報道関係者各位
    プレスリリース
    2026年2月3日 12:09
    Avalon Consulting株式会社

    「年内入試」が前提の進路選択へ、大学入試の情報収集が変化

    総合型選抜時代を背景に、入試情報サイト「年内入試ナビ」の活用が進展 2025年は登録者数が11倍に増加

    大学入試において総合型選抜や推薦入試の比重が高まる中、進路選択に必要な情報を主体的に収集しようとする高校生や高校教員の行動に変化が見られている。
    その一例として、総合型選抜・推薦入試に特化した入試情報サイト「年内入試ナビ」の利用が拡大しており、2025年には登録者数が前年と比べて11倍に増加した。
    複雑化する大学入試制度の中で、進路選択を支援する情報基盤としての役割が高まっている。

    年内入試の拡大で変わる大学入試と進路選択

    近年、大学入試において総合型選抜や学校推薦型選抜といった、いわゆる「年内入試」の比重が高まっている。文部科学省が公表した「令和7年度 国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況」によると、総合型選抜が19.5%、学校推薦型選抜が34.1%を占めており、両者を合わせた年内入試による大学入学者は全体の約53.6%に達している。

    なかでも私立大学に限ると、年内入試による入学者の割合はさらに高く、約61.6%に上っている。多くの私立大学において、総合型選抜や学校推薦型選抜が学生募集の中核を担う入試方式として位置づけられていることがうかがえる。

    こうした状況を背景に、大学側では年内入試を前提とした評価基準や選考方法の多様化が進んでいる。学力試験のみならず、志望動機、活動実績、探究の取り組みなどを総合的に評価する入試方式が広がる中で、大学入試を取り巻く環境は大きな転換期を迎えている。

    この変化に伴い、高校生が進路を検討する際に必要とされる情報量も増加している。偏差値や学部構成だけでなく、入試方式ごとの特徴や求められる人物像、選考スケジュールなどを踏まえた上で、自身に適した進路を主体的に選択することが、これまで以上に求められるようになっている。

    また、高校教員にとっても、従来の画一的な進路指導では対応が難しくなりつつある。生徒一人ひとりの状況や志向に応じた進路提案が必要とされる中で、大学入試や進路選択の在り方そのものが大きく変化している。

    参照:文部科学省「令和7年度 国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況」
       https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/1414952_00009.html

    進路選択における情報収集行動の変化

    総合型選抜や学校推薦型選抜では、大学ごとに求める人物像や評価基準、選考プロセスが大きく異なる。そのため、単に大学名や学部を知るだけでは十分とは言えず、入試方式ごとの特徴や出願条件、選考時期などを横断的に把握する必要性が高まっている。

    こうした状況を背景に、高校生の進路選択における行動にも変化が見られる。従来のように学校や塾から提示された選択肢の中で進学先を検討するだけでなく、高校生自身が主体的に情報を収集し、複数の大学の募集要項や入試方式を比較しながら、進学先を検討する動きが広がっている。

    進路指導の現場においても、同様の変化が生じている。高校教員には、生徒一人ひとりの志向や活動内容に応じて、より多様な進路選択肢を提示する役割が求められるようになり、限られた時間の中で膨大な入試情報を把握・整理する必要性が高まっている。

    また、高校生にとっては、早い段階から進路に関する情報に触れ、自身の関心や適性を踏まえて検討を進めることが、年内入試への対応において重要になっている。進路選択における情報収集は、受動的なものから主体的なものへと移行しつつあり、こうした変化に対応するための情報基盤や仕組みの重要性が、これまで以上に高まっている。

    入試情報サイト「年内入試ナビ」の利用が拡大

    こうした進路選択や情報収集行動の変化を背景に、総合型選抜や学校推薦型選抜に特化した入試情報サイト「年内入試ナビ」の利用が拡大している。複雑化する年内入試に関する情報を整理し、高校生や高校教員が必要な情報に効率的にアクセスできる点が評価されている。

    年内入試ナビでは、大学ごとに異なる入試方式や募集要項の情報を一覧で確認できるほか、入試区分や条件をもとに比較・検討しやすい設計となっている。これにより、高校生が自ら進路選択を考える際の情報収集を支援するとともに、高校教員にとっても進路指導の初期段階で活用しやすいツールとして利用が広がっている。

    実際に、総合型選抜や学校推薦型選抜への関心の高まりを受け、年内入試ナビの登録者数は2025年に前年と比べて11倍に増加した。高校生個人での利用に加え、進路指導の現場で教員が補助的に活用するケースも増えており、利用層は広がりを見せている。

    進路選択における情報収集がより主体的・早期化する中で、年内入試ナビは、年内入試に関する情報を集約・可視化する情報基盤としての役割を担い始めている。今後も、大学入試を取り巻く環境の変化とともに、こうした入試情報サービスの重要性はさらに高まっていくとみられる。

    高校現場で「年内入試ナビ」の活用が進む理由

    年内入試ナビの利用が広がる背景には、進路指導の現場で日常的に実感されている課題がある。総合型選抜や学校推薦型選抜では、大学ごとに入試方式や評価基準が異なるため、進路指導の初期段階から多くの情報を整理し、生徒に提示する必要がある。

    こうした中で、年内入試ナビは、年内入試に関する情報を一元的に確認できる点が評価されている。高校教員にとっては、生徒一人ひとりの志向や活動内容を踏まえながら、複数の進路選択肢を検討する際の補助的なツールとして活用しやすいという特徴がある。

    また、高校生自身が主体的に進路を考える機会が増えていることも、活用が進む要因の一つとなっている。年内入試ナビを通じて入試情報に触れることで、早い段階から大学や入試方式への理解を深め、自身の進路について考えるきっかけを得るケースも見られる。

    進路指導においては、限られた時間の中で多様な選択肢を示すことが求められる中、情報収集や整理を効率化できる仕組みの重要性は今後さらに高まると考えられる。年内入試ナビは、こうした高校現場のニーズに応える情報基盤として、活用の幅を広げている。

    今後の展望:進路選択を支える情報基盤としての役割

    総合型選抜や学校推薦型選抜を中心とした年内入試が大学入学の主流となる中で、進路選択を取り巻く環境は今後も変化していくと考えられる。入試方式の多様化や評価基準の高度化が進むにつれ、高校生や高校教員に求められる情報の質や量は、さらに増加していくことが想定される。

    こうした状況において、進路選択に関する情報を分かりやすく整理し、必要な情報へアクセスしやすい環境を整えることの重要性は一層高まっている。高校生が主体的に進路を考え、高校教員が限られた時間の中で適切な支援を行うためには、情報基盤の役割が欠かせないものとなっている。

    年内入試ナビは、年内入試に関する情報を集約・可視化することで、進路選択を支える一つの基盤としての役割を担っている。今後も、大学入試を取り巻く環境や教育現場のニーズの変化に応じながら、進路選択に関わる関係者を支援する情報提供の在り方が求められていくとみられる。

    入試情報サイト「年内入試ナビ」について(サービス概要)

    年内入試ナビは、総合型選抜・学校推薦型選抜(いわゆる年内入試)に特化した大学入試情報サイトです。大学ごとに異なる入試方式や募集要項の情報を整理・可視化し、高校生や高校教員が進路選択を検討する際の情報収集を支援しています。教育現場や大学入試を取り巻く環境の変化を踏まえ、進路選択を支援する情報基盤として活用されています。

    URL:https://nennai-nyushi-navi.jp/