報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年7月9日 14:00
    学校法人近畿大学

    「なら近大農法」で栽培した「近大ICTスイカ」を今年初収穫 産官学連携で高品質なスイカ栽培を推進

    近畿大学農学部生・大学院生が栽培した「近大ICTスイカ」
    近畿大学農学部生・大学院生が栽培した「近大ICTスイカ」

    近畿大学農学部(奈良県奈良市)は、奈良県食農部(奈良県奈良市)、大和アグロファーム株式会社(奈良県吉野郡大淀町)、株式会社萩原農場(奈良県磯城郡田原本町)との産官学連携により、学内のICT設置温室で「近大ICTスイカ」を栽培しています。
    令和8年(2026年)7月13日(月)に、収穫時期を迎えた「近大ICTスイカ」を農学部生・大学院生が今年初めて収穫し、試食・食味評価を行います。

    【本件のポイント】
    ●近畿大学奈良キャンパス内のICT設置温室で、農学部生・大学院生が「近大ICTスイカ」を栽培・収穫
    ●甘さと風味、シャリっとした食感が特徴の「近大ICTスイカ(品種:ぷちっと)」の試食・食味評価を実施
    ●今後、販売を通して得られた市場評価などをふまえて「なら近大農法」の向上に取り組み、さらに高品質なスイカの栽培をめざす

    【本件の内容】
    近畿大学農学部は、少子高齢化に伴う農業従事者の減少や、休耕地・耕作放棄地の増加などの社会問題を解決するため、平成29年(2017年)9月に奈良県と「農の入口」モデル事業に関する覚書を取り交わし、「なら近大農法(ICT農法)」を活用した栽培管理方法の確立をめざしています。
    近畿大学奈良キャンパス内のICT設置温室では、農学部農業生産科学科(アグリ技術革新研究所 兼務)教授 野々村照雄が中心となり、農業未経験の農学部生とともに、令和7年(2025年)6月から大和アグロファーム株式会社と株式会社萩原農場の協力のもと、「近大ICTスイカ(品種:ぷちっと)」の栽培試験を行っています。現在、農学部生・大学院生23人が、スイカの定植から収穫までの栽培ノウハウを学んでいます。このたび、収穫時期を迎えた「近大ICTスイカ」を、農学部生・大学院生が今年初めて収穫し、試食・食味評価を行い品質を確認します。品種「ぷちっと」は、種が小さく、噛んでも「プチッ」と心地よい食感が楽しめる品種で、甘さと風味、シャリっとした食感が特徴です。
    今後も産官学連携で、「なら近大農法」を活用したスイカの栽培を県内で展開していくとともに、販売を通して得られた市場評価をふまえて、さらに高品質なスイカの栽培が可能となるよう、「なら近大農法」の向上に取り組みます。

    【収穫概要】
    日時  :令和8年(2026年)7月13日(月)10:00~12:00
    場所  :近畿大学奈良キャンパス ものづくり村 ICT設置温室
         (奈良県奈良市中町3327-204、近鉄奈良線「富雄駅」からバス約10分)
    内容  :近大ICTスイカ(品種:ぷちっと)の収穫、試食・食味評価
    参加予定:農学部農業生産科学科(アグリ技術革新研究所 兼務)教授 野々村照雄
         農学部農業生産科学科 3年3名、4年1名
         大学院農学研究科 1年5名、2年1名

    【大和アグロファーム株式会社】
    所在地   :奈良県吉野郡大淀町大字桧垣本2047-6
    代表者   :代表取締役 竹島和宏
    創業    :平成26年(2014年)4月14日
    事業内容  :農業生産物に関わる仕入、販売、物流及び保管業務 他
    資本金   :500万円
    ホームページ:https://yaf-nara.com/

    【株式会社萩原農場】
    所在地   :奈良県磯城郡田原本町法貴寺984
    代表者   :代表取締役社長 萩原斗志弘
    創業    :大正5年(1916年)
    設立    :昭和38年(1963年)
    事業内容  :スイカ・メロンの育種、種子生産販売、技術開発及び技術指導
    資本金   :1,000万円
    ホームページ:https://suika-net.co.jp/

    【なら近大農法(ICT農法)】
    なら近大農法は、農作物の栽培に必要な温度調整などの管理機能にICT(情報通信技術)を導入することで、農作業の自動化を実現し、農業初心者でも容易な栽培管理を可能にしています。土壌センサーと日照センサーを連動させた装置により、作物に水分と液肥を自動的に供給します。これらの情報は蓄積され、スマートフォンなどを通じて遠隔地からでも確認することができます。また、ハウス側窓の自動巻上げ機は温度センサーと連動しており、ハウス内の温度をほぼ一定に保つために自動的に開閉が行われます。このような完全自動化した肥培管理システムの導入により、農作業の時間を大幅に削減するとともに、水や液肥の使用量も抑えられ、収穫量の増加と品質の安定化が期待されます。
    近畿大学では、「近大ICTスイカ」の他に、平成29年(2017年)4月から「近大ICTメロン」と「近大ICTトマト」、令和3年(2021年)9月から「近大ICTイチゴ」の栽培にも取り組んでいます。これらの栽培マニュアルは、毎年、次の新たな農学部生へと受け継がれています。

    【関連リンク】
    農学部 農業生産科学科 教授 野々村照雄(ノノムラテルオ)
    https://www.kindai.ac.jp/meikan/162-nonomura-teruo.html

    農学部
    https://www.kindai.ac.jp/agriculture/