報道関係者各位
    プレスリリース
    2023年4月6日 18:00
    株式会社グローバルインフォメーション

    ペットサービス市場- 成長、動向、予測(2023年~2028年)

    株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「ペットサービス市場- 成長、動向、予測(2023年~2028年)」(Mordor Intelligence Pvt Ltd)の販売を4月6日より開始しました。

    ペットサービス市場は予測期間中にCAGR5.4%を記録すると予測されています。

    主なハイライト

    ペットに最大限の配慮と衛生管理を行う「ペットのヒューマニゼーション」の高まりは、市場の主要な促進要因であり、ペットサービス産業の発展に繋がっています。北米最大のペット市場である米国のペットフード市場の成長は、ペット飼育数の増加に起因しています。米国ペット用品協会(APPA)が実施した「2021-2022年全国ペット飼育者調査」によると、米国の世帯の70%、約9050万世帯がペットを飼育していることが分かっています。米国におけるペット産業の総支出は2021年に1236億米ドルとなり、2020年の1036億米ドルから19%増加しました。

    北米や欧州が最も優勢な地域の一つですが、オーストラリアなどのアジア太平洋の国々でもペットの飼育が増加しています。ペットの飼い主の間でペットサービスが普及しつつあることは、市場に好影響を与え、予測期間中の市場成長に大きく貢献するものと思われます。ペットの飼い主、特に富裕層は、ペットのために快適で豪華な製品を購入し、自分たちのライフスタイルを表現しようとする傾向があります。このため、多くの競合他社がグルーミング分野で数多くの製品を発売しています。ペットサービスには、ペットシッター、ペットグルーミング、ペット旅行、ペットトレーニング、ペットホテル、ペットのためのカスタマイズされた定期購入ボックスが含まれます。

    また、ペットの皮膚や被毛を健康にし、感染症のリスクを低減させることから、専門的なペットグルーミングセンターの需要も市場の成長につながっています。しかし、新興国の低所得やペットの扱いに関する知識の欠如といった要因が、予測期間中の市場成長の妨げになる可能性があります。

    つまり、ペットオーナーの間でのペットファッションの増加、ペットグルーミングセンターの需要の増加、ペットグルーミングにおけるスマートテクノロジーの開発の増加が、予測期間中の市場成長を促進すると予想されます。

    ペットサービス市場動向

    ペット飼育者数の増加とペットへの支出増加

    米国ペット用品協会(APPA)が実施した「全米ペット飼育者調査(2021-2022)」によると、米国では約9050万世帯がペットを飼育していることが判明しています。この30年間で、ペットの飼育率は全世帯の56.0%から68.0%になっています。このようなペット飼育のブームにより、富裕層向けの商品・サービスが大幅に増加しています。

    また、先進国では高齢化が進んでおり、高齢者の良き伴侶とされるペットのデイケアや宿泊施設の市場も拡大しています。カスタマイズは、ペットに個人的なタッチを加えるため、顧客にとってより魅力的であり、この要因はペットサービス市場の成長に大きな役割を果たすと予想されます。

    シャンプーなどのグルーミング製品の製造には、オーガニックや天然素材を使用するメーカーが増加しています。高度で費用対効果の高い、カスタマイズされたサービスの導入、ペットケアに対する関心の高まり、動物の健康支出の増加が、世界のペットサービスの需要拡大につながっています。

    ペットの飼育数が増えるにつれ、飼い主は食事やグルーミングなど、より多くのオプションを備えたサービス・パッケージにますますお金をかけるようになっています。また、ペットとサービスの重要性の高まりから、ペットケア用品やペット用家具などのアクセサリーの充実を求める声も強まっています。

    北米がペットサービス市場を独占

    北米のペットの親たちは、ペットの健康、魅力、安全性により多くのお金を費やしています。米国ペットプロダクション協会(APPA)によると、2021年だけで米国のペットケア産業の支出は1236億米ドルに達し、前年比19.3%増となります。

    米国と英国は、長い間、世界のペット市場をリードしてきました。米国は近年、ペット産業が飛躍的に成長しています。例えば、北米ペット健康保険協会(NAPHIA)が発表したレポートによると、2021年末に北米で保険に加入しているペットは約441万匹です。ペット健康保険マーケットプレースは、過去1年間で27.7%成長しました。

    また、NAPHIAによると、米国の総保険料ボリュームは26億米ドルに達し、2020年比で年間30.4%増となっています。カナダでは、総保険料ボリュームは3億1340万カナダドルで、前年比28.1%増となりました。ペットケアへの支出急増に伴い、富裕層のペットオーナーに向けた商品やサービスが大幅に増加しています。

    ペットのために快適で豪華な製品を購入し、自分たちのライフスタイルを表現することに強いこだわりを持つ飼い主がいます。このため、競合他社は北米市場で数多くの新製品やカスタマイズ製品を発売しています。

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