報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年9月18日 16:04
    QY Research株式会社

    データセンター用ドライクーラー調査レポート:市場規模、産業分析、最新動向、予測2026-2032

    データセンター用ドライクーラーとは、外気や冷却媒体との熱交換を利用して、データセンター設備から発生する熱を効率的に外部へ放散する空冷式熱交換設備である。特にAI・高性能コンピューティング(HPC)向けデータセンターでは、サーバーの高密度化に伴って冷却負荷が増大しており、データセンター用ドライクーラーの大容量化、高効率化、安定運転が重要な設備要件となっている。QYResearchの統計・予測によると、2025年の世界市場売上高は2,116百万米ドル、2032年には3,329百万米ドルとなり、2026~2032年のCAGRは5.43%と予測される。

    データセンター用ドライクーラー、北米・中国が需要を牽引
    データセンター用ドライクーラーの消費市場では北米が最大で、2025年の売上高シェアは38.11%に達する。欧州と中国はそれぞれ26.26%、21.93%を占め、中国市場は464.15百万米ドルから2032年には720.89百万米ドルへ拡大する見込みである。また、インド市場は2026~2032年にCAGR約11.91%と、主要地域の中でも高い成長率が予測されている。
    生産面では、データセンター用ドライクーラーの主要生産地域として北米と欧州があり、2025年の生産量シェアはそれぞれ23.11%、26.88%となっている。一方、中国は生産量シェアが最も高く、2032年には38.31%まで上昇すると予測される。これはデータセンター用ドライクーラーの需要拡大だけでなく、熱交換器、ファン、制御機器など周辺サプライチェーンの集積とも関連する。
    大容量化とAI冷却需要がデータセンター用ドライクーラーを高度化
    容量別では500~1000kWのデータセンター用ドライクーラーが重要な製品領域であり、2032年には売上高シェア30.18%を占めると予測される。用途別では、智算およびデータセンター向けが2025年に64.29%の売上高シェアを占め、2026~2032年のCAGRは約6.25%となる見込みである。
    データセンター用ドライクーラーでは、単純な冷却能力だけでなく、部分負荷時の効率、ファン制御、熱交換性能、設置スペース、騒音、冗長性などが導入判断を左右する。特にAIサーバーの高密度化では、ラック単位の発熱量が増加するため、冷却設備には高い熱負荷への対応と長時間の安定運転が求められる。
    データセンター用ドライクーラー、メーカー間競争は技術・システム対応へ
    主要メーカーにはCarrier、Trane、Vertiv、Kelvion、Envicool、Piovan Group、Baltimore Aircoil Company, Inc.などがある。2025年にはCarrier、Trane、Vertivの第一グループが合計約29.25%の市場シェアを占め、Kelvion、Envicool、Piovan Group、Baltimore Aircoil Company, Inc.などの第二グループは合計約24.93%を占める。
    また、中国市場ではShenling Environment、TICA、Sifang Technology、Haiwuなどもデータセンター用ドライクーラーを展開しており、DCX、Kaltra、Stefani、LU-VE S.p.A. (LUVE)、Thermofin、Guntnerなどを含め、グローバル市場で製品仕様や冷却方式をめぐる競争が形成されている。
    2026~2032年、データセンター用ドライクーラーは高効率化へ
    今後のデータセンター用ドライクーラー市場では、500~1000kWを中心とした容量拡大に加え、AIデータセンターへの対応、省エネルギー運転、インテリジェント制御、保守性の向上が主要テーマとなる。特にデータセンター用ドライクーラーは、冷却設備単体ではなく、データセンター全体の電力使用効率や運用安定性と一体で評価される傾向が強まると考えられる。
    本レポートでは、2021~2025年の実績と2026~2032年の予測を基に、データセンター用ドライクーラーの生産能力、生産量、販売量、売上高、価格、市場シェアおよび将来動向を分析する。容量別では<500kW、500~1000kW、1000~2000kW、>2000kW、構造別では水平構造、縦型構造、フィン材質別ではアルミフィン、銅フィン、その他、用途別では智算・データセンター、スマートシティ、その他を対象とし、北米、欧州、中国の主要市場を重点的に分析している。
    本記事は、QY Research発行のレポート「データセンター用ドライクーラー―グローバル市場シェアとランキング、全体の売上と需要予測、2026~2032」に基づき、市場動向および競合分析の概要を解説します。
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    https://www.qyresearch.co.jp/reports/1834240/dry-cooler-for-data-center

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    QYResearch株式会社は、2017年に日本・東京で設立された市場調査・コンサルティング会社です。グローバル市場を対象に、市場調査レポート、業界分析、競合調査、IPO支援、カスタマイズリサーチなど幅広いサービスを展開し、各業界の市場構造や成長性、競争環境を多角的に分析しています。豊富な調査ネットワークと最新データを活用することで、企業の経営戦略策定、新規事業開発、市場参入判断を支援し、実践的かつ信頼性の高いインサイトを提供しています。