報道関係者各位
    プレスリリース
    2014年8月29日 14:00
    公益財団法人 日本数学検定協会

    「数学甲子園2014」の本選出場36チームが決定! 過去最多の189校368チームが予選に挑戦

    ~若さと才能あふれる十歳代が数学の力を競い合う!~

    公益財団法人日本数学検定協会(所在地:東京都台東区、理事長:清水静海)は、「数学甲子園2014(第7回全国数学選手権大会)」(後援:文部科学省)の予選を、2014年8月10日(日)、11日(月)、12日(火)、13日(水)の4日間、東京都・愛知県・大阪府のほか、全11都道府県で行い、本選出場36チーム(32校)を決定いたしました。 数学甲子園2014 公式ホームページURL: http://www.su-gaku.net/events/koshien/ 本選出場校: http://www.atpress.ne.jp/releases/50431/att_50431_1.pdf 本年の予選では、「実用数学技能検定」(数学検定)の準2級から2級(高校1年生から2年生)程度の問題20問(制限時間=60分)に、参加選手全員が挑戦しました。予選出場校・チーム数は、過去最多の189校368チーム1,473人(当初申し込み時から98人が欠席・辞退した最終値。昨年は159校291チーム1,206人が参加)。その結果、各チームの平均点上位30チームと、全国6ブロックの各ブロック最上位6チームの合計36チーム(163人)が、2014年9月14日(日)に東京で開催いたします本選への出場権を得ました。 「数学甲子園」は全国の中学生・高校生・高専生が団体戦で数学力を競い合う大会で、今年度で7回めを迎えました。 本選では、理数離れが問題視されるなか、163人の中・高・高専生が一堂に会して数学力を競います。 【「数学甲子園2014」開催要項】 大会名称 :数学甲子園2014(第7回全国数学選手権大会) 主催   :公益財団法人日本数学検定協会 後援   :文部科学省 本選開催日:2014年9月14日(日) 本選会場 :ソラシティカンファレンスセンター ソラシティホール       (東京都千代田区神田駿河台4-6) 賞    :○優勝 (1チーム) 賞状、優勝カップ、優勝旗(数鷲旗)、メダル       ○準優勝(1チーム) 賞状、記念楯、メダル       ○敢闘賞(2チーム) 賞状、記念楯、メダル       ○入賞 (3チーム) 賞状、副賞       ○特別賞(2チーム) 賞状、副賞 司会   : <篠崎菜穂子(フリーアナウンサー)> 算数・数学愛好家。当協会の実施する「実用数学技能検定(数学検定)」準1級、「ビジネス数学検定」の合格者。テレビ、ラジオのパーソナリティーとしても活躍中。 <林家久蔵(落語家)> 林家木久扇門下3人めの真打。落語家としては異彩の早稲田大学理工学部数学科を卒業。テレビ、ラジオでも活躍中。 参加資格 : (1)原則として中学校、高等学校、中高一貫教育校、高等専門学校(3年生まで)に在学する生徒または学生。 (2)1チーム3~5人のメンバーで、同一校の生徒または学生で構成(学年、男女の混成については問わない)。 (3)メンバーが在籍する団体の教諭・講師・関係者・チームの代表者(プレイングマネージャー)が監督として参加するものとします。どのようなチーム構成の場合でも、20歳以上の引率者(教諭・講師・関係者)が必要です。 備考   :今大会から本選出場枠を36チームに拡大しました(昨年は30チーム)。 本選概要 http://www.atpress.ne.jp/releases/50431/att_50431_2.pdf 歴代優勝校: 第1回(平成20年)愛知県立時習館高等学校(愛知県) 第2回(平成21年)愛知県立時習館高等学校(愛知県) 第3回(平成22年)福井県藤島高等学校(福井県) 第4回(平成23年)明照学園樹徳中学校・高等学校 Aチーム(群馬県) 第5回(平成24年)海陽学園海陽中等教育学校 Dチーム(愛知県) 第6回(平成25年)東海高等学校 チーム今でしょ!(愛知県) 【数学甲子園とは】 本大会は、全国の中学校・中高一貫教育校・高等学校・高等専門学校の数学日本一をチーム(3~5人)対抗戦によって決めるものです。毎年右肩上がりに出場校数が増え続けて、昨年は過去最高の159校291チームが出場し、熱戦の末に初出場の「東海高等学校・チーム今でしょ!」(愛知県)が優勝を飾りました。出場校数が増え続けていることを考慮し、今大会から本選出場枠を36チームに拡大しました(昨年は30チーム)。 本大会の特長は、単に数学の問題を解くだけではなく、自分たちで問題を創作しその問題についてプレゼンテーションを行うなどの競技を通じて、「数学力」「創作力」「問題解決能力」「チームワーク力」「プレゼンテーション力」を育むことにあります。 【今大会から本選出場枠を拡大!(30チーム → 36チーム)】 出場校数が増え続けていることを考慮し、今大会から本選出場枠を36チームに拡大しました(昨年は30チーム)。まず、チームの平均点の高い上位30チームを選抜します。残りのチームを全国6ブロックに分け、各ブロックの最上位チーム(計6チーム)を選抜し、合計36チームを選抜します(同一校から3チーム以上が該当する場合、同一校内の上位2チームのみ選抜)。 ※すでに上位30チームで同一校内の上位2チームの選抜が確定した学校は、ブロック選抜は対象外になります。 ブロック区分詳細: http://www.su-gaku.net/events/koshien/rules/index.html 【今回のみどころ】 ~入賞常連の愛知県勢。本選初出場の12校とどのような戦いをみせるか~ 前回大会優勝校の東海高等学校は今年も本選に駒を進めました。東海地域の出場校は、毎年優秀な成績を残しています。今大会、本選初出場は出場チームのおよそ3分の1にあたる12校。出場チームのなかでは唯一となる中学生チームや女子校チームの躍進にも期待が寄せられます。激戦のうえ本選に駒を進めた36チーム。はたして、優勝の行方はどうなるか、注目です。 【決勝は問題創作とプレゼンテーション 昨年のテーマは「無」】 決勝は、毎年、問題の創作とプレゼンテーションが行われており、昨年の課題は『「【無】ないこと・存在しないこと」をキーワードに数学の問題を作成しなさい』でした。 見ごと優勝を果たした愛知県の東海高等学校は、「コンパスがなく、定規のみで与えられた円に内接する正方形をいかに描くか」という作図問題を作成し、チームの総合力を発揮しました。 その他の順位は、<準優勝>攻玉社高等学校「数学研究愛好会」チーム(東京都)、<敢闘賞>開成高等学校「142nd(ひゃくよんじゅっせかんど)」チーム(東京都)、<入賞>灘高等学校「グリーチーム」(兵庫県)、栄光学園高等学校「ζ(1)(ぜーたわん)チーム」(神奈川県)、愛知県立岡崎高等学校「Aチーム」(愛知県)でした。また、準々決勝敗退校から選ばれる特別賞の「林家久蔵賞」に山形県立山形東高等学校「数学部A」チーム(山形県)、「ベストホープ賞」に豊島岡女子学園高等学校「キイロチーム」(東京都)の2チームが受賞しました。 【実用数学技能検定について】 「実用数学技能検定」(後援=文部科学省)は、数学・算数の実用的な技能(計算・作図・表現・測定・整理・統計・証明)を測る検定で、公益財団法人日本数学検定協会が実施している全国レベルの実力・絶対評価システムです。おもに、数学領域である1級から5級までを「数学検定」と呼び、算数領域である6級から11級、かず・かたち検定までを「算数検定」と呼びます。第1回を実施した1992年には5,500人だった受検者数は、2006年以降は年間30万人を超え、実用数学技能検定を実施する学校や教育機関も15,000団体を超えました。以来、累計受検者数は400万人を突破しており、いまや数学・算数に関する検定のスタンダードとして進学・就職に必須の検定となっています。日本国内はもちろん、フィリピンやカンボジア、インドネシアなどでも実施され(過去5年間で延べ20,000人以上)、海外でも高い評価を得ています。 【法人概要】 法人名 : 公益財団法人日本数学検定協会 所在地 : 〒110-0005 東京都台東区上野5-1-1 文昌堂ビル6階 理事長 : 清水静海(帝京大学教育学部初等教育学科長・教授) 会長  : 甘利俊一(理化学研究所脳科学総合研究センター 特別顧問、東京大学名誉教授) 設立  : 1999年7月15日 事業内容: (1)数学に関する技能検定の実施、技能度の顕彰及びその証明書の発行 (2)ビジネスにおける数学の検定及び研修等の実施 (3)数学に関する出版物の刊行及び情報の提供 (4)数学の普及啓発に関する事業 (5)その他この法人の目的を達成するために必要な事業 URL   : http://www.su-gaku.net