報道関係者各位
    プレスリリース
    2014年9月3日 10:15
    阪神電気鉄道株式会社

    大阪では1990年の“花の万博”以来24年振り 梅田のど真ん中に青森市の巨大「ねぶた」が登場 10月14日(火)~11月3日(月祝) ヒルトンプラザWEST・ハービスPLAZA ENT 10周年企画

    第二吉本ビルディング株式会社(本社:大阪市北区梅田、代表取締役社長:吉本幸司)と阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島区海老江、代表取締役社長:藤原崇起)がそれぞれ西梅田エリア内に所有する商業施設「ヒルトンプラザWEST」と「ハービスPLAZA ENT」は、今年で開業10周年を迎えます。

    2014年度「青森ねぶた祭」にて撮影※-10月14日(火)~11月3日(月・祝)の展示期間では、写真内のスポンサー名が取り除かれる予定です。
    これを記念し、「青森ねぶた祭」で使用された巨大な「ねぶた」を10月14日(火)~11月3日(月祝)に「ヒルトンプラザWEST・ハービスPLAZA ENT前特設会場」にて展示いたします。10月14日(火)~19日(日)はねぶた師がねぶたを組み立てる様子を、20日(月)からは完成したねぶたをご覧いただけます。

    リリース(PDF) → http://bit.ly/1vHFXrF

    今回展示するねぶたは、今年の青森ねぶた祭にも登場した「那智の滝 文覚と不動明王」(作 第5代名人 千葉作龍・ちばさくりゅう)です。
    なお、実物の青森ねぶた祭のねぶたが大阪に来るのは、1990年の「国際花と緑の博覧会」以来24年振りです。

    独特な装飾と幅9mにもなる大きさで絶大な存在感を放つねぶたを祝祭のシンボルとし、10周年を迎える「ヒルトンプラザWEST」と「ハービスPLAZA ENT」だけでなく、西梅田エリア全体を、皆様と共に盛り上げたく存じます。

    ■イベント内容
    (1)「ねぶた」の公開組み立て
    青森で一度解体した「ねぶた」を再び組み立てる作業を西梅田の会場で実施。
    完成までの作業工程を見ることができる形で展示いたします。
    期間: 10/14(火)~19(日)
    会場:ヒルトンプラザWEST・ハービスPLAZA ENT前特設会場

    (2)「ねぶた」完成披露式典
    完成後には、10周年を記念した完成披露式典を実施。
    ミスねぶたも式典に参加いたします。
    期間: 10/20(月) 17:00~
    会場:ヒルトンプラザWEST・ハービスPLAZA ENT前特設会場

    (3)「ねぶた」展示
    完成した「ねぶた」を展示いたします。夜には電灯をつけ、ライトアップを行います。
    ねぶた祭本番さながらの迫力ある姿をお楽しみいただけます。
    期間: 10/20(月)~11/3(月祝)※予定
    会場:ヒルトンプラザWEST・ハービスPLAZA ENT前特設会場

    ※普段はお見せすることができないねぶたの組み立て作業を、今回は特別に一般公開します。


    <ヒルトンプラザWEST・ハービスPLAZA ENT前特設会場について>
    添付の画像をご覧ください。

    ■「那智の滝 文覚と不動明王」/作 千葉作龍
    添付の画像をご覧ください。

    ■制作者プロフィール
    千葉 作龍(ちば さくりゅう)
    青森ねぶたのねぶた制作者(ねぶた師)
    第5代ねぶた名人
    青森ねぶた運行団体協議会制作委員長

    1967年にデビュー以来40年以上のキャリアを誇る、最高齢の現役ねぶた師。
    これまで大型ねぶたを延べ140台以上制作している。
    「青森ねぶた祭」の最高賞である田村麿賞を6回、ねぶた大賞を5回、計11回受賞※している。また、「青森ねぶた運行団体協議会制作委員長」も務めており、各ねぶた制作者からの人望も厚い。
    作風としては、「奇をてらわない」ねぶた作りを心がけており、書き割り(背景画)はかすれのない太い潤筆が特徴。
    2012年にそれぞれの時代において優れた功績を残したねぶた師に与えられるねぶた名人に認定される。
    ※1995年に最高賞が「田村麿賞」から「ねぶた大賞」に改称。

    <田村麿賞・ねぶた大賞受賞歴>
    1973年- 青森青年会議所「南祖坊と八之太郎」田村麿賞(初受賞)
    1975年- 青森青年会議所「暫」田村麿賞(2度目)
    1976年- 亀屋みなみ流通グループ「勧進帳」田村麿賞(3度目)
    1985年- 青森青年会議所「津刈丸と安倍比羅夫」知事賞(3度目)
    1986年- サンロード青森「車引」田村麿賞(4度目)
    1987年- サンロード青森「大石内蔵助 誉の討入り」田村麿賞(5度目)
    1992年- サンロード青森「北天鬼人 安倍貞任」田村麿賞(6度目)
    1995年- コマツ連合「三内丸山・縄文鼓動」ねぶた大賞(7度目)
    1997年- コマツ連合「縄文鼓動『北のまほろば』」ねぶた大賞(8度目)
    2011年- サンロード青森「四神降臨『白虎と青龍』」ねぶた大賞(9度目)
    2012年- サンロード青森「奥州平泉の栄華 阿弖流為と清衡」ねぶた大賞(10度目)
    2014年- サンロード青森「戦国武士華『前田慶次』」ねぶた大賞(11度目)

    ■青森ねぶた祭
    青森ねぶた祭は、青森県青森市で8月2日~7日に開催される夏祭りで、毎年延べ300万人以上の観光客が訪れます。期間中は、20数台の大型ねぶたが出陣し、約3.1kmのコースを2日~6日は夜に、最終日の7日は昼に運行します。正装衣装を着用していれば誰でも参加することができます。
    1980年には国の「重要無形民俗文化財」に指定されました。

    【ねぶたの起源】
    七夕様の灯籠流しの変形であろうと言われてますが、その起源は定かではありません。
    奈良時代に中国から入った七夕祭りと、古来から北国青森にある習俗と精霊送りや人形送り、虫送り等の行事が一緒になったものが、紙や竹、ろうそくの普及とともに灯籠となり、さらにそれが変化して、扇ねぶた・人形ねぶたとなったと考えられています。
    「ねぶた」という名称は、東北地方を始め、信越地方「ネンブリ流し」、関東地方「ネブチ流し」等の民族語彙分布と言語学から「ねむりながし」の眠りが「ねぶた」に転訛したものと考えられています。

    【ねぶたについて】
    ◆大きさ
    運行する台車(高さ約2m)に乗せた全体の大きさは、大きいもので幅約9m×奥行約7m×高さ約5m ・重さ約4t
    ◆使用している電球
    800~1,000個
    ◆運行にかかる費用
    1台約2,000万円と言われています。そのうちねぶた師の報酬は400~500万円で、その大半が材料費・人件費(電気関係・紙貼り等)に費やされます。
    ◆制作期間
    約3ヶ月
    ◆1台のねぶたに参加しているハネト(ねぶたと共に練り歩く踊り手)
    500~1,000人程、多い時には2,000人以上になる事もあります。

    【関西エリアでのねぶた派遣実績】
    1970.07 日本万国博覧会(大阪府)
    1987.08 第16回宝塚フェスティバル(兵庫県)
    1987.10 御堂筋パレード(大阪府)
    1990.08 国際花と緑の博覧会(大阪府)
    1994.11 京都まつり・都大路パレード(京都府)
    2001.11 京都まつり2001・都大路パレード(京都府)

    <参考UR>
    ・青森ねぶた祭オフィシャルサイト
     http://bit.ly/1A1nyUo
    ・青森県観光情報サイト アプティネット
     http://bit.ly/1x4QzSQ

    ヒルトンプラザ大阪 http://bit.ly/1sWtfQO
    HERBIS ハービス http://bit.ly/OfZlFM

    リリース(PDF) http://bit.ly/1vHFXrF

    発行元:阪急阪神ホールディングス
        大阪市北区芝田1-16-1