感じも。華やかなパリに来たけども、うずまく暗い闇、みたいなものを感じます」と、パリへ期待と不安がないまぜのままやってきたであろう、当時のゴッホに思いを馳せていました。
そして、ついに千原は展覧会の目玉、《夜のカフェテラス》と対面。「うわぁ~!やっぱ“オーラ”がすごい!吸い込まれそうです」と、しばらく絵の前でたたずみ、その迫力に圧倒されました。「これは見た人にしか分からない。生で見ないと。この1点で持っていかれます。それぐらい作品の力が強いので、“ゴッホあたり”します」と、絵から放たれる強いパワーに魅了されました。続けて、「オランダ時代のデッサンからずっと時代を追って見てきましたが、そこからよくここまで来たな~と思います。この青と黄の表現、ゴッホの中で新しい扉が開いた実感がありますよね」と、ゴッホのこれまでの歩みを振り返りながら、鮮烈な色と美しさを絶賛しました。
『ゴッホ 夜のカフェテラスに至る道のり-千原ジュニアが見た天才画家の素顔-』ゴッホ作《夜のカフェテラス》を見る千原ジュニア
「この展覧会はゴッホの人生を辿っていけるのが魅力。次回は最後の2年間の作品が来るみたいですが、今から楽しみです」と千原はつづく2027年の第2期にも期待を膨らませます。
さらに番組は、ゴッホの前半生をたどるためにオランダへ。現地の映像も交えながら、ゴッホの素顔にも迫ります。次から次へと舞い込む困難に立ち向かいつづけ、それでも絵を描くことだけは決して諦めなかったファン・ゴッホ。その先に見出した、“新しい境地”とは一体何なのか―ぜひ番組を見てお確かめください。
特別展『阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス』は来年の2026年2月1日(日)まで神戸市立博物館で開催中です。阪神・淡路大震災30年・東日本大震災15年の節目に、ゴッホが傑作《夜のカフェテラス》に込めたメッセージ、そして描くまでに歩み続けた、たゆまぬ努力の道のりに思いを馳せてみてください。
◆特別番組『ゴッホ 夜のカフェテラスに至る道のり-千原ジュニアが見た天才画家の素顔-』
放送日時: 9月28日(日)9:30~10:00(30分版)
10月14日(火)25:49~26:49(60分版)
出演 : 千原ジュニア、熊澤弘(東京藝術大学大学美術館教授)
番組HP : https://www.ktv.jp/vangogh/
◆特別展『阪神・淡路大震災30年 大ゴッホ展 夜のカフェテラス』
2026年2月1日(日)まで神戸市立博物館で開催中
開館時間:9:30~17:30(金曜と土曜は20:00)※最終入場は各閉館30分前まで。
休館日 :月曜日、12月30日(火)~1月1日(木・祝)
※ただし、月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館。
※土日祝予約優先制
詳細は神戸展公式HP: https://www.ktv.jp/event/vangogh/