報道関係者各位
    プレスリリース
    2014年6月9日 09:30
    データサイエンティスト育成検討事務局、株式会社チェンジ

    データサイエンティストの育成体系・スキル定義を 利用しやすいクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで公開

    育成に積極的な企業を中心に データサイエンティスト育成検討事務局を設立

    データサイエンティスト養成研修を手がける株式会社チェンジ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:神保 吉寿、URL: http://www.change-jp.com/ )は、データサイエンティストの育成に積極的な教育企業やITベンダー・分析企業らとの連携により、「データサイエンティスト育成検討事務局」を設立し、データサイエンティストの育成体系・スキル定義と人材像モデルを、各団体で自由に活用できる形式で公開します。

    ■データサイエンティスト育成体系・スキル定義の公開
    「世界最先端IT国家創造宣言」では、オリンピックが開催される2020年までに、世界最高水準のIT利活用社会の実現とその成果を国際展開することを目標とする、と宣言され、ビッグデータに対する期待は大きく、市場認知も進みつつあります。

    一方で、ビジネスの現場では「ビッグデータやデータサイエンティストという言葉の定義が騒がれ、具体的な育成指針が見えない」「組織として、データよりも勘や経験で動く人間が多い」などの課題に引きずられ、IT利活用の裾野拡大が必要といわれているものの、迅速な動きができていない状況にあります。

    そこで、ビジネスパーソンのデータ利活用スキルを底上げし、データサイエンティストを育成・輩出していくために、育成に積極的な教育企業やITベンダー・分析企業らとの連携により、「データサイエンティスト育成検討事務局」を設立し、データサイエンティストの育成体系とスキル定義を作成いたしました。

    この育成体系とスキル定義は、各企業で利用しやすいよう、最も自由度の高いクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで提供いたします。

    今後も、「データサイエンティスト育成検討事務局」では、日本におけるデータ利活用の普及、ビジネスへの貢献、国際競争力強化に向け、データ活用の裾野の拡大、データサイエンティスト輩出のための支援をしてまいります。


    ■データサイエンティスト育成体系およびスキル定義について
    データサイエンティストに関するスキルを、「ビジネスインサイト」「アナリティクス」「エンジニアリング」の3つに分類し、それぞれ1~5のレベルで評価・定義するモデルです。


    ■データサイエンティスト人材像
    データサイエンティストをスキル別の専門家とブリッジ人材の4タイプに分けて定義しました。


    ■データサイエンティスト育成検討事務局
    <目的>
    日本におけるデータ利活用の普及、ビジネスへの貢献、国際競争力強化に向けて必要となるスキルや経験、情報の流通・普及を目的とし、人材育成に積極的な企業・団体で構成されています

    <事務局長>
    高橋 範光 株式会社チェンジ 取締役

    <事務局構成メンバー>
    ・倉橋 一成
     iAnalysis合同会社 代表・最高解析責任者
    ・小島 薫
     ウイングアーク1st株式会社 執行役員CMO 営業本部マーケティング担当
    ・林 直樹
     日本ユニシス株式会社 ビジネスイノベーション部門 新ビジネス推進部
     マーケティング事業推進室長
    ・鍋島 七月
     株式会社 エヌ・ティ・ティ・データ・ユニバーシティ
     ソリューション事業部長
    ・古川 宏幸
     日本サード・パーティ株式会社 取締役 常務執行役員
    ・柳沼 克志
     株式会社ITプレナーズジャパン・アジアパシフィック 代表取締役


    ■データサイエンティスト育成検討事務局の今後の活動予定
    ・データサイエンティストの「育成体系」「スキル定義」を継続的にブラッシュアップしていきます
    ・レベル別の人材像モデルを設定します
    ・各社の育成研修を育成体系に紐付け、体系に沿った育成を可能にしていきます
    ・人材育成コミュニティの設置準備を進め、2015年度以降はより専門性の高い「レベル3以上」の人材育成を進めます